レフトハンド・ブラザーフッド の商品レビュー
知念作品気に入って多く読んできた。 レフトハンドブラザーフッド 私が読んだ中では最もつまらない作品かな。 フッドの意味が何か分からなかった。 Foodなのか? 糧 mental food 心の糧 これなのかな?
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知念実希人の新作は450ページ超えの大作。設定から面白いので詳しい言及は避けるが『君の名は。』や『ヴェノム』を彷彿とさせるトリッキーなバディもの。正直ミステリーとしては反則な気もするが…w事件の真相以上に薬物や家族・恋人に対する依存の描写がピエール瀧の一件とも重なって印象に残っ...
知念実希人の新作は450ページ超えの大作。設定から面白いので詳しい言及は避けるが『君の名は。』や『ヴェノム』を彷彿とさせるトリッキーなバディもの。正直ミステリーとしては反則な気もするが…w事件の真相以上に薬物や家族・恋人に対する依存の描写がピエール瀧の一件とも重なって印象に残った。
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帯が煽りすぎ。これはいつもの事なのですが。ドラッグの怖さというのは伝わってくるし、絶対手を出して欲しくない。でもその辺で買えちゃう怖さもあって、その意味ではそういう世代の人達に読んで欲しいと思うけれど、そもそもこの分厚さの本を読む人は、そういうのとは無縁のような気がする。2人の絆、と書いてあるのだけど、どうも私には芝居がかりすぎていて、ちょっと退屈な舞台を見ているようだった。背景が私には合わなかったんだと思う。二転三転するのだけど、途中から2人?の小芝居のようなやりとりに疲れてしまいました。
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『神のダイスを見上げて』に続き、医学小説以外で勝負してきた。本作もまた、現役医師作家である知念実希人の意欲作なのだろう。何しろ、こういう設定である。医学的リアリティに拘りすぎると、書けない物語だ。 帯には「誰も見たことのない2人の絆」とある。どういう設定かは帯に書いてあるが、一応ぼかしておこう。正直、似たような「2人」の設定はあると思うが、真っ先に思い浮かんだのはある漫画。その漫画の設定は、本作とは逆で「右」だったが。 実家から逃げ出し、ひたすらロードレーサーを飛ばして東京を目指す2人。多摩川の河川敷でようやく休むことにしたが、この判断がすべての発端だった。殺人事件の容疑者となってしまった「岳士」。捕まったら最後、無実の訴えなど聞いてもらえないだろう。残された道は、自らの手で真犯人を探し出すこと。 あまりにもついていない「岳士」に序盤から苦笑してしまうが、その後も突っ込みどころだらけ。真犯人という本丸に近づくためとはいえ、どんどん深みにはまっていく。何だか本来の目的と逸脱していくような…。『海斗』は警告するが、そもそもお前がけしかけたんだろうが、と言いたくもなる。とにかく展開は速い。 追い詰められた「岳士」に、あるショック療法をほどこす『海斗』。自業自得なのは否定できない。こんな苦痛は一生味わいたくないものである。詳しくは書けないが、2人の関係の変化に注目したい。そもそもこんな関係になったのは、過去のある出来事にあった。若さ故というべきか、向こう見ずというべきか。 真相は、意外に思う面と、やっぱりなと思う面があったかな。厚さの割には、遅読の自分でもすぐに読めた。最初から最後までノンストップで駆け抜ける、映像化には打ってつけの作品だろう。じっくり謎に迫る医学小説とは一味違う、リーダビリティがあるのはさすがと言える。それにしても、そもそも『海斗』とは…。
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内容(「BOOK」データベースより) 左手に宿る“兄”と俺。奇妙な2人の逃避行が始まる―ある事故以来、左手から死んだ兄・海斗の声が聞こえるようになった岳士。家出した2人は殺人事件に巻き込まれ、容疑者として追われるはめに。濡れ衣を晴らそうと奔走する岳士と海斗だが、怪しいドラッグ「...
内容(「BOOK」データベースより) 左手に宿る“兄”と俺。奇妙な2人の逃避行が始まる―ある事故以来、左手から死んだ兄・海斗の声が聞こえるようになった岳士。家出した2人は殺人事件に巻き込まれ、容疑者として追われるはめに。濡れ衣を晴らそうと奔走する岳士と海斗だが、怪しいドラッグ「サファイヤ」、そして美しい彩夏との出会いで“兄弟”の思惑はすれ違いだす…予想不可能のラスト、切ない衝撃に涙があふれる。
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