とびきりおかしなマラソンレース の商品レビュー
息子7歳7か月 息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。 〈親〉 絵が好き ◯ 内容が好き ◯ 〈子〉 何度も読む(お気に入り) ◯ ちょうど良いボリューム その他 息子が読むには少し文字が小さくて長かったの...
息子7歳7か月 息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。 〈親〉 絵が好き ◯ 内容が好き ◯ 〈子〉 何度も読む(お気に入り) ◯ ちょうど良いボリューム その他 息子が読むには少し文字が小さくて長かったのもあって、 久しぶりに読み聞かせ。 こんなおかしなマラソン大会が本当にあったのか? スペシャルドリンクがストリキニーネ? コースで追走する車や自転車のせいで土煙が舞い上がり、選手たちがまともに呼吸できない、なんてこともあったらしい。 なんて過酷なレースなんだろう。 インチキしたローツ。 インチキはよくないけれど(マラソン界から永久追放されたらしい)、なんとなくにくめない。 「ダメだよねえ」と言いながら、息子も笑っていました。
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1904年ミズーリ州セントルイスで、アメリカ初のオリンピックのマラソンレースが開催されました。前日に降った大雨の影響で、予定していたコースを変更したのですがこれがとんでもなく走りにくいコース、そして選手も自由気まま。途中でコースをはずれてしまったり、りんご畑で足をとめたり、さらに...
1904年ミズーリ州セントルイスで、アメリカ初のオリンピックのマラソンレースが開催されました。前日に降った大雨の影響で、予定していたコースを変更したのですがこれがとんでもなく走りにくいコース、そして選手も自由気まま。途中でコースをはずれてしまったり、りんご畑で足をとめたり、さらには車で移動する選手まで現れて…。今ではとても考えられない大らかなレースですが、さまざまな国の人がともに競い、楽しむというオリンピックの精神は今も変わらないということを教えてくれる一冊です。
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今年は東京オリンピック(マラソンは札幌)なので読み聞かせにもっていっています。 低学年から高学年まで使えます。 アメリカで初めてマラソンレースが行われた、1904年セントルイスオリンピックでのゴタゴタです。 本番前日の雨でコースが流れ急遽変更したコースは砂埃の舞うデコボコ道、...
今年は東京オリンピック(マラソンは札幌)なので読み聞かせにもっていっています。 低学年から高学年まで使えます。 アメリカで初めてマラソンレースが行われた、1904年セントルイスオリンピックでのゴタゴタです。 本番前日の雨でコースが流れ急遽変更したコースは砂埃の舞うデコボコ道、 給水所もない、 医者の乗った車は崖から落ちれしまう、 途中で観客とおしゃべりしたり桃やリンゴを食べながら走る選手、 犬に追いかけられてコースを外れる選手、 選手にストリキニーネと卵白とブランデー入りのスタミナドリンクを渡すトレーナー、 レース中倒れたのに終了するまで気づかれなかった選手、 怪我で車に乗ったのに1着でゴールしてしまった選手…。 生徒たちはびっくりしたり笑ったりしながら聞いてくれました。私も読みながら「本当か?!」と突っ込みたくなることばかりで読みながら笑ってしまいます。 本の最後には、実際にこの選手たちのその後どうなったかが書かれているので、生徒たちにも軽く説明をしました。 本の最後は「無茶苦茶なレースですが、世界中から集まった選手たちが、みんな肩を並べて精一杯ゴールを目指したことがマラソンのおもしろさ、オリンピックの精神なのです」で締められているので、 「今年は東京に世界中から運動したいという選手や、見たいというお客さんがオリンピックに来るので、そういうことを考えながら見ると面白いかもしれません」とか言う話をしました。 読み聞かせのときの子供の感想が「昔はルールとか決まってなくて本番じゃないみたい」ということだったので、 「こういう選手たちが色々やってきたから、今は運動中に水分補給が大切とか、選手のお金は国が出そうとか、運動しやすい服ができたりして、100年かけてスポーツが進化してみんなもスポーツを楽しめるようになったんですね。最近の整備されたオリンピックも、このような選手たちが頑張ってきたからだと思うと面白いと思います」などという話をしてみました。 さて。令和元年(2019年)の大河ドラマ「いだてん」は、日本でオリンピックを開催しようとする人たちの奮闘記で、主人公の一人は日本人初オリンピック出場したマラソンの金栗四三選手です。 金栗四三が初めて出たオリンピックは1912年のストックホルムですが(こちらも自腹での参加、猛暑のなか金栗選手が行方不明になったり亡くなる選手もいて相当滅茶苦茶でしたが)、大河ドラマ内でも当時の記録で実際のヒックス選手が倒れ込む様子が使われ「セントルイスオリンピックでは1位の選手がフラフラになってゴールして倒れ込んだ。そのためにマラソンは危険だという話がある」と反対意見があると語られていました。 この絵本は絵本だからかなりコミカルに描かれていますが、今日のスポーツを楽しもう、という姿勢になるまでまさに多くの人たちの足跡があったのだと改めて思いました。 選手たちのその後はこんな感じ。 ●1位 ストリキニーネを飲まされたアメリカのヒックス選手 ⇒3時間半で優勝したが「二度と走りたくない!」と引退。なおストリキニーネは現代なら強壮剤着用のドーピング扱いになるそうだが、本人の意思じゃなく飲まされたなら気の毒な。 ●2位 フランスのコーリー選手 ⇒「走り足りない!」と元気にゴール。その後160キロマラソンを18時間半で走り当時の新記録。近年の100キロマラソンの先端を突っ走ってましたね。 ●4位 観客とおしゃべりしたりリンゴ食べながら走ったキューバのカルバハル選手 ⇒本当にお金がなくて、苦労してセントルイスにたどり着き、3日間食事をしていなかった。その後スポーツ・エージェントとマラソン選手として契約たらしいが、結局生涯貧乏だったらしい。 ●9位 犬に追いかけられた南アフリカのタウ選手 ⇒1.5キロコースアウトしたにしてはまあ悪くはない。 ●車に乗って1着でゴールしたアメリカのローツ選手⇒永久追放を言い渡されるがその後許され、翌年のマラソンレースで優勝。 ●ファッションを気にしてゆっくり走ったギリシア選手たち ⇒マラソン初参加だった。
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アメリカではじめて開かれた1904年のセントルイス・オリンピックで、マラソンレースが行われました。コースはでこぼこ、つちぼこりがもうもう、給水もほとんどなく、すごい暑さの中、選手たちは死にそうになりながら走ります。今では考えられない過酷なレースとびっくりするようなハプニング!
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1904年のセントルイスオリンピックでのマラソンの様子。今では考えられないようなレース。30度を超す暑い日だったとか。東京オリンピックは大丈夫かしら?
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