ドクター・デスの遺産 の商品レビュー
もし自分が完治しない病気になって家族に看病してもらわないと生きていけないなら安楽死を選ぶかもしれない。 でも自分の子どもや親や友人が安楽死を望んだら止めるかもしれない。 生きていてほしい気持ちもあるし、これ以上苦しい思いをせずに楽になってほしい気持ちもある。 難しい問題。
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犬養シリーズ4作目。 今度は安楽死問題。 ドクターデスをただの殺人者とするにはあまりにも難しい問題。 自分や大事な人がもう助からない状態でただ苦しんでいたら、安楽死を選択するのは悪なのか。。 自分だったら穏やかに逝かせてほしいと思うかも。 考えさせられる。。
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生きる権利があるなら死ぬ権利もある。頭では分かっていても、大切な家族がその決断をしたらやっぱり悲しい。でも耐え難い苦痛の果ての選択だったらどうなのか?日本では違法の安楽死について、近い将来自分にも関わる問題かもしれないと思った。
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ドクター・デスのやっていたことが正義か悪か わからない、、 自分の大切な人が苦しんでいたら、自分も一緒に苦しみながら楽になる方にいってしまうかもしれない
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ドクター・キリコを思い出した。手塚治虫の傑作「ブラックジャック」に出てくる黒い医者だ。 中山七里は多種多様な作品を書いているが、その中でも犬養隼人シリーズは作者が気になる社会問題を提起する場にしているような気がする。 「切り裂きジャックの告白」では臓器移植。 「ハーメルンの誘拐魔...
ドクター・キリコを思い出した。手塚治虫の傑作「ブラックジャック」に出てくる黒い医者だ。 中山七里は多種多様な作品を書いているが、その中でも犬養隼人シリーズは作者が気になる社会問題を提起する場にしているような気がする。 「切り裂きジャックの告白」では臓器移植。 「ハーメルンの誘拐魔」では子宮頸がんワクチン。 そしてこの「ドクター・デスの遺産」では安楽死。 医療に関する社会問題を作中で賛否両論展開し、読者に「貴方はどう考える?」と提起しているように思える。中山七里の作品にはシリーズ化しているキャラクターがいるが、毒島や御子柴に語らせるよりはまだ「普通」に近い犬養隼人に語らせる方が良いと思ったのかは分からないが。 安楽死について作中で色々な意見が出るが、根本はただ一つだけ。日本で合法化されているか否か、それだけだ。どんなに人間としての尊厳や死ぬ権利を叫んだところで現在は違法で殺人にしかならない。今後、状況が変わって合法になれば罪に問われない。それだけだ。 手塚治虫がドクター・キリコを初めて登場させたのは1974年。そこから約50年経過した今も尚、日本では安楽死が合法化されてはいない。
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すごく複雑な問題で 色んな事を考えさせられる。 介護現場で働いていた事もあり、ほんとに すごく深い内容の一冊。
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シリーズものらしく刑事の関係性とかよく分からなくて読み飛ばしたけど、面白かった。 安楽死はあり?なし?って話で考えさせられた。 ドクターデスの正体に驚愕!っていうのは無くて予想ついた。あと証拠がポンポンでてくるとことか、最後主人公が安楽死の選択をを迫られる展開になるのとか、フィ...
シリーズものらしく刑事の関係性とかよく分からなくて読み飛ばしたけど、面白かった。 安楽死はあり?なし?って話で考えさせられた。 ドクターデスの正体に驚愕!っていうのは無くて予想ついた。あと証拠がポンポンでてくるとことか、最後主人公が安楽死の選択をを迫られる展開になるのとか、フィクションって感じ。
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刑事犬飼隼人シリーズ言うてもそのシリーズ見たことないんよぉと思いながら読んだが関係ないっすわ(めちゃおもろい) まさかそうなるとは…ってのの塊。 中山七里さんの本読んでこ…
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コレは感慨深い本だった〜。 安楽死がテーマで、ストーリーも面白い。 人それぞれが持つ、大義を貫く是非が焦点でした。
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先に映画を観たけれど原作の方が心を揺さぶられた。 患者の苦痛を取り除き、安らかな死を与えるドクター・デス。 法的には認められていない安楽死で救われる心がある。 死ぬ権利を尊重することが悪いことだと思えないのは罪だろうか。 終盤で問われた選択には考えさせられる。
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