ノースライト の商品レビュー
ノースライトは優しく照らし、影をも溶け込む。青瀬を取り巻く不穏な過去と現在にも柔らかい光が降り注ぐ。傑作Y邸とタウトの椅子を巡る謎が素晴らしく、夢中になった。親友にも同僚にもライバルにもそれぞれの過去があり、それが巧みに物語を牽引する。最後はあっと言わせる結末ながら、とても綺麗に...
ノースライトは優しく照らし、影をも溶け込む。青瀬を取り巻く不穏な過去と現在にも柔らかい光が降り注ぐ。傑作Y邸とタウトの椅子を巡る謎が素晴らしく、夢中になった。親友にも同僚にもライバルにもそれぞれの過去があり、それが巧みに物語を牽引する。最後はあっと言わせる結末ながら、とても綺麗にまとまっていた。素晴らしい作品でした。大好き度❤️❤️❤️❤️
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後半は特に疾走感があってワクワクしながら読み進められ、謎が解けて行く様子が楽しかったです。 青野一家のその後が読みたいです。
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物語は楽しめたけど、情景が分かりにくく、自分語りが長ったらしくて読み終わるのにかなり時間が掛かりました。 私には合いませんでした。
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ミステリーとも少し違うような。 でも、美しい話だったな。 なんかこう悪人が出てこないんだよね。 わたしが最後に帰る場所は どこかなとも考えた。 育った実家だな。 そこ以外は考えられないなぁ。
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美しいミステリでした。 建築には全く知識も興味もないのだがこういう世界もあるのかと最後まで楽しんで読むことができた。 青瀬はこの後きっと色々うまくいくのだろう。
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読み始めてから頓挫し、また最初から読み直し•••を繰り返し、読み終わるまで読むのにすごく(年単位の)時間がかかった本でした。面白くないわけではない。けど、いつも読む横山秀夫は、あっという間に本の世界にグイグイ引き込まれて止められなくなるのに、この本にはそれがなかった、というかその...
読み始めてから頓挫し、また最初から読み直し•••を繰り返し、読み終わるまで読むのにすごく(年単位の)時間がかかった本でした。面白くないわけではない。けど、いつも読む横山秀夫は、あっという間に本の世界にグイグイ引き込まれて止められなくなるのに、この本にはそれがなかった、というかその掴みがこの本はすごーく最後の方でした。 Y邸もそうですが、メモワール、どんな建物なんだろ。
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一見必要かと思うエピソードが後々重要になったり、相当作り込まれていると感じた。文章の上手さや語彙力も凄く、自然読む手も弾んだ。 建築については全くの素人で、タウトについてもピンとはこなかったが、良く物語の進行と融和していて説得力があった。 ただ全体的に湿っぽいので、好みは分かれそ...
一見必要かと思うエピソードが後々重要になったり、相当作り込まれていると感じた。文章の上手さや語彙力も凄く、自然読む手も弾んだ。 建築については全くの素人で、タウトについてもピンとはこなかったが、良く物語の進行と融和していて説得力があった。 ただ全体的に湿っぽいので、好みは分かれそう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初はちょっと重々しいなというはじまりでした。 もっと軽々しく生きれば良いのに、昔の思い出ややってきたこと、自分が言った言葉に縛られて、ずっと内面を堂々巡りしているような印象でした。 (文章が上手いので読ませるけど) ちょっとめんどくさい男だな〜とか思いつつ……途中からは一気読み。 読み終わった今思うのは、青瀬はとても優しい人なんだなってことです。だから色々考えるんだな。 あと、ドロドロしてそうな人間関係が、実はピュアで真っ直ぐだったってこと。 マユミと岡嶋の関係とか、岡嶋の仕事に向かう姿勢とか、能勢とゆかりの関係とか、東洋新聞の繁田が岡嶋の事故現場に花束を持って現れたこととか。 私達は必死で生きてて、その場その場で最良の選択をしているだけで、そんな中で誰かを傷つけてしまったりすることもあるけれど、 本当に嫌な人間なんていないのかなって思ったりして。 岡嶋が青瀬を称した「仕事は天才肌」 青瀬自身は自分を取るに足らない人間だと思っているから、私もそうなのかと思って読んでたけど、その一言で別の視点で読めるようになった。 身近な人が実は凄かった、みたいな感動を持って読んでた。 最後、みんなが岡嶋の子供が胸を張って生きられるように、岡嶋の人生が輝けるものであったことを示すために、命を削るようにして力を合わせて作った「藤宮春子メモワール」の設計書。 それを想って泣きました。 人は自分の欲望のためじゃなくても、誰かのためにこんなに力を出せる、素晴らしい生き物なんだ。 長い序章は全てこの感動のラストのためにあったんだな、と、そう思いました。 最後の方は、ページ開くだけで泣いてしまうように条件付けられてしまった…… 青瀬がこれから歩む明るい未来に想いを馳せて、本を閉じました。
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美しい、、、なるほどでした。 戦中の出来事を絡めた建築にまつわるミステリー。 長編にも関わらず、読み進めるうちに次に次にとはやる気持ちを押さえながらも読むスピードが下がらず、途中、何度も戻っては読み、戻っては読みを繰り返してしまいました。読了するのがいやでした。 久しぶりに...
美しい、、、なるほどでした。 戦中の出来事を絡めた建築にまつわるミステリー。 長編にも関わらず、読み進めるうちに次に次にとはやる気持ちを押さえながらも読むスピードが下がらず、途中、何度も戻っては読み、戻っては読みを繰り返してしまいました。読了するのがいやでした。 久しぶりに感じた読了したあとの惜しさとストーリーへの満足感。 期待を裏切らない安心感がありました。 積読の横山さんの本、早く読まないと。
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先生の作品の中では少し異色なのかもしれない。ミステリーはミステリー、しかも相当綿密に張り巡らされたプロットだけどどうにもウエットで。もちろん人間対人間の情愛がミステリーの幹を貫いているのは今までの作品も同じなのだが、どこかしら事件報道を思わせる対象との距離感が好きだ。今作はどっぷ...
先生の作品の中では少し異色なのかもしれない。ミステリーはミステリー、しかも相当綿密に張り巡らされたプロットだけどどうにもウエットで。もちろん人間対人間の情愛がミステリーの幹を貫いているのは今までの作品も同じなのだが、どこかしら事件報道を思わせる対象との距離感が好きだ。今作はどっぷりと人物に入り込んでいる分、むしろ壁が高くなってなかなか感情移入できなかった。 家具職人と建築業界という若干浮世離れした感覚も入り込めなさに拍車をかけている気もする。 とにかくページが重かったわ。
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