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ノースライト の商品レビュー

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373件のお客様レビュー

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2023/12/04

話しは面白いのだが自分が建築家でも無いので建物の風景が頭の中で思い描き辛かった 吉野が失踪した理由も最後には分かるようになっていたのでスッキリした

Posted byブクログ

2024/04/26

2020年12月 NHKでドラマ化。連載小説だった本作を、改稿を重ねて6年もかけて仕上げたという力作だけあって今までの横山作品とは違い、柔らかく降り注ぐ光が印象に残る作品です。 一級建築士 、青瀬稔が渾身の力で設計したその美しい「木の家」に、依頼主の家族は引っ越してこない‥。三...

2020年12月 NHKでドラマ化。連載小説だった本作を、改稿を重ねて6年もかけて仕上げたという力作だけあって今までの横山作品とは違い、柔らかく降り注ぐ光が印象に残る作品です。 一級建築士 、青瀬稔が渾身の力で設計したその美しい「木の家」に、依頼主の家族は引っ越してこない‥。三千万円という費用を支払いながら行方不明の一家。そこに置かれていたブルーノ・タウトの一脚の椅子。それだけで十分読み手を刺激するテーマです。 ミステリアスな内容とは別に、バブル崩壊後の一級建築士たちの苦悩や心意気を見せてくれます。作中にもあった「ゴルゴ13のような寡黙な建築士」青瀬の男気が素敵です。 作者の横山秀雄さんは元新聞記者でした。ブルーノ・タウトのことや 建築士たちのことをよく調べて読者に分かりやすいように伝える その技量は、元新聞記者としての経験でしょう。 本書に登場する信濃追分、洗心亭、旧日向別邸、モンマルトルの丘‥それらをひとつひとつ辿りたくなります。こんな旅情が沸き起こるとは思いませんでした。そこがこの作品の真髄かもしれません。

Posted byブクログ

2023/10/05

ブルーノ・タウトと建築士、依頼主の過去からつながる絡み合う関係を追うストーリーは、最初は正直中々読み進められなかったが、後半に入ってからの展開は見事でした。

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2023/08/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ブルーノ・タウトに絡んだ小説。素敵な一軒を設計した建築士と施主との物語。カリエなんて変な名前だなぁと思っていたがまさかで少しやられた。でもなんとなく妻が絡んでるっぽいとかは想像できちゃったので点数低め。

Posted byブクログ

2023/08/13

 建築依頼と一家失そうのミステリーの舞台。建築士である主人公が最初からこの物語に組み込まれていた展開がとても面白かったです。世界的な権威の建築士タウトのことも勉強になりました。

Posted byブクログ

2023/05/06

終わり3分の1は、圧巻! 前半は、情景や心情の描写が細やかで、語彙の豊富さが際立つ印象(読めない漢字もありました笑)から一転。 様々な話が布石となり、最後繋がっていく爽快感。 失敗や堕落もありつつ、結局人の想いを大事にする主人公の行き方にも共感!

Posted byブクログ

2023/04/26

100ページ超えたあたりまで頑張ったのですが、なかなか物語に没入できずリタイアしました。みなさんのレビューを読むと盛り上がりは後半からみたいにあったので頑張ったのですが。。。(><)

Posted byブクログ

2023/04/16

久しぶりに横山さんの本を読みましたが、警察もののような大きな事件が起きるわけでもないのにすごく面白かったです。今まであまり関わってこなかった建築関係の話ではあるけれど、タウトに関してもすごく興味が湧いた。「自分の住みたい家」という発注の意図が最後に分かった時に人との思わぬ繋がりや...

久しぶりに横山さんの本を読みましたが、警察もののような大きな事件が起きるわけでもないのにすごく面白かったです。今まであまり関わってこなかった建築関係の話ではあるけれど、タウトに関してもすごく興味が湧いた。「自分の住みたい家」という発注の意図が最後に分かった時に人との思わぬ繋がりや因縁のようなものも感じたけれど、それぞれの人物が心の荷を下ろせたような結末に何だか一緒にホッとするような気持ちになった。

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2023/02/14

横山秀夫さん、初読み。 分厚い上に物語の流れが緩やかな為、平成~令和を跨いで読了まで4日間を費やした。 語彙が豊富で表現力も繊細。 建築がテーマだが、随所にその美しい表現力が反映されていた。 主人公、一級建築士の青瀬が設計し「平成すまい200選」にも掲載されているY邸。 け...

横山秀夫さん、初読み。 分厚い上に物語の流れが緩やかな為、平成~令和を跨いで読了まで4日間を費やした。 語彙が豊富で表現力も繊細。 建築がテーマだが、随所にその美しい表現力が反映されていた。 主人公、一級建築士の青瀬が設計し「平成すまい200選」にも掲載されているY邸。 けれど完成したその家には誰も住んでいない。 一家はどこへ? ミステリー要素とは別に、青瀬と青瀬が探すY邸の施主、吉野淘汰、二人の生い立ちが物語に深みを増していた。 静謐で深みのある人間ドラマを堪能。 平成に逝った、二級建築士で大工の父に想いを馳せながら読了。

Posted byブクログ

2023/01/15

序盤は最後まで読めるか不安だったが、終盤は読む手が止まらないほど一気に読めた。 専門的な内容が多い、人物像が頭に描きにくい、と言う点で私がついていけない時があった。 裏切られた結末でもなければ、伏線回収もキーパーソンってほどでもなかった。

Posted byブクログ