鳥肉以上、鳥学未満。 の商品レビュー
著者の話は何度か聞く機会があったが、学会のシンポジウム司会でも楽しくとっつきやすく話してくれる話術は、貴重なものだと思う。 私も翼の構造を示すために親子向けお話し会などで手羽を組み立て直したものを使うことがあるが、鳥の筋肉や骨の構造を知るには鶏は身近で便利な存在。もちろん鶏はほと...
著者の話は何度か聞く機会があったが、学会のシンポジウム司会でも楽しくとっつきやすく話してくれる話術は、貴重なものだと思う。 私も翼の構造を示すために親子向けお話し会などで手羽を組み立て直したものを使うことがあるが、鳥の筋肉や骨の構造を知るには鶏は身近で便利な存在。もちろん鶏はほとんど飛ばない鳥であることを頭に入れておく必要があるが。
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「鳥類学者だからって」の人が、多くの人が食べて知ってるもっとも身近な鳥=ニワトリを例に、鳥類の特徴について語る。前半のほうがおもしろいかなぁー。後半はちょっと息切れ感あり。でも、たのしく読みました。
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読むとモスチキンを食べたくなること間違いなしなので、モスチキンを食べたい口実に読むのも良いかと思います。
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とにかく文章のテンポが良くて面白いです。 鳥はもちろんのこと、それ以外の雑談的な部分も興味深いです。 人形姫の激痛絡みのお話は、確かにっ!と納得してしまいましたw 他の本も引き続き読みたいです。
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<目次> プロローグ ニワトリが先か、卵が先か 第1章 ツバサをください 第2章 アシは口ほどに物を言う 第3章 一寸の鳥でも五分はホルモン 第4章 そしてトリもいなくなった エピローグ 卵が先か、ニワトリが先か <内容> 雑誌「科学」連載の記事を加筆修正したもの。それにしても、軽口が走る人である。だからこうした本を書いているのだろうが、趣旨は、「肉」としか見ていないニワトリを、生き物として見てみよう、というもの。フライドチキンやササミ、手羽先や鳥皮、ボンジリなどをキーワードに、骨格や内臓、羽、卵など、生態学的に解いていくもの。軽口を引けば、結構知識が貯まる。
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こんなに鶏の事を考えたことないわ、今まで生きてきて(゜o゜)先生、相変わらず素敵な脱線してること。毎日毎日、億単位で調理されている鶏に感謝をm(_ _)m
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サクサク読めたけど、蛇足の多さが好みの分かれるところかも?私は苦手寄りなので、結果的に知識があまり残らなかった。しかし日常的に食事として触れている鳥へのアプローチ方法は、とても分かりやすい。複雑な心境になるところもあるけれど、日々いただいている命に敬意と感謝を改めてするきっかけに...
サクサク読めたけど、蛇足の多さが好みの分かれるところかも?私は苦手寄りなので、結果的に知識があまり残らなかった。しかし日常的に食事として触れている鳥へのアプローチ方法は、とても分かりやすい。複雑な心境になるところもあるけれど、日々いただいている命に敬意と感謝を改めてするきっかけになった。
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鳥肉=チキンに関する本かと思いきや、 立派な鳥、鶏に関する学術本でした。 人間が食べる部位、つまり肉屋などで 見かける部位ごとに、細かな役割や、 なぜそういう形をしているのかの理由 などを解説しています。 鶏肉を食べる時は、この本を思い出し て、シゲシゲと観察してしまうこと ...
鳥肉=チキンに関する本かと思いきや、 立派な鳥、鶏に関する学術本でした。 人間が食べる部位、つまり肉屋などで 見かける部位ごとに、細かな役割や、 なぜそういう形をしているのかの理由 などを解説しています。 鶏肉を食べる時は、この本を思い出し て、シゲシゲと観察してしまうこと 間違いなしの一冊です。 ちなみによく言われる「ニワトリが 先か卵が先か」という謎に対しても 答えが出ています。 ニワトリの祖先はセキショウヤケイと 言われます。この卵がニワトリになった の訳ですから、卵が先という訳です。
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名著・『鳥類学者、無謀にも恐竜を語る』の著書、川上和人さんの近著。 鳥類学者が鳥肉…特に鶏肉の各部位について詳しく語るマニアックな内容。いつもながらのユーモアあふれる語り口で楽しく読め、お陰で鶏肉の各部位についてとても詳しくなれたかと。 ただ、もう少し各部位を実際に「食べる」方…...
名著・『鳥類学者、無謀にも恐竜を語る』の著書、川上和人さんの近著。 鳥類学者が鳥肉…特に鶏肉の各部位について詳しく語るマニアックな内容。いつもながらのユーモアあふれる語り口で楽しく読め、お陰で鶏肉の各部位についてとても詳しくなれたかと。 ただ、もう少し各部位を実際に「食べる」方…料理法とか、焼き鳥にしても味・食感についての…主観も入って良いので…詳しい描写とかも期待しましたが、そっちの面はわりとあっさり。きっと著者の川上先生はどちらかというと食には淡白な方なのだろうと見た。 鶏肉の好きの方は一読の価値あり。各部位についてのウンチクを大いに仕入れられます。(笑)
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川上先生のウィットに富んだ文章で、 トリの体にまんべんなく注目できる楽しい本でした。 今夜はトリのモモ肉ソテーです。
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