旧約聖書の物語と絵画 の商品レビュー
マンガ、イラストが多く、また最初に人物相関図と地図があるのでそれと照らし合わせつつ読んだら、旧約聖書の世界が楽しく、そして少し整理できたような気がします。 私はイタリア語好きから派生して、それと切っても切れない西洋絵画、学問としてのキリスト教に興味が出てきたので、整理できた知識...
マンガ、イラストが多く、また最初に人物相関図と地図があるのでそれと照らし合わせつつ読んだら、旧約聖書の世界が楽しく、そして少し整理できたような気がします。 私はイタリア語好きから派生して、それと切っても切れない西洋絵画、学問としてのキリスト教に興味が出てきたので、整理できた知識をいつまでも頭に残しておきたいですね。 例えば次に『落穂拾い』を目にしたとき、ルツを思い出せるといいなと思います。 でも残念ながら先入先出法の要領で、すぐに忘れるんだわ。 今回印象に残ったのは、杉全さんも書いているように、旧約聖書の神はなかなか嫉妬深く、意にそぐわないものに対しては容赦ない、ひいきが露骨、というところです。 あれ、こういう人、身近にいるような…神というより、まさに人間ではないですか! あの時代に生きていたら、台風や線状降水帯も、堕落した人間に対する神の怒りの表れのように思えてしまいそうです。 すみません、私の個人的な感想です。 新約聖書の方も読んでみます。
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旧約聖書は、昔レゴブロックで再現された書籍で読んだきりで、それも大分端折られているものだった。西洋美術が好きになり、見ていくにあたって旧約、新約共に何があったのかを多少は知っておくべきかと思い本書を手に取ったが、なかなかどうしてわかりやすい。漫画、イラスト、説明文の三点で補足し合...
旧約聖書は、昔レゴブロックで再現された書籍で読んだきりで、それも大分端折られているものだった。西洋美術が好きになり、見ていくにあたって旧約、新約共に何があったのかを多少は知っておくべきかと思い本書を手に取ったが、なかなかどうしてわかりやすい。漫画、イラスト、説明文の三点で補足し合うことにより理解も深まるし、普通の聖書関連書籍ではまず言わないセリフ回しは笑える。楽しい一冊であった。 あと私はデリラタイプでした。
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漫画っぽい感じで、表現がコミカルで非常に読みやすい。ただ、登場人物も多く、なかなか頭には残らなかった。
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中近東の辺りの話を読んでから、パレスチナの方の文化が気になったのでこちらを借りて読んでみました。他の方も書かれてますが、旧約聖書の話を分かりやすくまとめてくれています。 あと、西洋絵画を扱った美術館に行くと、絵の題材がよく分からなくて、あー天使がいるなぁ。これは名のある聖人なのか...
中近東の辺りの話を読んでから、パレスチナの方の文化が気になったのでこちらを借りて読んでみました。他の方も書かれてますが、旧約聖書の話を分かりやすくまとめてくれています。 あと、西洋絵画を扱った美術館に行くと、絵の題材がよく分からなくて、あー天使がいるなぁ。これは名のある聖人なのかな??止まりですが、少し身につきました。実際に活かせるほどではないと思いますが。この本の知識を持ってから絵画を見たら倍楽しかったろうになぁと思いました。
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西洋絵画鑑賞の勉強として読み始めました。 イラストが面白く、聖書を知る初めの1歩としてぴったりだと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本作では旧約聖書をあらすじ+イラストでRetoldしてくれている入門書。 誤解を恐れずに言えば、マンガ以上新書未満、とでも言った体裁。やはりイラスト(マンガ風)があるので、イメージで理解しやすいところが素晴らしい。 ・・・ で、ちょいちょい名画が出てくるのがいいのです。癒される。 この前、『図解とあらすじでよくわかる「聖書」入門』というのも読みましたが、あちらは硬派のナリに時々関連したを登場させるパターン。基本文字。 他方こちらは基本イラスト。私家版の、文字の多いマンガを読んでいる印象です。で、時々名画を登場させては、なななんと吹き出しでセリフを入れちゃう。ん?そう、これって中学とかでクラスでよく見かけた教科書への落書きですよ。ただ、吹き出しのメッセージが端的で、文字通り吹く笑 面白いし分かりやすい。 ・・・ 加えてですが、名画比べもちょいちょいあり、こちらも興味深かったです。 アダムとエバの絵は5作品あり、クリムトの絵とかはかなりキレがあるなあとか。バベルの塔の絵も4つくらい比較してくれています。実はバベルの塔も作者によって二階建てだったりタワマンみたいだったり色々。 そうした名画を見るたびに、ヨーロッパの美術館に行ってみたいなあとか夢想することもできます。 ・・・ ということでイラスト系聖書入門でした。 筋を理解するにとどまらず、プチ美術入門にもなっており、旅行のお供にもなりそうな良書であります。 文字が苦手で旧約を勉強したい方にはうってつけかと思います。 5年に1冊も本を読まないうちの家内がふと10分くらい本作を手に取り、『これなら私もよめるかも』と言って数ページ読んでいました。辺見庸の『もの喰う人々』を貸して2年ほど戻ってきていませんが・・・。
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ほぼマンガであるが、旧約聖書の著名な説話を古典絵画作品も使って紹介したもの。わかりやすく、おもしろい。
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旧約聖書を題材とした名画の背景やストーリーがイラスト(漫画)書かれており分かり易い。西欧の人々にとっては常識で絵画を見ると何を表しているのかすぐわかるのだろう。 先にこの本を読んでおけば、海外で美術館に行ってもより深く鑑賞できたのにと感じる。
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ジャンルが分からない…。 旧約聖書の解説ではあるが、それをうまく多彩なイラストや名画で説明してくれているのは面白く、とっつきにくい聖書が分かりやすく解説されていて楽しめた。 何より、名画と結びつけているのが良い。有名な絵画も宗教的物語のバックボーンが分からないと単に”臨場感の...
ジャンルが分からない…。 旧約聖書の解説ではあるが、それをうまく多彩なイラストや名画で説明してくれているのは面白く、とっつきにくい聖書が分かりやすく解説されていて楽しめた。 何より、名画と結びつけているのが良い。有名な絵画も宗教的物語のバックボーンが分からないと単に”臨場感のある絵”で終わってしまうが、その背景にある物語を知ってみると実に奥の深い”物語”となる。 ただイラストの方は素人レベルで、これは作者が両方を担当しているからだろうが、別のイラストレーターだったらよかった。
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ロマン主義あたりまでの西洋美術史はキリスト教美術史と言っても、そう遠からず。マイナーな事績に至るまで誰かが絵にしているので、紙芝居が簡単に出来てしまう。 ジェロームによるバテシバの後ろ姿(90P)、ダビデが惚れるのも無理はない。 サウル王やアブサロム王子の描写から推して、杉...
ロマン主義あたりまでの西洋美術史はキリスト教美術史と言っても、そう遠からず。マイナーな事績に至るまで誰かが絵にしているので、紙芝居が簡単に出来てしまう。 ジェロームによるバテシバの後ろ姿(90P)、ダビデが惚れるのも無理はない。 サウル王やアブサロム王子の描写から推して、杉全さんも腐女子なのかな。 参考文献に里中満智子によるコミカライズが入っている。藤原カムイの「創世記」も読んで頂きたかった。未完だが、よい仕事なので。
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