余白の春 金子文子 の商品レビュー
ブレイディみかこの「両手にトカレフ」を読んで金子文子を知った。23歳で夭折するも、何と凝縮された人生だったことか。映画も見てみたいと思った。
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ブレイディみかこの「女たちのテロル」を読んで以来気になっていた金子文子の生涯について瀬戸内寂聴が書いた本。初版は昭和47年。ブレイディさんが先日のラジオ番組で、瀬戸内寂聴さんの功績として、「こういった大正時代の女性について小説を書き、それを流行作家として出版し多くの人に読まれた...
ブレイディみかこの「女たちのテロル」を読んで以来気になっていた金子文子の生涯について瀬戸内寂聴が書いた本。初版は昭和47年。ブレイディさんが先日のラジオ番組で、瀬戸内寂聴さんの功績として、「こういった大正時代の女性について小説を書き、それを流行作家として出版し多くの人に読まれたこと」と言っていたので読んでみた。 「女たちのテロル」よりも、ルポルタージュっぽい。残されている詳細な裁判の調書と、寂聴さんが文子と朴烈にまつわる土地を訪ねて関わりのあった人に取材をすることで丁寧に書かれた本だった。 文子の強烈な生き方に衝撃を受ける。彼女がその才能と生命力があって、今の時代ならどんな生き方をしたんだろうと思う。
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金子文子すごすぎる。天才。しかし惜しい人ほど夭折してしまうのだなぁ。わが身と比べてあまりの違いに愕然としてしまう。『女たちのテロル』でブレイディみかこは、文子のことを、朴烈との愛よりも自分の生き方を透徹した目で見ていたというような書き方をしていたと思うが、瀬戸内寂聴は「愛に生きた...
金子文子すごすぎる。天才。しかし惜しい人ほど夭折してしまうのだなぁ。わが身と比べてあまりの違いに愕然としてしまう。『女たちのテロル』でブレイディみかこは、文子のことを、朴烈との愛よりも自分の生き方を透徹した目で見ていたというような書き方をしていたと思うが、瀬戸内寂聴は「愛に生きた」文子という見方をしている。『女たちのテロル』よりこちらの方が詳しく文子の生きざまを描いているが、前者のような気がする。とはいえ、後者でないともいえない。どっちにしても、本当に恐れを知らないすごい人だ。今の時代でさえ類を見ないと思うのに、あの時代に自分の気持ちのままに生き、それを堂々と語る勇気と、あの若さで理路整然とした考えがつまっている頭の良さに感嘆するしかない。
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難しい。挫折。甘粕ってラストエンペラーの人だと思っていたら、満州に行く前人殺ししていたんだ!クソだな。関東大震災の時の朝鮮人はかわいそうだったな。
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