あったかけんちん汁 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
面白かったけど、結末が…。何かお妙の暗い過去はまだまだ引きずると思ってたのにもう解決。しかも諸国に商いを広げるという理由で…。なあんかなあ。そしたらこれからはもうミステリーがないのかなあ…。
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只次郎は家を出て長屋に暮らすのね。只次郎父は只次郎に武士として生きてほしいみたいだけど既に林家は部屋住次男の稼ぎ無くしては生活していけないのにどこに魅力を感じろというのかしら。只次郎兄も弟や子供に八つ当たりして武士を誇る割には武士としての矜持が無い。お妙の夫殺しは一区切り。まさか...
只次郎は家を出て長屋に暮らすのね。只次郎父は只次郎に武士として生きてほしいみたいだけど既に林家は部屋住次男の稼ぎ無くしては生活していけないのにどこに魅力を感じろというのかしら。只次郎兄も弟や子供に八つ当たりして武士を誇る割には武士としての矜持が無い。お妙の夫殺しは一区切り。まさかあの方の名前が出てくるとは、あまりの身分違いにびっくりよ。次から新展開があるのかな?
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2024.2.10 読了。 居酒屋ぜんやシリーズ第六弾。五篇の短篇収録。 10月の口切りから2月の初午まで季節感ある草花やその時期の行事を取り上げて縁起の良い料理や季節のものをお妙の美味しそうな料理で表現されているのは一巻から変わりがないが、お妙の良人であった善助がどうして...
2024.2.10 読了。 居酒屋ぜんやシリーズ第六弾。五篇の短篇収録。 10月の口切りから2月の初午まで季節感ある草花やその時期の行事を取り上げて縁起の良い料理や季節のものをお妙の美味しそうな料理で表現されているのは一巻から変わりがないが、お妙の良人であった善助がどうして亡くならなければならなかったのか?という話の割合が多めだった。 疑わしき人物の背後関係や善助が亡くなったことの黒幕も出てくる重いストーリーだったが只次郎を初めとする心強い味方が「ぜんや」に付いていてなんとか踏ん張っていられる、もしくはまだ実感が完全に感じられないのか、その辺は定かではないにしろお妙は最後まで頑張っていたと感じる。 善助の死に関わる人物がどんどん大物に繋がっていてお妙の身を案じると同時にお妙の父で医者だった秀春も結構な大物だったのだと分かってくる。 只次郎も林家の後継問題で家を出て重蔵のところに転がり込む。 善助の件は全て明らかになったのか気になるところではあるけれどとりあえず真実にたどり着いた感じのある巻だった。 只次郎と重蔵とお妙の微妙な関係や鶯家業も今後気になる。大物が背後に現れたけれど…今のぜんやの信用している常連大店の人物が間諜にいたら怖いというか本気で人間不信に陥るので、その展開だけは避けてほしいと思う。
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内容(「BOOK」データベースより) 居酒屋「ぜんや」の女将・お妙は、亡き夫・善助の過去について新たな疑念にとらわれ、眠れない夜が続いていた。そんななか、店の常連客である菱屋のご隠居の炉開きで、懐石料理を頼まれる。幼い頃に茶の湯を習っていたお妙は、苦い思い出を蘇らせながらも、客を...
内容(「BOOK」データベースより) 居酒屋「ぜんや」の女将・お妙は、亡き夫・善助の過去について新たな疑念にとらわれ、眠れない夜が続いていた。そんななか、店の常連客である菱屋のご隠居の炉開きで、懐石料理を頼まれる。幼い頃に茶の湯を習っていたお妙は、苦い思い出を蘇らせながらも、客をおもてなししたいというご隠居の想いを汲んで料理に腕をふるう。湯葉の擂りながし、かますの昆布締め、牡蛎の松前焼き…つらい時こそ、美味しいものを食べて笑って。「ぜんや」がつなぐ優しい絆に心あたたまる、傑作人情小説第六巻。
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お妙の夫、善助の死は事故死ではなかった。 いよいよ謎が解ける。 只次郎も父親が隠居を決め、家を継ぐことが正式に決まり、父親から婿の養子先を見つけると言われ家を出る。 ターニングポイントとなる回。
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お妙は亡き夫、善助の過去について新たな疑念にとらわれます。 そしてついに、善助が亡くなった原因がわかり・・・。 つらい時こそ、美味しいものを食べて笑って過ごす。 美味しいものが沢山出てきます。 人情と事件、美味しい食事と恋もあり、第六巻も楽しめました。
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居酒屋ぜんや シリーズ6 小十人番士の旗本の次男・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育し、その謝礼で一家を養っている。 只次郎が一方的に憧れているお妙は、亡き良人・善助が残した居酒屋「ぜんや」を切り盛りしている。 その「ぜんや」の用心棒に納まっている・草間重蔵は、はたして、お妙...
居酒屋ぜんや シリーズ6 小十人番士の旗本の次男・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育し、その謝礼で一家を養っている。 只次郎が一方的に憧れているお妙は、亡き良人・善助が残した居酒屋「ぜんや」を切り盛りしている。 その「ぜんや」の用心棒に納まっている・草間重蔵は、はたして、お妙の良人殺しに関係しているのか、そもそも、天明の打ち壊しを先導した人物なのか。 一方、只次郎は、飼い鶯・ルリオの美声を引き継ぐべき雛たち、3羽とも、歌が下手で 「ホーホケキョ」ではなく「オゲチョ」としか聞こえず、この分だと、今年中にも、廃業の憂き目に遭うかも知れないと、心穏やかではない。 善助殺しの全貌が、いよいよ明らかになる。
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居酒屋ぜんやシリーズ第6巻。今回もドキドキな展開。 只次郎&柳井殿推しとしてはかなり楽しめました。 以下軽くネタバレ 「口切り」 お茶の作法なんかも何となく見れて楽しい回。順番わからずうっかり食べて「うまぁっ」って言っちゃう只次郎にニヤニヤしちゃう(出先で読んでいたのでマスクの内側で笑ってました) 「歩く魚」江戸時代の不自由さを感じる話。武士ってほんまに不自由。只次郎が商人になりたい気持ち、わかるなぁ。お栄ちゃんが幸せになってほしい。 「鬼打ち豆」只次郎が家出して草間殿の住処に移り住む話。この二人が共に寝起き……ちょっと面白い(笑)久しぶりの只さん登場は笑った。三河屋さん、来たらよかったのにねぇ。 「表と裏」草間殿の正体がわかる話。近江屋の間諜だったとはね。てか近江屋まじヤベェな。 「初午」近江屋に真実を吐かせるために旦那衆が一肌脱ぐ話。料理でやるあたりがお妙だねー。近江屋は胸糞悪くなるぐらいやなやつやけど、ここでとりあえず退場。 なんかどんよりな終わりかたやけど、ラストの裏店の子供たちと過ごす草間と只次郎の描写が良かった。シリーズラストに繋がるのかな?
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シリーズ6作目にして、大きな山場を迎えた居酒屋ぜんやシリーズ。 下級武士の次男坊「只次郎」の行く末は、お妙さんとの関係は…。 ミステリーの要素が半々になった本作ですが、蓮根蒸しは一度味わってみたいもの。
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お妙の亡き父親と店の常連旦那達との関係が分かり、用心棒重蔵の素性も分かってくる。 悪巧みをしている近江屋。 なぜ夫善助が殺されたのか知りたいお妙に皆で協力して解決へ。 ひと段落はしたものの、只治郎の今後など楽しみは続く。 お料理は相変わらず美味しそう!
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