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ますらお 秘本義経記 波弦、屋島(4) の商品レビュー

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2020/05/27

屋島作戦。音だけ聴くとエヴァが一番に思い浮かんでしまいます。 義経の危うさに気づく畠山は正しいと思う。ただ、あのような狂奔に陥らなければ、戦場にはいられないのだろうな、とも思う。 義経に限っていえば、戦場云々でなく元々備わっているものだということが、危うさなんですが。狂奔と繊細...

屋島作戦。音だけ聴くとエヴァが一番に思い浮かんでしまいます。 義経の危うさに気づく畠山は正しいと思う。ただ、あのような狂奔に陥らなければ、戦場にはいられないのだろうな、とも思う。 義経に限っていえば、戦場云々でなく元々備わっているものだということが、危うさなんですが。狂奔と繊細さを併せ持ち、対立するかに見える二つを抱えて生きている義経。自分を燃やし尽くしてしまうよなぁ。 畠山でもう一つ。そんな義経に付き従う郎等がいるということがおかしい、というのもごもっとも。 屋島へ急襲をかけ一挙に平家滅亡を狙った義経の作戦は、知盛の手のひらで仕組まれていたもの。 罠にはめられ、平氏の軍船に包囲されることとなった義経たちの命運はいかに、といったところで5巻へ続く。 屋島のクライマックスは5巻ですね。別れは。 与一と日々子の物語も屋島で終わるのだろうなぁ。 ここも別れが待っているのだろうなぁ。

Posted byブクログ