かわたれどき の商品レビュー

畠中恵(著者)

2020/11/29

シリーズものだと段々主人公達が成長していくのが嬉しいようなちょっと寂しいような。お気楽者の麻之助が仕事をいっぱいこなすようになり、大人達から本格的に鍛えられていく。そしてラストが気になる

2020/09/04

まんまことシリーズ7。町名主の跡取り息子、麻之助はお気楽な立場ながらひょいひょいと皆の困りごとを解決していく短編集。軽くて最後はすっきりするので安心して読めるシリーズ。その中で心に残った話は川が氾濫して流されないようにつかまっていて助かった話。実際に洪水が多い世の中で身につまされた。前妻をなくしたあと麻之助が誰と一緒になるのかの展開も気になる。

2020/05/16

まんまことシリーズの第7作目で短編6編。私にとっては前作から3年振り。それぞれのもめ事を解決していく麻之助だが、全体を通して彼の縁談の話が進む。お寿ずさん、好きだったのになあ・・・ シリーズの初めよりも3人でって云うのが減って来て麻之助の出番が多い。福士誠治君がやってたNHKのドラマが懐かしい。

2020/04/06

今回の短編は以下6編。基本的には麻之助の婚約話がどうなるか、ということばかりが続く6本。

・きみならずして：勝手に縁談の話が進められていた相手の家のごたごたを片付ける話。ごたごたの方は大したことないけど、お寿ずちゃんなきあと、雰囲気を醸していたおこ乃ちゃんがあっさりよそと縁づいてしまい、あぁ、この子もまたタイミング合わなかったんだな、とがっかりしてしまいました。
・まちがい探し：困っている地本問屋を助けるために、新しい絵師の候補の金魚の絵を描いた人を探してほしいと頼まれて解決する話。名乗りを上げた二人は偽物で実際はいいとのこお嬢さんが書いたものだったという結果でした。
・麻之助が捕まった：タイトルで何かの犯人として麻之助が捕まったのかと思ったら、知らなかったお嬢さんに好かれちゃったという話でした。
・はたらきもの：変な噂がはびこっている理由を探して、大店の手代がやっていた悪さだったという話。
・娘四人：麻之助を好きな娘2人と吉五郎を好きな娘2人の4人の話。麻之助を馬鹿にしてばかりいるけど縁が続くお雪ちゃんと麻之助を好きだという緒りつ、吉五郎の元いいなずけの一葉ちゃんと、吉五郎のことを昔から好きだった新しい縁談相手のお紀乃さん。後で出てきた2人がとても積極的だったけど、結局ここでは話がはっきりしないまま。
・かわたれどき：お雪ちゃんが記憶喪失になったタイミングで緒りつから正式に縁談の申し込みが。お雪ちゃんがうなされている原因を探る過程で、やっと麻之助が自分の気持ちに気づいて緒りつの縁談を断って、お雪ちゃんに縁談を申し込む、というところで終わり。

結果として、お雪ちゃんの返事がどうなるかわからないという、また切ないままのエンディング。これだからこそまんまことシリーズ、という気もするけど、そろそろなんか、もう少しどうにかなってもいいのでは。。。

2019/12/22

しゃばけシリーズはマンネリ感で読むのを中断し、今はこのまんまことシリーズだけ読んでいるが、時間潰しレベルを越えず。まぁ、コミック原作向けのシンプル作家だし・・このまんまことシリーズも町名主設定は珍しいが、下町人情シリーズという題目からは程遠い軽さだし。登場人物もシンプル、展開はもったいぶった感じで途中をごまかしてるだけかなぁ、物足りないというより、肩透かしされた感じ。でも、まぁ期待薄で慣れてるせいか、これはこれで仕方ないかな（(笑)

2019/12/10

いつものように揉め事に振り回される麻之助(^^;)猫の ふに には嫌われているけれど、今回は麻之助さんモテモテ(？)じゃな～い(*^-^*)そして一歩前へ(゜▽゜*)お雪ちゃん大変な事になったけれど、麻之助おじさん頑張れ！o(*≧∀≦)ﾉ

2019/12/06

麻之助が大人になってゆく…
ふわふわしてる麻之助が好きなのに～
なんだかしっかり者して、遊びがなくなってゆく～

たぶん、お寿ずさんをずっと引きずってろしいのよね、私…
現代なら心に抱えて独身でいられるのにね

江戸って、おせっかいで事件になったり
おせっかいで解決したり

2019/11/28

まんまことシリーズ、全部読んでるわけじゃないけど、なんだかんだ、しゃばけシリーズより好きかなあ。畠中さんといえば、ふわふわ、ぬるっ、とした柔らかい世界観があるけれど、しゃばけのほうは、なんだかんだ誰も死なず、この世にないものありきで人間の人生の時間のはやさとは異次元な感覚だけれど、こっちはけっこう人が亡くなったり成長していったりしてる。そうですか、麻之助はそろそろ後妻を迎えますか、、。おこ乃ちゃんもすっかり大人になってまたこれから出てきそうだなあ。
こういう時代って、男だとか女だとかどういう家に生まれたとかで、すごく生き方や立場を拘束される時代だから、かえって覚悟が際立ってみえる。いまと違って結婚だってなにかを背負った決断が多かったろうからね。この男3人メインキャラもほどよくみんないい奴でだめなとこがあって好き。ゆるゆる描き続けてほしいシリーズ。

以下備忘録に、短編６つ、
きみならずして
まちがい探し
麻之助が捕まった
はたらきもの
娘四人
かわたれどき

2019/10/19

まんまことシリーズ最新刊まで読みました。時代物は読むことがないと思っていたのに、畠中恵さんの江戸時代の優しい人間関係にはまっています。

2019/10/02

とうとうお寿々さんとお別れの気配で、しかたなく、もうどうしようもないとわかっていても、お寿々さんが大好きすぎたので、悲しい。

でも、幸せになってほしいなぁー。