コミュニティナース の商品レビュー
人の関係性や文化のアプローチに迫っていく過程が非常に興味深かった。 > 健康や病気予防をうたうのではなくて、文化をつくるというアプローチで近づいていくこともできるんだ。そのほうが、いろんな人とつながっていきやすい
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※このレビューにはネタバレを含みます
コミュニティナースとは、 「コミュティナーシング」がもととなっている言葉です。 「地域看護」と訳されることもあり、 国やエリアにより活動を象徴する 実践内容はさまざまのようです。 本書での活動定義を抜粋すると、 ・制度にとらわれず医療の専門性を活かす。 ・町に出て自由で多様なケアを実践。 ・元気なうちから住民と知り合い、健康と安心を一緒に作る。 内容的には、 よく聞かれる保健師との違い。 ~医療領域以外の人たち共に幅広い活動ができる、などのメリット。 既に地域にある生活動線の中に入ること。 ~きっかけとして対象者の動線にのっかり、日常的な接点をとり、そして関係性を築く。 など、「試し」と「実践」を積み上げていく様子がわかります。 なかでも興味深かったのが、 立場や役割がない人たちに 活躍できる場を作り 物事が進む流れにする。 自分がいないと回っていかない場を減らすことで、続けるための人的エネルギーの省エネ化を図る。 与える側と与えられる側のバランスを探っている現在進行形の部分が深く響きました。 必要だが足りていない所に効き、 理解が得られない所は行動で示し、 理念ベースだけではなく 持続性や採算性といった合理も取り入れる。 地域に自分を開き、伝える、巻き込む、互助、 じわっと効いてくる、まちを元気にする力を確かに感じられました。
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ここ最近、特に青年会活動を通して「地域社会とそこに住んでいる人との分断が起きている」と感じていたところに、コテンラジオで著者の矢田さんが出演されてコミュニティナースの話をしているのを聞き、ちょっと衝撃を受けた。調べてみると本書がkindle unlimitedであったので、さっそ...
ここ最近、特に青年会活動を通して「地域社会とそこに住んでいる人との分断が起きている」と感じていたところに、コテンラジオで著者の矢田さんが出演されてコミュニティナースの話をしているのを聞き、ちょっと衝撃を受けた。調べてみると本書がkindle unlimitedであったので、さっそく読み始める。 コミュニティナースの定義、というのは、本書を読んでも思ったけれどなかなか定義できないなと。逆に、ナースである必要はないし、自分たちの青年会活動だってきちんとコミュニティナース的だなと思ったが、そこにある明確な違いは目的意識のつよさだ。 情熱や熱量は十分だけど、地域に青年会や町会、ひいてはPTA活動の内容や良さが伝わらないのは、やっている本人たちは別として結局めんどうごとを引き受けている、という感覚が世間に蔓延しているからなのではないか?もしくは、本人たちも知らず知らずのうちに義務感でやっているのではないか?そこを見つめなおしたい。
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私自身こういうことがしたかったんだな、と腑に落ちた内容。ただ東京をステージにするのってやっぱり色々と難しそうだな〜とも。これから人生かけてやっていけたらいいな。
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個人事業主か副業オッケーの会社が増えて、稼ぎを持つ人々がこの考え方を身につけている動き出せば、地域は劇的に良くなるはず。 というか、会社員や主婦が一週間のうち半日でもこの動きをできれば、社会は劇的に変わるはず。
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看護師養成に関する研究をする中で、多様な看護師の働き方を知るために本書を読んだ。看護師の働き方というよりも、コミュニティデザインや地域・組織の活性化に関する実践の本である。今後の日本社会において必要な概念であると思うので、今後も注目していきたい。
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昨年とやまにも来てくださった矢田明子さんが書いてくださったコミュニティナース読みました! 少し前までは地区担当保健師とかが、 そういう役割をしていたのかもしれないけども、 いまは、役割が分化してなかなかそういうことが出来なくなってきている現状がある 地域の生の声が聞こえづらくなっ...
昨年とやまにも来てくださった矢田明子さんが書いてくださったコミュニティナース読みました! 少し前までは地区担当保健師とかが、 そういう役割をしていたのかもしれないけども、 いまは、役割が分化してなかなかそういうことが出来なくなってきている現状がある 地域の生の声が聞こえづらくなっている。 そこにコミュニティナースが必要な理由の一つがあるんだろう。 地域で看護師として役に立たなきゃ、ではなく 地域の役に立つ中で看護師の専門性も役に立つかも のスタンスがいい
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