君と漕ぐ の商品レビュー
安定しておもしろいしわかりやすい。 希衣視点が多くて舞奈の存在が 薄いがしょうがないのかなと思う。 恵梨香と希衣が会話するシーン全てで読んでて 緊張してしまうが最後らへんは安心して読めたし良かったなぁと思う。
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大会のシーンでは、自分もその場にいるかのように引き込まれら次のページに行きたい行きたいという気持ちになりました。 君と漕ぐ。この意味がよくわかった気がします。
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青春もの。とても・・・・好きです。 キラキラしているスポーツ女子高生物というとおっさんが読んで良いのかなあと不安になりますが、汚れた心の浄化にはやはり青春物だと思います。 僕は秩父から割と近い地域に暮らしているので、ドライブで行く範囲に十分入っています。長瀞辺りの雄大な景色は容易...
青春もの。とても・・・・好きです。 キラキラしているスポーツ女子高生物というとおっさんが読んで良いのかなあと不安になりますが、汚れた心の浄化にはやはり青春物だと思います。 僕は秩父から割と近い地域に暮らしているので、ドライブで行く範囲に十分入っています。長瀞辺りの雄大な景色は容易に目に浮かびます。 そこにカヌーを漕ぐ女子高生(繰り返すと若干変態っぽい)が疾走する。もうキラキラしすぎてアンデット系のアラフィフは消滅してしまわないか心配でなりません。 色々訳アリのカヌー部ではありますが、いやな事は無く(いじめ系とか苦手)まっすぐに目標に向かっていく姿を素直に応援できるので、万人におすすめ出来る作品となっています。 これからも続く本のようなので、応援していきたい! 実は私、放浪の旅に出ていた時に、四万十川のカヌー教師の家に居候していたので、一応カヌー乗れます。もうすっかり乗り方忘れてしまったけれど、当時は一時基本を教える位なら出来る位乗っていました。 多分彼女たちが乗っている競技用は相当バランス悪いみたいなんで乗れないと思うのですが、スラロームで使うスラローム艇であればちょっと練習するだけで乗るだけは乗れます。
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2019/10/05 読了。 図書館から。 著者作品初。 そっちとペアになるのねー! 舞奈の小動物っぽいところがかわいい…。 上手になったら、千帆先輩と組んだりするのかなーと。
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最後の方はハラハラしながら読んだ。 展開に、ではない。物理的に少なくなっていくページ数に、ちゃんとレースが描かれるのだろうか?と。 星4つの評価は、青春小説としては及第点ということ。 ただし、この本はシリーズものとして続くことが前提で書かれているので、1冊の本としてのまとまりは...
最後の方はハラハラしながら読んだ。 展開に、ではない。物理的に少なくなっていくページ数に、ちゃんとレースが描かれるのだろうか?と。 星4つの評価は、青春小説としては及第点ということ。 ただし、この本はシリーズものとして続くことが前提で書かれているので、1冊の本としてのまとまりは、少し薄いかもしれない。 何より残念だったのが、カヌーの描写だ。 それが星1つ減点の要素。 私はカヌーに乗ったことはないけれど、ないからこそ、低い視線であるとか、近い水面であるとか、風を切る感覚や、落水したときの水中の様子をもっと描いて欲しかった。 特に序盤は、もっと、川とカヌーについて描けるハズなのだ。 そして終盤はやはりレースなのだろう。 2分を要するレースが、ほんの数秒で終わってしまうのは、やはり残念だ。 私をカヌーに乗った気にさせて欲しい。 それさえあれば、完璧に近い小説なのに。
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天才肌の1年生が入ってきて、努力型の先輩とのコラボでミラクルが起こるような青春部活物としては、『はねバド!』や『風が強く吹いている』とか、天才肌ではないけれど周りへの影響力がある1年生のパターンでは『響け!ユーフォニアム』や『弱虫ペダル』『僕のヒーローアカデミア』なんかを連想。「プロローグ」によってその他の未来の可能性が狭まっちゃうような気がするし、ない方がシリーズ物として長く続けられそうな気もするけれど、あえて変化球なのかな。プールで一緒に練習しているときの千帆と舞奈とか、希衣と千帆が好きなものを店で注文して取り替えっこする場面とか、繊細な心の動きがいかにも女の子っぽいし、女性作家ならではという感じ。初心者であるがゆえに、努力はしているけれど、力不足をじれったく感じる舞奈は『ユーフォ』の葉月に通じる。
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小学生からのペアが存在する鶴見希衣と今まで一人でやっていた湧別恵梨香が、「"君と"漕ぐ」ことを選択することによって、一方は今までのペア(親友)という呪縛からの解放、もう一方はペアで(他人と)組むことを通して自己を外に向けて解放するお話。 読み始めは初心者の黒部舞奈のお話かと思っていたが、上記の通りのお話であった。 同じ時間を過ごしていても、知ることが増えるだけで、分かりあえるわけではない(pp.246-247)のは、まぁそうだよなぁと思った。 カヌーに対しての基礎的な知識がないため、イメージが少々掴みにくいところはあったが、大会当日、レース前の緊張感は文面を通して伝わってきた。文字を読み進めるごとに、開始の時が近づき、緊張感がピークに達した選手の鼓動の高鳴りを体感した。 個人的にはカヌーの知識がなくても、レース前の緊張感を作中の人物と共有できた部分の評価が高く、ここだけで読んだ価値があったと感じた。 武田綾乃先生の著作では『響け!ユーフォニアム』以外では初めての作品でしたが、武田先生らしい作品で十分楽しめました。 体育座りを「三角座り」と表記するあたり、ユーフォを書いた武田先生らしいと思いました。
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ながとろ高校入学前日に出会った黒部舞奈と湧別恵梨香。二人が入部したカヌー(カヌースプリント)部の先輩で、小学校からオリンピックを目指してカヌーを続けていた鶴見希衣と天神千帆。この4人の少女達の間に生じる人間関係を追う形で話は展開する。 初対面でも興味を持った人には無遠慮に近付いていく天真爛漫な舞奈(カヌー初心者)。小6での不登校を機にカヌーを始め、人と交わらず大会にも出ずたった一人で漕いできた恵梨香。そして、小学生時代からずっとペアを組んできた千帆と希衣。「千帆と一緒に上を目指す」という想いを抱く希衣と、そんな希衣の想いを「重荷」と感じる千帆のすれ違い。そこに、過去はベールに包まれているが圧倒的な実力を持つ恵梨香が入部することで「女の子同士」特有の距離感が、少女小説らしい心情描写の丁寧さ、関係性の変化を追う丹念さで描かれている。 恵梨香に対し最初はどこか疎ましさを感じていた希衣が、大会前日の出来事がきっかけでその夜、自分が向き合うべき者に向き合うことになる。この時に「君と漕ぐ」(恵梨香とのペアで上を目指す)が確信となり、大会当日を迎えるという展開である。物語の方はインターハイと関東大会の予選を兼ねた大会で終わるが、小説の冒頭は、恵梨香が高校3年生の時に東京オリンピックに出場する場面が描かれている。続編にも期待したい。 4人の人間関係だけでなく、カヌースプリントという自然の中で行うスポーツということもあって、練習場所周囲の美しい自然風景の描写が見事である。カヌースプリントのルールや技術的な面も、関係者からの聞き取りが綿密・正確に行われており、初心者にとっても大変参考になる内容である。
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やっぱイヤミスより青春小説。 当然三部作になるんだろうけど、2巻目以降で視点人物が変わるかどうかが気になるところかな。
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