なぜ日本の会社は生産性が低いのか? の商品レビュー
2023年12月読了。 2019年1月第1刷なので少々古いのだが褪せない内容だと思う。 9ページ 過去の成功体験が私たちを束縛する →「物量重視」、「持久戦志向」、「判断の柔軟性」、これを目指すことが肝要。特に「持久戦志向」は大いに共感する。職場の限られた人の「職人芸」を誉めそ...
2023年12月読了。 2019年1月第1刷なので少々古いのだが褪せない内容だと思う。 9ページ 過去の成功体験が私たちを束縛する →「物量重視」、「持久戦志向」、「判断の柔軟性」、これを目指すことが肝要。特に「持久戦志向」は大いに共感する。職場の限られた人の「職人芸」を誉めそやしているようでは危ないことだと思う。 20ページ OECD加盟国内では日本は相対的には低所得、例えば2016年段階のトップはスイスだが、国民1人あたりの所得は日本はスイスの半分以下。 33ページ サービス業よりも製造業のウェイトが高い日本、ドイツ、イタリア、韓国。なんだかんだ言っても物を作って金に変えるモデルからは抜けられないのか。 37ページ 狭いエリアで戦い、価格競争をしない戦略 →これも目新しい理屈ではないんだろうが、できていそうでできていない。 62ページ 人件費抑制のツールとしての「成果主義」 →2000年代初頭に流行った成果主義だが、これは要するに年功制が維持できる程の成長力を失った企業が人件費を抑えるために導入した仕組みという評価が定着しているような気がする。「なんか勇ましい」ように聞こえる成果主義だが、定見なくなんとなく導入すると失敗しそうだ? 64ページ 生産性アップを個人のパフォーマンスのみに求める愚 →ロクに資本を投下しないでもっと働けと言われたってそれはできない相談というもの。賃金を上げらない経営者は恥を知れ。
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参院選が近いのと、絶賛転職活動中の身として気になるテーマ。なぜ給料が上がらないのか=企業の生産性が上がらないから=経費削減されたまま教育を怠り、チームではなく個人で生産性を上げようとしているから。要は経営者のマインドに因るのでは?いち従業員レベルではどうしようもないことが多すぎ...
参院選が近いのと、絶賛転職活動中の身として気になるテーマ。なぜ給料が上がらないのか=企業の生産性が上がらないから=経費削減されたまま教育を怠り、チームではなく個人で生産性を上げようとしているから。要は経営者のマインドに因るのでは?いち従業員レベルではどうしようもないことが多すぎでは?と思ってしまった。とにかくまとめると、失敗を恐れずリスクを取ってガンガン投資し、成長産業を見つけてね、ということか。
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読んでいて日本の実情を思うと、惨憺たる気持ちになる。がっくし。 解決法はあるが、今の日本の経済政策の失敗をみていると、 解決する気はないのでは無いかと感じる。 がっくし。
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購買力のある消費者の減少がイノベーションのモチベーションを下げ、結果的に生産性を下げているという主張は面白い。言われてみれば、飛び抜けたサービスや商品を買う人、周りに少ない気がする。
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どこかで見たようなことしか書いていない。第一生命は首席エコノミストが顕名でこんなつまらない本を書いてて困らないのか。
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インパクトはなし。 共感・感心したところ ○成果を増やすセオリー 1.余力づくり…まず効率化 2.投資…浮いた時間・人材でトライアル&エラー 3.横展開…上手く行ったら他部署にも適用 ○なにもしないこと(=前例踏襲)のリスク。リスク許容力の小さな上司は最悪。 ○政府の働...
インパクトはなし。 共感・感心したところ ○成果を増やすセオリー 1.余力づくり…まず効率化 2.投資…浮いた時間・人材でトライアル&エラー 3.横展開…上手く行ったら他部署にも適用 ○なにもしないこと(=前例踏襲)のリスク。リスク許容力の小さな上司は最悪。 ○政府の働き方改革は「個人の工夫で生産性を上げろ」という前提
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部下がいないワンオペの責任者、管理職が多い。役職定年の人たちも同じ。企業の価値を生かしきれていない。 ノウハウが伝わらない。生産性向上を一人の責任に押し付けている。組織で利益をあげる発想がない。 リーマンショックの時、節約で乗り切った。キャッシュリッチはその結果。節約で利益を積...
部下がいないワンオペの責任者、管理職が多い。役職定年の人たちも同じ。企業の価値を生かしきれていない。 ノウハウが伝わらない。生産性向上を一人の責任に押し付けている。組織で利益をあげる発想がない。 リーマンショックの時、節約で乗り切った。キャッシュリッチはその結果。節約で利益を積み上げる成功体験から抜け出せない。 日本と同じ産業構造=ドイツ、イタリア。製造業の割合が高い。 アメリカイギリスがにている。サービス産業が高い。 ドイツには隠れたチャンピオン企業がいる。ニッチな分野でBTOB、世界シェアが一位、中小企業。 日本の中小企業は大企業の下請けが多い。 ニッチ市場でグローバル化する。 シニア消費は拡大しない。 生産性が低いのは少子高齢化、人口減少、非正規化、だけではない。 成果主義は教育習慣が失う要因。 モラル低下=一人仕事が増える、明るい将来が見通せない。 他人の面倒を見ても成果には反映されにくい。 短期的な利益にはしる。 戦時下のGMでは戦争に追い込まれて性三瀬が向上=忠誠心とやる気の高まりが背景にあった。 成果主義飛ばし反対の方向性だった。 無形資産への支出が減らされて、士気が上がらない結果となっている。 TPP=全要素生産性。ソロー。 リッチな消費者が少なくなるとサービスが停滞し生産性が延びない。 節約志向が、設備投資を躊躇させ、韓国サムソンに敗れた。量を売り切る自信がない。
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サラリーマンにとって、「まさに、そう」って頷ける内容。一人に仕事を押し付けられている環境など、会社で働く中の理不尽な事柄を明確に指摘されています。人事部門の方には是非読んで欲しい一冊。
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はじめは取っつきにくく、難しいかなと思った。しかし、読み進めていくうちに、まさに今自分の周りで起こっていることだと実感。解説も腑に落ち今後に活かせればと思った。経営陣や上司などに是非読んでほしい
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四十代中間管理職の必読書である。 本書ほど、ピタリと日本企業の内情を表現し、方向性を示しているものは、他にない。 いくつもの点で、自分が陥っている事実に気付かされた。 一点、稲盛和夫氏のアメーバ経営に言及しているにもかかわらず、前後の繋がりが不明な箇所があり、もう少し具体的な説明...
四十代中間管理職の必読書である。 本書ほど、ピタリと日本企業の内情を表現し、方向性を示しているものは、他にない。 いくつもの点で、自分が陥っている事実に気付かされた。 一点、稲盛和夫氏のアメーバ経営に言及しているにもかかわらず、前後の繋がりが不明な箇所があり、もう少し具体的な説明が欲しかった。アメーバ経営の考え方は本書の方向性と合うと思うのだが。
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