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盤上に散る の商品レビュー

3.4

18件のお客様レビュー

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2020/05/16

昭和感あふれる読書2冊目。 読んだら続編だった、元のやつも読んでみよう。 登場人物たちのキャラクターや生活感がなかなか軽妙な筆致で描かれていて興味が惹かれた。 筆者も巻末の対談で述べていたが、本を貫くテーマに「昭和」があった。令和のいまから考えたら2つ元号が前、混沌と勢いがあっ...

昭和感あふれる読書2冊目。 読んだら続編だった、元のやつも読んでみよう。 登場人物たちのキャラクターや生活感がなかなか軽妙な筆致で描かれていて興味が惹かれた。 筆者も巻末の対談で述べていたが、本を貫くテーマに「昭和」があった。令和のいまから考えたら2つ元号が前、混沌と勢いがあってハッタリのきく時代。上手く表現できないけど、枠ができきっていないから、世の中のポケットに落ちる人がまだいたような時代。 クライマックスに向けてすごく盛り上がっていくような内容ではなかったんだけれども、昭和で大阪な舞台で描かれたストーリーは面白かったです。 この本を読んだこともあり、こういうご時世だから私も自分を振り返ったりしてしまった。人生って色々だよなあ。

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2020/04/11

何かある そう思わせすぎなのか 物語の後半に行っても もうとっくに少しづつだけど期待感を高めさせられてるし って感じで上手に盛り上がれなかった  嫌いな感じじゃないんだけどな~~

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2020/04/05

デビュー作と違い、秋葉や真田の登場があまりなかったが、人の歴史を追いかける切ない話。期待を外さない、話の展開がテンポよかった!

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2019/12/19

まさかの続編から読むという。。 でも、とっっても面白かった。YASUSHIの詩が面白過ぎてめっちゃ好き! 流れるような文章とセリフの受け答えが楽しすぎて読みながら何度も笑ってしまう。 のに、最後はすっと心の中があったかくなるような感動があって、とても好きお話しやった。 次は、ちゃ...

まさかの続編から読むという。。 でも、とっっても面白かった。YASUSHIの詩が面白過ぎてめっちゃ好き! 流れるような文章とセリフの受け答えが楽しすぎて読みながら何度も笑ってしまう。 のに、最後はすっと心の中があったかくなるような感動があって、とても好きお話しやった。 次は、ちゃんと前作を読もう!

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2019/10/31

これは盤上のアルファの続きと言ってよい、前作の登場人物ふんだんに出てくるし。主人公の女と、チンピラくずれコンビが真剣師を探す話。いろんなとこで登場人物がつながっていくところが面白い。この作者の文章は重厚さはないけどいい意味ですんなり読めるので、展開がはやくて時間がかからないのもい...

これは盤上のアルファの続きと言ってよい、前作の登場人物ふんだんに出てくるし。主人公の女と、チンピラくずれコンビが真剣師を探す話。いろんなとこで登場人物がつながっていくところが面白い。この作者の文章は重厚さはないけどいい意味ですんなり読めるので、展開がはやくて時間がかからないのもいい。 そして最後、25年前と同じ、駒をかけた大勝負、タイトルのとおり散るのかと思ったら散らない。謎も全て解けて読後感スッキリです。

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2019/08/31

処女作「盤上のアルファ」の続編。塩田さんの作品はいくつか読んできましたが、ストーリィよりかは生き生きとしたキャラクタ描写が好きみたいだ。そのキャラたちがストーリィを動かしているんだという感じがとても良い!“昭和”というスパイスがより魅力的にする(^^ また京都、嵐山が物語のキープ...

処女作「盤上のアルファ」の続編。塩田さんの作品はいくつか読んできましたが、ストーリィよりかは生き生きとしたキャラクタ描写が好きみたいだ。そのキャラたちがストーリィを動かしているんだという感じがとても良い!“昭和”というスパイスがより魅力的にする(^^ また京都、嵐山が物語のキープレイスなのも個人的に良き。星四つ半。「罪の声」への期待が俄然高まるっっ!!!(←某ドラマキャラwww

Posted byブクログ

2019/03/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「盤上のアルファ」に登場した真剣師・林鋭生にスポットを当てた後日譚。前作が面白かっただけに期待値が高かったのですが…… 個人的に塩田作品の良さは、キャラ同士の軽妙なやり取りにあると思っています。しかし、本作にはそれが見られなかったため、とても残念。主人公・明日香が真面目なキャラのためか、リアクションやセリフの返しが普通過ぎる印象。 ヤンキーあがりの達也は良い感じでいい加減・ヤンチャなキャラなので、そちらのふるまいに期待したのですが、前作の秋葉・真田に比べるとインパクトが弱く感じます。 そして、肝心の林鋭生のお話にさほど引き込まれなかったことが、本作を前作ほど楽しめなかった大きな要因。彼が将棋に入れ込む行動原理にピンときませんでした。 中盤に出てくる駒師の正体は少し意外でしたが、全体の評価を覆すほどではなく…… 著者としては新たなチャレンジをした作品だったのかもですが、私には響きませんでした。

Posted byブクログ

2019/03/09

前作「盤上のアルファ」を期待して読むと肩透かしを食らう。 本作はあくまでも亡くなった母親と交友があったとされるが、行方知れずの林鋭生を探し当てる内容である。 なんかちょっと違うよなぁ…。

Posted byブクログ