今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います の商品レビュー
出てくる上司は本当に嫌な奴ばかりで反吐が出そうになる。 共感したり、ホロリとさせられたり、怖い怖いと感じたり。まとめると面白い。 そして、あの上司の行く末がどうなるか、先が気になってしょうがない。 三編あるが、中でも「天井の梁」が一番だった。終盤それまでの緊迫した空気からの優しい...
出てくる上司は本当に嫌な奴ばかりで反吐が出そうになる。 共感したり、ホロリとさせられたり、怖い怖いと感じたり。まとめると面白い。 そして、あの上司の行く末がどうなるか、先が気になってしょうがない。 三編あるが、中でも「天井の梁」が一番だった。終盤それまでの緊迫した空気からの優しいギャップに思わず涙。
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「ちょっとブラックなお仕事小説!」 いや、ちゃうやん!って思ったのは私だけではないはず。ブラック企業で害悪上司と日々付き合っている会社員たちの短編が3つ、表題作の『今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います』と『天井の梁』、『引き継がれ書』の3作品。 どの作品も仕事自体に...
「ちょっとブラックなお仕事小説!」 いや、ちゃうやん!って思ったのは私だけではないはず。ブラック企業で害悪上司と日々付き合っている会社員たちの短編が3つ、表題作の『今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います』と『天井の梁』、『引き継がれ書』の3作品。 どの作品も仕事自体にはやる気のある社員だが、上司がテンプレ害悪で日々精神をすり減らしている主人公たち。パワハラ・セクハラなどのハラスメント以外の何者でもないのだが、各々理由があり中々やめたり、更に上の上司に相談すらできない精神状態になってしまっているのです。一種の洗脳に近い形ですよね。 実際にブラック企業に勤めている方はこれに共感するのでしょうか。私が勤めているところは流石にここまでの強烈な人はいません。もっと弱く何だこの人?的な人はいますが。 正直な話をすれば完全にタイトル買いをした私が読み終わった感想としては思っていたものと違う、ということともっと徹底的にやれよ!です。 この作品だけでなくこういう因果応報ものやいじめを取り扱った作品って虐げられる側はもう長い時間ダメージを受けてきてきた描写があり、もうそれこそ胸糞悪くなるくらいなのに、虐げている側は最後にちょっとバツを受けて終わりということが多いですよね。 私個人の意見としては『死』そのものは大したことではありません。『死に至る時間』が罰だと思うのです。意味が違うことは百も承知ですが、目には目を歯には歯をというように罰にはそれと等価の罰を与えるべきではないでしょうか、と思うわけです。この作品はそういう点で行くと復讐という形ではなく、嫌いな人が酷い目にあえばいいのにという他人任せ的な感が強く出ていて正直すっきり感はありません。そんなんで済んじゃうの!?という読後感なのです。 もちろんそれは人の好みかもしれませんのであくまで私は、ということです。まあそれを感じるぐらい著者の描写がうまく人の感情をくすぐる文章ということが前提にあります。 短編ですのでパッと読める良さはあると思います。普段ブラック企業で害悪上司に悩まされている方、読んで見るのはどうでしょうか
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3編からなる短編集なのかな~。 いずれもパワハラ上司に苦労している人のお話しで、簡単にこの小説を表現すると、「世にも奇妙な物語」かな。 まー面白かったです。
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分類としてはホラーに含まれるかな。 クソ上司の下で働くブラック職場の短編三作。 仕事は全部部下に任せて、成果物だけかすめ取り上へのいい顔は欠かさないクソ上司。 派遣と正社員の立場の差を利用して、契約外の理不尽な要求をし続けるクソ上司。 なぜこんな奴が会社にいるのか、ブ...
分類としてはホラーに含まれるかな。 クソ上司の下で働くブラック職場の短編三作。 仕事は全部部下に任せて、成果物だけかすめ取り上へのいい顔は欠かさないクソ上司。 派遣と正社員の立場の差を利用して、契約外の理不尽な要求をし続けるクソ上司。 なぜこんな奴が会社にいるのか、ブラック職場の人語を介する豚上司。 早くいなくなってしまえ。 むしろ死んでしまえ。 クソ上司へのヘイトが現実になる。 2話、3話はホラーテイスト強いけど、1話のラストは好き。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
奥付の頁に「この作品はフィクションです」とあるのを見て「当たり前や!」と笑ってしまったのは初めての体験。 パワハラ上司を殺したい、あるいはそいつのせいで死にたい社員の話3つ。連作ではなく、それぞれ独立した話。 物騒なタイトルでも爽やかな表紙だから、元気を貰えそうだと思ったらとんでもない(笑)。これはもうホラーじゃあないか。ちょっといい話で終わりそうだと思っても落とされ、貞子ばりの話なんかもあったりして、頭の中で鳴り響く「きっと来る〜♪」。 みんな、こんなに我慢せずにとっとと辞めようよね。クソ上司に天罰が下るところを見られると確約されない限りは。
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いやーな上司とそれに耐える部下。ふつふつと煮えたぎる憎悪。嫌な気持ちが読者にも伝わってくるけど最後はゾクゾクとして、でもスカッとする。楽しく読めました。
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タイトルの通り上司を撲殺する話など、上司を酷い目に遭わせる話が収録されています(どう書いてもネタバレになりそうなので、ちょっとぼかして書きました)。 パワハラ上司に復讐していく話かと思っていたのですが、そんなことはなく、オチがあまりスッキリしないですね。特にパワハラのくだりで読...
タイトルの通り上司を撲殺する話など、上司を酷い目に遭わせる話が収録されています(どう書いてもネタバレになりそうなので、ちょっとぼかして書きました)。 パワハラ上司に復讐していく話かと思っていたのですが、そんなことはなく、オチがあまりスッキリしないですね。特にパワハラのくだりで読んでいる側も結構イラッとしていたので(似たような経験があるからかもしれませんが)、個人的には消化不良で終わった感じです。 そういう意味で私にとっては微妙でしたが、復讐ではなく、上司が酷い目に遭ってくれれば良いのに、的な感じの人(これもネタバレになりそうなので精一杯ぼかしています)にはオススメできるかもしれません。逆にパワハラの描写が結構ムカつくので、パワハラを受けたことのある人にはあんまりオススメできないかもしれないです。
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「今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います」 刺激的なタイトルを含む三編を収録。 上司を撲殺しよう。天気も良いし。全然、論理的じゃない。しかし、そんなものなのかも知れない。人を殺したいと思う時なんて。と、恐怖を抱かせる強烈な表題を含む短編集。ジャンルはお仕事小説になる。...
「今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います」 刺激的なタイトルを含む三編を収録。 上司を撲殺しよう。天気も良いし。全然、論理的じゃない。しかし、そんなものなのかも知れない。人を殺したいと思う時なんて。と、恐怖を抱かせる強烈な表題を含む短編集。ジャンルはお仕事小説になる。 表題はサイコパス感が漂うものの、ムカつく上司の岸本による執拗な嫌がらせと学歴コンプレックス(そもそも〇〇コンプレックスと言う使い方は間違っているらしいが)に対して、疲弊した玲美がダメだと思いながらも撲殺を夢の中で夢見るストーリー。ストレス以上の溜め込みを吐き出す手段となっていた妄想がまさかの展開に繋がり、予想外の結末でチャンチャン!となる。 このチャンチャンは、撲殺からすれば悪いチャンチャンではあるものの、収束の仕方としては大変綺麗で、きっと玲美も驚きながらも、ちょっと笑ってしまう「ですよね!」がきっと生まれたんじゃないかと思った。不謹慎ではありながらも、共感が生まれる。でも、その共感は一瞬で萎み、すぐにこれは〇〇が側にいるってことでしょ!?と玲美はビビってしまっただろう。 第二話「天井の梁」は、正社員として採用してもらえるか、微妙な立場である契約社員の麻里子が主人公。敵は主任の鈴木。成果も出しているのに不当に厳しく扱われている麻里子は鈴木の後ろにあるモノが見えることに気づく。 このあるものは、〇〇でホラーテイスト。 第三話「引き継がれ書」は、クソ豚上司を閉じ込めておく部署に異動した奈々が主人公。コネをタテに傍若無人に振る舞う豚上司は、岸本、鈴木に負けないクソぶりである。クソと言ったらクソに悪いくらいのどクソである。そんなどクソの被害に遭っている同僚たちと共有する、愚痴を書き殴るためのテキストファイルがポイント。 どれも、どクソな上司が出てくる為、大変胸糞悪い。第三話は、被害者は主人公だけでは無く同僚もであり、まだマシではあるが、残りはtargetは主人公のみ。読んでいて苦しい。現実社会を切り取っているようで。 とは言え、全体的に重すぎずな形に落とし込んではいる。ただ、重すぎずなだけで、ちょっとイライラは止まらないのは事実。ハッピー要素高めなお仕事小説ではないかな。
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