室町無頼(下) の商品レビュー
垣根涼介さんの歴史小説、時代小説を初めて読ませて頂きました。 ありがとうございます。 楽しませてもらいました。
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一気読みでした 終わってしまいました… 才蔵が命懸けの鍛錬を終え、 来るべき日に向けて準備を進める。 才蔵、兵衛、道賢、芳王子、暁信 それぞれが、それぞれに苦しんで、戦っている。 この世は苦界。 どの道を進んでも苦しくて、 でも進まずにはいられない。 後半は続きが気になって...
一気読みでした 終わってしまいました… 才蔵が命懸けの鍛錬を終え、 来るべき日に向けて準備を進める。 才蔵、兵衛、道賢、芳王子、暁信 それぞれが、それぞれに苦しんで、戦っている。 この世は苦界。 どの道を進んでも苦しくて、 でも進まずにはいられない。 後半は続きが気になって、 戦に圧倒されて、 展開のスピード感にのまれ、 とても楽しんで読んでいるはずなのに、 同時に胸が苦しくなりました。 人が作るものはいつか寂れ、壊れ、朽ちていく。 それは作り手の人も同様に。 でも繋がっていくものもある。 過去を生き、今を生きる。 読書は楽しいだけでないけど、 自分にとって本作を読む時間は、 とても大切な読書時間で読書経験でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
相国寺大塔が作中の重要な拠点、平安時代から京都には巨大なモニュメントが聳え立つ(古代から巨大建造物が大好きな国、トップ3の「雲太」「和二」「京三」の京=大極殿が相国寺大塔(110メートル)にとって代わられた) 正直、一揆の後の才蔵後日譚がくどかったのだが、あとがきで、逆に作者が拘り書き足した部分だとしる 主人公や周囲の生きざまが爽快だったが、作者の時代をすべて語りつくしたいという欲望を感じる・・・作家のサガ
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室町時代、応仁の乱直前期くらいの京都を題材にしたピカレスク。主人公の才蔵が棒術使いとして厳しい修行の末に開花するまでの上巻が特に、修行好きとして超テンション上がった。下巻も一揆衆に参加しバトるのだがどちらかというと才蔵よりも、蓮田と道賢の一揆をめぐる攻防の方がメインとなり才蔵の強...
室町時代、応仁の乱直前期くらいの京都を題材にしたピカレスク。主人公の才蔵が棒術使いとして厳しい修行の末に開花するまでの上巻が特に、修行好きとして超テンション上がった。下巻も一揆衆に参加しバトるのだがどちらかというと才蔵よりも、蓮田と道賢の一揆をめぐる攻防の方がメインとなり才蔵の強さも輝くけどメイントピックではなくなるため★一つ下げたが、しかし最後までとても面白かった。筆者の『ワイルドソウル』はいまだに忘れられない名作で、はまって一時期他の本もまとめて読んだのだが、超久しぶりに手に取ってみたらいまだに一級のエンターテインメントを書いてくれていて嬉しい限りでそれも良かった。
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室町時代が舞台の小説は、源平合戦、戦国時代、幕末・明治、戦中・戦後の時代に比べ少ない印象を受けるので読みました。 徳政一揆が題材の小説で巻末に描かれた歴史背景の解説的な描写は、良かったです。兵衛、道賢は史実にも記載がある人物みたいですが知らなかったので興味深く読めました。無頼...
室町時代が舞台の小説は、源平合戦、戦国時代、幕末・明治、戦中・戦後の時代に比べ少ない印象を受けるので読みました。 徳政一揆が題材の小説で巻末に描かれた歴史背景の解説的な描写は、良かったです。兵衛、道賢は史実にも記載がある人物みたいですが知らなかったので興味深く読めました。無頼達の生き様を通じ生きるということを改めて考えさせられました。 室町時代が舞台の小説をもっと読みたい。
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昔見た戦国時代劇を思い出す。戦争もののドラマもこんな感じかな。 室町時代、応仁の乱の本を探してみよう。
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ついに下巻。 才蔵は過酷な鍛錬を積み圧倒的な強さを手にした兵法者となる。 後半は幕府軍と一揆軍との合戦の応酬がものの見事に描かれている。 兵衛、道賢、才蔵の無頼の生き方がかっこいい。 映画も観たくなりました。
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前半は、才蔵の過酷極まりない修行とその成果、兵衛の根回しに道賢の憂いといったものを、後半は大規模な一揆とその後が描かれる下巻。 平和慣れした権力者と、武芸や先見の明に優れた兵衛たちの対比は、どこか現代社会にも通ずるものがあり、苦境の中、死を覚悟して闘った兵衛たちに熱くなりました...
前半は、才蔵の過酷極まりない修行とその成果、兵衛の根回しに道賢の憂いといったものを、後半は大規模な一揆とその後が描かれる下巻。 平和慣れした権力者と、武芸や先見の明に優れた兵衛たちの対比は、どこか現代社会にも通ずるものがあり、苦境の中、死を覚悟して闘った兵衛たちに熱くなりました。 映画の方も楽しみです。
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兵衛、道賢、才蔵...カッコいいな笑 厳しい時代や状況にも負けずに自分の信じた道を進んでいく無頼なりの生き方 映画も先行公開で観に行きましたが、原作を読んでいく個人的にオススメかなw 何回リピートで観に行こうかな笑
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魅力的な登場人物に引き込まれる。 物語の展開も痛快である。 話が進むに伴い、成長していく登場人物にも寄り添える。 「無頼」という生き方にも共感してしまう。 非常に面白く、読みごたえがあった。
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