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謎とき『風と共に去りぬ』 の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2019/07/29

真面目な真面目な「風と共に去りぬ」評。 これまでの通説を覆す、世間の評価は間違ってる、との評論だけどこれまでの通説を知らないのだから、その辺はなんとも感情移入しにくい。 でも、まぁ、面白かったよ。

Posted byブクログ

2019/07/14

おなじみ、NHK「100分de名著」で取り上げられていた『風と共に去りぬ』。 その解説をしていた著者による、より詳しく知りたい人のための本だ。 これだけの名作を読んだことがなく、映画も見たことがなかった。 だからなんとなくのイメージで、南部のわがままな金持ちの美人さんがニヒルな男...

おなじみ、NHK「100分de名著」で取り上げられていた『風と共に去りぬ』。 その解説をしていた著者による、より詳しく知りたい人のための本だ。 これだけの名作を読んだことがなく、映画も見たことがなかった。 だからなんとなくのイメージで、南部のわがままな金持ちの美人さんがニヒルな男性に惚れて振られる話、だと思っていた。 そもそもからしてほとんど間違っているのだが、なんと! スカーレット・オハラはヴィヴィアン・リーのような容姿ではない! 四角い顔で、つり目、浅緑の目、猪首、低めの身長。 何も知らない私ですら、ヴィヴィアン・リーの姿は見たことがあり、あのイメージだったのだが。 著者はコンパクトグラマーと表す魅力のある女性が、原作のスカーレットだ。 さて、一体何がスカーレットの魅力か。 それは偏に、彼女の持つ強さと、幼さと、自己中心的な性格にある。 ヒロインのライバル、あるいは対をなす、対極にいるかのように見えたメラニーが、実は原作の中ではWヒロインとして扱われている。 聖女、手弱女、純朴。 そんなメラニーのイメージは覆される。 182頁からの「黒のヒロイン、聖愚者メラニー・ウィルクスの闇」の章は驚きを禁じ得ない。 スカーレット、メラニー。 そもそもこの二人の名前が表すもの、そして、ここぞの場面で発揮される強さや暗さ。 イメージとは、「幻」だ。 著者は257頁で「これは恋愛小説ではない」と言い切っている。 悲恋、泥沼、三角関係。 そんなイメージばかりが先行しているが、実は全く違う姿がそこにあった。 フェミニズム的な観点からすれば、「女の敵は女だし、女は弱々しいし、わがまま女は男から捨てられる」というイメージを作ったのはだーれだ、と言いたくなるのだが、またそれは論点がずれるので、指摘に止める。 面白いのは、67頁。 『風と共に去りぬ』は壮大なる萌えの物語で、このセリフを誰に言わせるか、なる評論もあるそうだ。 私なら、ルパン三世の中のキャラクターなら次元大介がぴったりだと思う。 素晴らしき名作は、母と娘の物語、女同士の友情、力強さを持ってたくましく生き抜く女性の物語だ。 ってことは、最近の少女漫画、ディズニー作品に通じるんじゃないか? 今度、原作を読んでみよう。

Posted byブクログ

2019/06/25

よく知らなかったミッチェルのことを知れたのは、良かった。メラニーが真の主人公だったんだね。まあ、た確かに一番深みはあったのかなあ。でも、彼女も嫉妬心があったみたいなくだりはよく分からなかった…。

Posted byブクログ

2019/03/11

100分de名著で観てとても面白かったのでこちらも。映画は観たけど原作は読んでないので読みたい。鴻巣さん訳で!

Posted byブクログ

2019/03/07

どうしても映画版にひきずられること含め、いろいろ看破された感じ。さすがご慧眼! 鴻巣訳で再読しようかという気持ちになりました。

Posted byブクログ

2019/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かぜともファンには垂涎ものの本だろう。 時間がなくて飛ばし読みだったけど、スカーレットより、 メラニーの方がいざとなったら腹が据わっていて度胸があるというのは新しい視点。

Posted byブクログ