比較教育学の研究スキル 若手研究者必携 の商品レビュー
これまではどちらかというと、質的な研究課題について定量的分析でアプローチすることが多かった。各論文中における今後の課題では「事例研究をすべき」と自ら指摘して筆を置くことが半ば定型句化しており、文字通り大きな課題が残り続けている。本書では定性的研究の手法の紹介がされており、入門段階...
これまではどちらかというと、質的な研究課題について定量的分析でアプローチすることが多かった。各論文中における今後の課題では「事例研究をすべき」と自ら指摘して筆を置くことが半ば定型句化しており、文字通り大きな課題が残り続けている。本書では定性的研究の手法の紹介がされており、入門段階では十分な内容だった。面接法、グループフォーカスインタビュー、エスノグラフィは仮説生成型の研究法とのことだった。定量的研究の分析結果の補強として、ダメ押し的に定性的研究を行う際はどの手法を採るか、引き続き検討が必要そうだ。これには以下の引用が参考になる。
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