志ん生の食卓 の商品レビュー
巻末の「替り目」、 笑えて、泣ける。 そして、笑える。 落語っていいなぁ。 志ん生師匠の高座で 見たくなりますな。 生で見られたらね。 最高だろうね。 著者の江戸っ子口調の文体にほっこり。 面と向かって話しかけられてるような。
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志ん生の好きだった食べ物、食べ方のことを語りながら、志ん生の佇まいや、一家を支えたおりんさんの苦労、一家の暮らしぶりが鮮やかに見えてくるかのようだった。 おねえちゃん、こと美津子さんの語りっぷりもいい。 戦時中の食糧難も、うちはずっと食うや食わずだったから、それほどでもなかった...
志ん生の好きだった食べ物、食べ方のことを語りながら、志ん生の佇まいや、一家を支えたおりんさんの苦労、一家の暮らしぶりが鮮やかに見えてくるかのようだった。 おねえちゃん、こと美津子さんの語りっぷりもいい。 戦時中の食糧難も、うちはずっと食うや食わずだったから、それほどでもなかった、芋ばかりでも、自分は好きだったからそれでもよかった。 これは普通の人に言えることではない。 何というしなやかな強さだろう。 本書が編まれたとき、既に志ん生夫妻はもちろん、妹も馬生、志ん朝の弟二人も亡くなっていたそうだ。 それでもしゃんと生きている美津子さんって、かっこいいなあ。
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鏡餅が真空パックじゃなかった時代を知ってるから、かびないように水につけてたなんてところは懐かしかった。 志ん生の語り口はあまりよく覚えてないけど、美津子さんの文章から生きのいい江戸弁がが聞こえてくるようだった。
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「最期の会話はお酒のことでした。」納豆、豆腐、マグロに菊正。愛娘が語る”落語の神様”の酒と食の思い出。
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質素の中にも味わい深い食べものと人間模様。貧しさを貧しさと感じさせない愛情たっぷりな家庭であることが窺える。カラーのレシピもありがたい。順番に試してみよう。
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