伯爵夫人 の商品レビュー
胡蝶の夢のように,長い時間の夢を見たような読了後の気分になるが,その実1日程度の開戦直前の幻想世界を描く.夢か現か幻か,を地で行ったような読後感,戦争に対するある種のアイロニーを描くことによる,現在への警鐘とも感じる.
Posted by
あけすけな官能と戦争とが入れ替り立ち替りで全てが虚のような、でも戦争は現実なのだということを歴史で学んで知っているからこそのやるせなさというか…言葉にするのが難しい。 すごい疾走感とドタバタともいえるエロと不意に容赦なくとどめをさしてくるこの感じ、解説も書いている筒井康隆を読む感...
あけすけな官能と戦争とが入れ替り立ち替りで全てが虚のような、でも戦争は現実なのだということを歴史で学んで知っているからこそのやるせなさというか…言葉にするのが難しい。 すごい疾走感とドタバタともいえるエロと不意に容赦なくとどめをさしてくるこの感じ、解説も書いている筒井康隆を読む感覚と通じるところがあって、とても好きだった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
文庫化により再読。 いやはや、何度読んでも面白い。電車の中で読んでいたのだが、時々、爆笑したくなって参ったw 蓮實重彦、小説の方ももうちょっと頻繁に発表して欲しいんだけど、無理かなぁ……。
Posted by
- 1
- 2