一切なりゆき の商品レビュー
納得と共感と笑いに溢れてしまう本。 演技やバラエティでの姿だけでも好きだったが、言葉を読んで希林さんの考えを理解できたことが何よりも嬉しい。本当に人間味が演技に出ているし、こういう人になりたい!と思う。 樹木希林という人間に出会えたことに改めて感謝する。
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ある女優が広く知られるようになったのは、テレビドラマ「時間ですよ」だった。「寺内貫太郎一家」での「ジュリー!」という呼び声もまた、記憶に残る。家族が同じ時間に同じ画面を囲んでいた時代の空気が、そこにはある。その後、映画へと軸足を移し、個性派としての立ち位置を確かなものにしていった...
ある女優が広く知られるようになったのは、テレビドラマ「時間ですよ」だった。「寺内貫太郎一家」での「ジュリー!」という呼び声もまた、記憶に残る。家族が同じ時間に同じ画面を囲んでいた時代の空気が、そこにはある。その後、映画へと軸足を移し、個性派としての立ち位置を確かなものにしていった。 本書は、2018年に世を去った樹木希林の言葉を集めた一冊である。生と死、演技、男と女――語られるテーマは幅広い。もっとも、彼女の言葉はすでに断片として流通している。「人生は成り行きまかせが一番」「死ぬときぐらい好きにさせてよ」といったフレーズは、文脈を離れて独り歩きしている印象もある。 そうした言葉の力強さゆえに、それ自体が商品として扱われやすい側面もあるのだろう。言葉が先行し、人となりが後景に退く――そんな構図も見え隠れする。 通して読むと、樹木希林という人は、いわゆる達観した人生巧者というより、どこか既成の枠に収まらない存在として立ち現れる。常識的な尺度では測りきれない振る舞いの奥に、独自の筋が通っている。 その在り方を、型破りと呼ぶか、自由と呼ぶか。読み手の受け取り方に委ねられている。
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生き方のエッセンス? の質問に 「それは依存症というものよ、あなた。 自分で考えてよ」 自分を俯瞰でみる癖がついていて、 それは女優という仕事のおかげ。というとことから、 この本の名言集はできているかもしれない。 何物にも依存しすぎない人生か。 目指したいようで、目指したくないようなと、自分をみて思ってしまった。
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顔施と本人が言うほどのカバー写真、「おごらず、他人とくらべず、面白がって、平気に生きればいい」 素敵な女優さんだったな!
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できる事なら、面白がって平気に生きる。 って言葉の重みが伝わって来ました♪素敵な歳の重ね方、女としてだけでは無く、人間として色っぽくなりたい‥最後に上出来と言われるような人生に私もしたいと思いました。
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インタビューや対談から切り抜いたことば集。家族のかたちや病気との付き合い方…おもしろい人だな。娘の也哉子さんもすてき。 自分を俯瞰して見ることで動き方がわかる、という一節はお手本にしたい。
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「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」 この言葉がずっと心のお守りになっています。 改めて読み返しながら、「平気に生きる」とはどういうことかを考えました。 樹木希林さんの言葉は淡々としているのに、妙に心の奥に届いてくる。 生きることがしんどく感じる時でも、少...
「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」 この言葉がずっと心のお守りになっています。 改めて読み返しながら、「平気に生きる」とはどういうことかを考えました。 樹木希林さんの言葉は淡々としているのに、妙に心の奥に届いてくる。 生きることがしんどく感じる時でも、少し肩の力が抜けるような本です。 特に共感したのは、 “相手のマイナスは自分の中にもある” という視点。 離婚を経て振り返ると、本当にその通りだな…と頷きながら読みました。 破天荒な夫・内田裕也さんとの関係も、 派手さの裏に深い情があったのだと感じさせられます。 飾らず、強く、弱く、人間らしく生きた樹木希林さんの言葉は、 生きづらさを抱える大人にそっと寄り添ってくれます。
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TVを見ないデメリットのひとつは、TVに出る人を知る機会がなくなることである。やってたから見たとかCMで見たとかで、特に強い関心を抱くことはないけれど知っている。そういう出会いの機会を喪失することである。なくてもいいやと思うようになったのでTVを見ない。 樹木希林の解像度はおそろしく下がっていて、本書を読み始めたときはなんとなく亡くなった祖母を思い出したりもしたのだけれど、「毒舌だった(意訳)」と本人が語り出して、そういえば時々ぎょっとするようなこと言う人だったなと。記憶は美化するねえ。 読後においてもものすごく強い関心はないままだけれど、出演作品を幾つか見てみる気になった。合掌。
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・絶対こうでなければならないという鉄則はない。 ・自分の変化を楽しんだほうが得。 ・楽しむのではなく面白がる。楽しむというのは客観的。中に入って面白がる。 面白がらなきゃやっていけない。 ・病というものを駄目てして、健康であることをいいとするだけなら、こんなつまらない人生は...
・絶対こうでなければならないという鉄則はない。 ・自分の変化を楽しんだほうが得。 ・楽しむのではなく面白がる。楽しむというのは客観的。中に入って面白がる。 面白がらなきゃやっていけない。 ・病というものを駄目てして、健康であることをいいとするだけなら、こんなつまらない人生はないだろう ・「痛い」じゃなくて、「ああ気持ちいい」って言い換えちゃう ・そんな生ぬるい関係を繰り返しても人は成熟しない ・男でも女でも、ちょっとだけ古風な方が、人としての色気を感じる ・人は誰でもいろんな形で背負っているものがあると思うけど、それだけが人生の全てではない ・おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい
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樹木希林さんとはどういう人物だったのか?何本か出演作品を見たことある程度で正直自分はよく知らないのだ。それがこれを読むとかなり見えてくる。彼女の発言の総集編。悟り切っているかのよう。そして「死」というものに向き合わされる。つまりそれは「生」に向き合うということだ。 ・お金や地位...
樹木希林さんとはどういう人物だったのか?何本か出演作品を見たことある程度で正直自分はよく知らないのだ。それがこれを読むとかなり見えてくる。彼女の発言の総集編。悟り切っているかのよう。そして「死」というものに向き合わされる。つまりそれは「生」に向き合うということだ。 ・お金や地位や名声もなくて傍からは地味でつまらない人生に見えても本人が本当に好きなことができていて幸せだと思っていれば、その人の人生は輝いている。 ・十分生きて自分を使い切ったと思えることが人間冥利に尽きるってこと。 ・みんないずれ死ぬんだけど、死ぬまでの間に残したくない気持ちを整理しておく。会っておくとか話しておくとか。 ・どの夫婦も相手のマイナス部分が必ず自分の中にもある。 ・おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい
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