夢十夜 の商品レビュー
ヨルシカの「第一夜」を聴いていたら、ふと読みたくなって手に取った。 夏目漱石×しきみで、とってもイマドキな感じに仕上がっている。 こんなイラストと組み合わせても、全く色褪せないのは、やっぱり文豪夏目漱石だからなんだろうな。 夢の中の話というだけに、つかみどころがない感じがするけど...
ヨルシカの「第一夜」を聴いていたら、ふと読みたくなって手に取った。 夏目漱石×しきみで、とってもイマドキな感じに仕上がっている。 こんなイラストと組み合わせても、全く色褪せないのは、やっぱり文豪夏目漱石だからなんだろうな。 夢の中の話というだけに、つかみどころがない感じがするけど、読み手によって様々な解釈ができるという気もする。 10編の中ではやっぱり「第一夜」が好きだった。
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国語のテストでよくある問に 「この時の主人公の気持ちを答えなさい」というのがある いや、分かるわけないだろ! といつも思っていた 要領のいい嫌なタイプの子どもだったので、難なく大人が喜びそうな「答え」を書いていた でも本当はそんなん本人に聞いてみな分からんだろ!と思ってい...
国語のテストでよくある問に 「この時の主人公の気持ちを答えなさい」というのがある いや、分かるわけないだろ! といつも思っていた 要領のいい嫌なタイプの子どもだったので、難なく大人が喜びそうな「答え」を書いていた でも本当はそんなん本人に聞いてみな分からんだろ!と思っていた 正解なんか分かるわけないだろ!と思っていた 正しい「答え」なんてないと今でも思う だけど正しい「問い」ならある気がする 「あなたがこの物語を読んでどんな気持ちになったか答えなさい」 「答え」はひとつじゃないが、全てが正しい「答え」だ 「あなたが『夢十夜』を読んでどんな気持ちになったか答えなさい」 むむむ、やるな漱石!と感嘆する気持ちになりました(最終的になんだそりゃ!)
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乙女の本棚シリーズから、夏目漱石さんとしきみさんのコラボ作品「夢十夜」です。なんとも、ステキな表紙とこのタイトルに期待は大きく読み始めました! こんな夢を見た…それが第一夜から第十夜までで、夢だからってこともあるけれどあまりにも現実離れしすぎてて、幻想的といえば幻想的なん...
乙女の本棚シリーズから、夏目漱石さんとしきみさんのコラボ作品「夢十夜」です。なんとも、ステキな表紙とこのタイトルに期待は大きく読み始めました! こんな夢を見た…それが第一夜から第十夜までで、夢だからってこともあるけれどあまりにも現実離れしすぎてて、幻想的といえば幻想的なんだけれど、だからつかみにくいかなぁ~と感じてしまい、一度はスルーしてしまおうかと思ってしまったほど(^-^;)だけど、なんとか、読み切ることができました。 印象に残ったのは第一夜と第九夜…、第一夜は臨終を迎える女性と100年後に再会する夢、第九夜は戦地での夫の無事を願い幼子を連れてお百度参りする妻の夢…。でもトータルして、混乱してしまいました…。まぁ、こんなこともあります!次、いきますよっ(^-^)
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10の夢によって構成される夏目漱石による幻想的な奇譚。 第三夜の盲目の不気味な我が子を背負って歩く話が好き。 子から明かされる自身の過去によって感じる罪悪感と子の重さが比例しているように感じた。
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学生時代の教科書に載ってるもの以外読んだことがないけど、この歳になって文豪触れてみたい…と思いこのシリーズで最近文豪を読み始めました。 その中でも一夜の話に惹き込まれ購入し、そのままあとの話もスラスラ読めました。 綺麗なイラストと共に読めるのは、今まで海外文庫ばかり読んでいて、...
学生時代の教科書に載ってるもの以外読んだことがないけど、この歳になって文豪触れてみたい…と思いこのシリーズで最近文豪を読み始めました。 その中でも一夜の話に惹き込まれ購入し、そのままあとの話もスラスラ読めました。 綺麗なイラストと共に読めるのは、今まで海外文庫ばかり読んでいて、文庫本のあらすじなどを読んでも「読みたい」とは思わず文豪の本を読まなかった私にとってとてもありがたいです……! 10個の夢の中で1番印象強く残ってるのはやっぱり三夜です。
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「乙女の本棚」シリーズ。夏目漱石『夢十夜』とイラストレーター・しきみ、編。 もともと『夢十夜』が好きなのだけど、改めて、この企画には、ピッタリの作品だと思った。 しきみさんの絵も素敵で、小説の雰囲気と合っているな、と。
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幻想的・不思議・不穏・悲しいなど様々な十夜の夢 それからどうなったのか気になる夢がいくつか 私の好みは第一夜と第三夜 この本のしきみさんの絵はわりと可愛らしいのでまとめられている印象でした
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司書なのに漱石くらい読んでよ!と子にいわれ…与えられた。 そうね、坊ちゃんや吾輩は…から入っちゃダメだったんだね。 内容とビジュアルが良く合ってて、若い人の良い仕事に会えて嬉しい。
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夏目漱石夢十夜を受け継いだと言われる内田ひゃっけんの東京日記が好きで、遡ってきました。 何度でも咀嚼したくなるような文章です。庄太郎さーーーーーーーん!!!!!!!
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「夢の世界」が展開する十話。 筋書きのない「騙し絵の世界」に迷い込んだ。 逃げ出したくなって出口が見当たらないまま目が覚める、寝覚めの悪い、そんな夢を見た・・・。 文豪・夏目漱石(1867-1916)が、明治41年に新聞連載した幻想小説です。
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