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烙印(下) の商品レビュー

3.2

10件のお客様レビュー

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2021/01/28

年を重ねた登場人物たちもそれぞれがキャリアと円熟味を増したが、その中にあってピート・マリーノの相変わらず下品でブレない存在感が健在だ。 いつものことながらストーリーは冗長でマンネリ感は歪めないが、読者サービスだろうか、今作はマリーノやケイ・スカーペッタの体形や容貌を少しだけ小出...

年を重ねた登場人物たちもそれぞれがキャリアと円熟味を増したが、その中にあってピート・マリーノの相変わらず下品でブレない存在感が健在だ。 いつものことながらストーリーは冗長でマンネリ感は歪めないが、読者サービスだろうか、今作はマリーノやケイ・スカーペッタの体形や容貌を少しだけ小出しにしてくれた(少しネタバレかな)。 さて、今作もいつも通り最後の30ページがクライマックス。そろそろこのパターンは飽きてきたが、それを承知で次作もきっと読むだろうね。

Posted byブクログ

2019/05/19

ここ近年、とてつもなくつまらないなと思ってましたが、 今回は面白かったです。 それにしても、海外文庫の高額化が ほんと嫌になります。 300Pで1200円でしたよ。 京極さんなんか900Pで1300円ですよ。 ……どっちも1000円越えなの今気づいた。 たっかいな、本!

Posted byブクログ

2019/04/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

上下巻読み通して、徒労感に終わる本だった。 もともと検死官というシリーズの醍醐味は、FBIの最新の捜査手法と死体が語る驚きの真実、ケイやマリーノ、ベントン、ルーシの魅力と、残忍な殺人犯の心理描写にあったはずだが、最近の作品では微塵もなくなってしまった。 不可解な殺人が起こり、それに伴う遺体検証で、三分の一。それも遺体検証にあたってのケイの信任者への不信感や、妹との関係性のネガティブな思い出、挙げ句の果てには周囲へ憤りの爆発。正直更年期かと思うほどのあたりは、読んでいて心地よくない。そして、遺体保全終わって検死のシーンは、遺体保全の推理通りの結果で、新たな発見はあまりない。しかも醍醐味の検死シーンは一瞬。そして、帰ったら犯人が登場して、ドタバタで逮捕、解決。最後の駄目押しで、ケイファミリーの新たな秘密、容姿のデミは異常殺人者たちの子どもだったと後味の悪いカミングアウト。 こんなに憤りと徒労感を感じるのだが、いつかあの時の輝きを取り戻すのではという期待感でまた新刊を読んでしまう自分が予感される。

Posted byブクログ

2019/04/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

さあ下巻。 独断と偏見に満ちていますが、基本は検屍官シリーズが好きなのですよ。 上巻でははっきりしないけどおそらくキャリーの仕業だろうと思われる事件が相次ぎ、下巻ではまさかのブリッグスが! ブライス、後ろ後ろ!に加え、ドロシーとマリーノのありそうで思いつかなかった組み合わせに、ケイ…あんたは何でそう不倫体質と遠い目になりそうな思い出話に何より衝撃のDNA。その恐ろしいまでのキャリーの計画はまさに鳥肌ものです。 結果的に言えば、死んでないんかい!とこの先の余韻を残して今回も終了。 事件そのものは、最後のほんの40ページくらいで怒涛の展開と解決で、ラボでの分析云々描写はかなり控えめ。腹が立つ俺が俺がの役に立たない出しゃばり刑事(マリーノではない)をかわしつつ、くそ暑い中で熱中症になりかけながらマリーノと二人での現場検証も悪くはないけど、事細かに熱中症兆候を描写しているので、読んでいるだけで疲れました。私も熱中症には結構なったので、描写はまさにその通りとは思いました。 そして毎回愚痴って申し訳ないけど、翻訳も大変だろうけどこの薄い文庫で一冊1200円は高いよ…と思いつつ、作家と出版流通のためにせっせと買ってしまうのでした。

Posted byブクログ

2019/02/27

シリーズなので… ちょっと不必要な描写が多いかな、最近。 ここから新たな展開に持って行き、まだまだ続くパターン。 マンネリどけど、きっと次も買うであろう安定したシリーズです。

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2019/02/24
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個人的に、思ったほど面白さを感じられなかった前作から2年。 期待と不安で読み始めた今作は…。 なんだか以前の面白さが戻ったみたい! 執拗に付きまとう人間に狙われ続けるだなんて凡人の私には想像もできないし、それを意識しながら普通に暮らしていけるなんてことができるのかもわからないけれど、ベントンとは相変わらずステキな時間を過ごしているし、ソックにはテスラという仲間もできたし、ルーシーたちも幸せそう。 でも、そこへやっぱりあの人なんだよねっていう感じで。 これだけスペシャリストが集まっているのに、その上をいくあの人が超人的過ぎるし、何しろシツコいと思うけれど、今作は最後にその本当の理由らしき物も明かされて、次作も楽しみ。

Posted byブクログ

2019/02/17
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(上巻より) 新しい展開としては、 マリーノと妹ドロシーが仲良くなるのか、という点と、 ルーシーのパートナーが養子にした、彼女の亡き姉の産んだ子が、 キャリーの実子だった点。 ますます人間関係がややこしくなるのか。

Posted byブクログ

2019/02/10
  • ネタバレ

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事件の全容が明らかになりつつあったところでのラスト。宿敵と相対することになりドキドキ度はピークに。捕らえられたとはいえ、また対峙することもあるんだろうなあ。終わらないシリーズ。

Posted byブクログ

2019/01/21

もう誰も読んでなくても私は読むよ! シリーズ読みながら年越すのが20年近いお決まりなので、講談社さんが出し続けてくれることに感謝! ワンアイデアの新しい殺し方、グダグタの痴話喧嘩で進んでいくストーリー、みんなが主人公のケイに隠しごとしてる欲求不満…といったパターンすら楽しい。...

もう誰も読んでなくても私は読むよ! シリーズ読みながら年越すのが20年近いお決まりなので、講談社さんが出し続けてくれることに感謝! ワンアイデアの新しい殺し方、グダグタの痴話喧嘩で進んでいくストーリー、みんなが主人公のケイに隠しごとしてる欲求不満…といったパターンすら楽しい。キャラ造形と会話のセンス、池田真紀子さんの翻訳が最高だから。 もうさ、『アベンジャーズ』みたいに、リンカーン・ライムとスカーペッタの競演とかあってもいいんじゃないのw あ、でも今回、もうひとつのお約束読みどころである料理シーンがぜんぜんなかったのは残念です。

Posted byブクログ

2019/01/03

何を言ってもネタバレになってさしまいそうですが、今作は上下巻ともプロットを読んでいるような感覚があります ここ数作とも敵対していたキャリー・グレセンとの戦いは終わったのか?新たな敵が現れたのか否か… 何ともスッキリしないラストです 今作に関してはコーンウェルのやっつけ仕事に思えて...

何を言ってもネタバレになってさしまいそうですが、今作は上下巻ともプロットを読んでいるような感覚があります ここ数作とも敵対していたキャリー・グレセンとの戦いは終わったのか?新たな敵が現れたのか否か… 何ともスッキリしないラストです 今作に関してはコーンウェルのやっつけ仕事に思えてならない私です

Posted byブクログ