たとえば、君という裏切り の商品レビュー
騙された。普通の「苦い恋」の短編集なんだと思いながら読み進めたのですが、なんとそうでしたか。予想外の真実にびっくり。面白かった満足。
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全ては、彼女が知っていた。 幼少期に過酷な時代を過ごした少女があることをきっかけに、新しい人生へ。物語に生きる少女が小説家となり、当時新しい人生を作るきっかけをくれた人に対してのラブレターとして、書き続けていた。 複雑な人間構成が終盤で明らかになる。 鴨志田玲の作る小説に対す...
全ては、彼女が知っていた。 幼少期に過酷な時代を過ごした少女があることをきっかけに、新しい人生へ。物語に生きる少女が小説家となり、当時新しい人生を作るきっかけをくれた人に対してのラブレターとして、書き続けていた。 複雑な人間構成が終盤で明らかになる。 鴨志田玲の作る小説に対する熱量がすごく、終盤にして、この人が主人公だ。と良い意味で裏切られ、面白かった。
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途中まで、恋愛色だとか、普通な空気感が強くて、なんでこれ読もうと思ったんだっけかな…?と思いながらも、とりあえずは最後まで読むか、と読み進めた。 最後の章ですべてがつながって(まあ名前を騙ってたり、離婚での苗字変更が使われててずるいなーとは思ったけど)、想像以上にたったひとりの自分勝手な、後味の悪い終わり方に、読んでよかったー!となった。個人的には気持ちのいい、終わりの裏切りだった。
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3つの話が最後に繋がるミステリー。 全編を通してある人の話が描かれており、それが誰の事なのかが最後の手紙でわかるという話。 ある人の想い人以外、関わった人のほぼ全てが不幸になっていて中々エグい。深い愛情というか執念、妄執といった表現の方が的確かも。面白かった。
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正直、何も期待せずに読み始めました。 でも、退屈せずに一気に読みました。 最後にあんなバイオレンスな事実が出てくるなんて。 すべてのことの顛末が怖過ぎる。 読み終わった後に背表紙のあらすじを見て思いました。 『確かに、ある人の深い愛に震えましたよっ‼︎』 なんかもう全部怖い、時...
正直、何も期待せずに読み始めました。 でも、退屈せずに一気に読みました。 最後にあんなバイオレンスな事実が出てくるなんて。 すべてのことの顛末が怖過ぎる。 読み終わった後に背表紙のあらすじを見て思いました。 『確かに、ある人の深い愛に震えましたよっ‼︎』 なんかもう全部怖い、時代を超えて怖い。 でも、私を数時間、夢中にさせてくれた。
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「三つの物語は時を超え、〝ある人〟の深い愛に結実する」 三つ目を読み終えてもどう繋がっていくのか謎でしたが、 「最期のインタビュー【追記)」でやっと腑に落ちました。 全部、下田涼花に集結するのか。 でも、これ「深い愛」なの?すごく歪んだファン心理みたいでゾッとした。 鴨志田玲は満...
「三つの物語は時を超え、〝ある人〟の深い愛に結実する」 三つ目を読み終えてもどう繋がっていくのか謎でしたが、 「最期のインタビュー【追記)」でやっと腑に落ちました。 全部、下田涼花に集結するのか。 でも、これ「深い愛」なの?すごく歪んだファン心理みたいでゾッとした。 鴨志田玲は満足したかもしれないけど、和津とお兄ちゃんが気の毒すぎる。 和津にとって正義感が強くて何でもできる自慢のお兄ちゃんだったのに。 読後感は悪くないけど、藤村兄妹がかわいそうでした。
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岡山への電車で読んだ。おまえのなりすましかー!って、最後びっくりした。話がつながっていないように見えて全部つながってる。好き。余命わずかの引退する鴨志田玲、編集者の下田涼花、ライター。 「下手に趣味が合ったらそれはそれで細かい好みの違いとかが気になるのでは。ならいっそ全然異なる嗜好と価値観同士の方がお互いを素直に尊敬しあえるのではないか」ってせりふについてだけど、 いや、程度の問題では。 少なくとも相手が何を話しているか大体わかってないと尊敬もできない。同じ日本語でも全く興味のない分野の固有名詞は外国語と同じ。外国語なら意味が分からない、文化の違い、で諦めもつくけど相手の内容がさっぱり理解できないっていうのは結構つらいものがある。
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3+1のお話がありました 一つ目、二つ目を読んで三つ目を読んだら あっ!てなりました 誰が誰で、誰が誰でっていうのが三つ目の話で徐々にわかるようになって・・・ そして+1の短い話で・・・ これはもう一回読んでおさらいしたほうがいいかなと思うくらいでした 結末を見て、なるほどそうい...
3+1のお話がありました 一つ目、二つ目を読んで三つ目を読んだら あっ!てなりました 誰が誰で、誰が誰でっていうのが三つ目の話で徐々にわかるようになって・・・ そして+1の短い話で・・・ これはもう一回読んでおさらいしたほうがいいかなと思うくらいでした 結末を見て、なるほどそういうことかと なかなか楽しめました
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3つのストーリーからなる作品。 どれもあまり気分の良い話ではなくて、重たい気持ちになるなぁという程度で読んでいたら、3つ目で、はっとしました。 ぞくっとしたと言った方が適切かもしれません。 思わず最初から読み返してしまい、さらにぞっとして。 ちょっと手が震えそうなくらいの衝撃で...
3つのストーリーからなる作品。 どれもあまり気分の良い話ではなくて、重たい気持ちになるなぁという程度で読んでいたら、3つ目で、はっとしました。 ぞくっとしたと言った方が適切かもしれません。 思わず最初から読み返してしまい、さらにぞっとして。 ちょっと手が震えそうなくらいの衝撃で、動悸がしてきそうだと思っていたら、そこからさらにラストの衝撃。 なんという話を書くんだ。 人の愛は恐ろしい。
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ラストの手紙の、涼花さんの突き抜けた感じ、良いな……。 こういうフィクションならではの天晴な魅力、もう、すき。
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