後宮の烏(2) の商品レビュー
シリーズ第二弾。二巻目までは以前アニメでやっていたところだったので、おさらいがてら読みました。 寿雪への相談が死にまつわることが多いからか、今回も切ない話が多かったです。 『青燕』で温螢が過去を語ったシーンと、『想夫香』で魚泳が隠していた気持ちを語ったシーン、ラストの高峻に少しう...
シリーズ第二弾。二巻目までは以前アニメでやっていたところだったので、おさらいがてら読みました。 寿雪への相談が死にまつわることが多いからか、今回も切ない話が多かったです。 『青燕』で温螢が過去を語ったシーンと、『想夫香』で魚泳が隠していた気持ちを語ったシーン、ラストの高峻に少しうるっときました。 宵月が出てきて、謎に包まれていた烏漣娘娘について少しずつ明かされはじめました。 三巻目以降はアニメ化されていない部分なので、読むのが楽しみです。
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シリーズ2作目。 1作目と比べて読みやすくて面白い!寿雪の周りに人も増えて、それに戸惑う寿雪が可愛い。そしてお互いを大切にしたいと想い始める寿雪と高峻の気持ちの揺れが読んでいて心地よい。 1.青燕(あおつばめ) 飛燕宮の燕夫人に懸想したチウルの話。イシハ登場。 2.水の聲 エンリン様に仕えた元侍女の話。 3.仮面の男 琵琶弾きの男の話。 4.想夫香(そうふこう) 死んだ兄を想い、土人形にて生き返らせた鵲妃の話。封ショウゲツ登場にて烏妃の真実が明らかになる重要回。
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「青燕」 謝罪する理由とは。 心のどこかでは気付いていたとしても、やめられなくなってしまっているのを知っているなら止めるべきだろ。 「水の聲」 死しても聞こえる。 何故亡くなったのか頭では理解しているが、心は真実を拒絶しているからこそ幻聴が誘ってくるのではないか。 「仮面の男...
「青燕」 謝罪する理由とは。 心のどこかでは気付いていたとしても、やめられなくなってしまっているのを知っているなら止めるべきだろ。 「水の聲」 死しても聞こえる。 何故亡くなったのか頭では理解しているが、心は真実を拒絶しているからこそ幻聴が誘ってくるのではないか。 「仮面の男」 音色に反応する者。 ここまで取り憑かれたように弾き続けていたのであれば、無理矢理取り上げなくとも死は時間の問題だったろ。 「相夫香」 血を求めるものは。 心身的に限界だったからこそ、冷静に考えれば狂っているとしかいいようがないのに普通に暮らしてたのだろ。
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2024/09/03 1巻で割と烏妃の秘密に触れてたからこんな最初にそんな秘密だしていいんって思ってたけど今回も新たな秘密が明かされた。このシリーズは巻の最後に秘密明かすタイプなんかな。下鴨アンティークは聞いたことある本やったからびっくり。
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死者を相手にするので悲しい話ばかりだけど、その中に少しほんわかする話があって読んでる方も救われる感じです。烏妃の謎が深ばるばかりで、続きが気になります!
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後宮の烏2 白川紺子 ∞-———————∞ 烏妃の秘密がどんどん出てきて面白い。寿雪は強気な感じでいて、頼みはほとんど断れないし、掟を破って周りに仕える宦官や宮女が増えていく。 宵月が出てきた時は、殺されるのでは?と本気で考えたけど、そしたらこの本終わっちゃう。 「青燕」 「水の聲」 「仮面の男」 「想夫香」 2024/04/28 読了(図書館)
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何故、烏妃として寿雪が後宮に居るのかが少しずつ秘密が明かされていく2巻でした。 主人公たちのやさしさがとても印象的でした。
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ずっと前から本屋さんで平積みされていたのが気になっていた。でもシリーズものは当たり外れがあるし、、と思いしばらくは手に取らなかったけれどアニメ化もしたとのことで今更ながら読み始めた。 ここからは完全に個人的な好みになるけれど、かなり好きな雰囲気。寿雪や高峻をはじめとする登場人物達も人間味があっていいなと思えるし、根本の夏の王冬の王の謎も先が気になる。 中華風ファンタジー(というのか?)によく出てくる宦官だけど、私が宦官という言葉やその意味を知ったのが浅田次郎さんの『蒼穹の昴』だった。学生時代初めて読んで物凄く面白くて記憶に残っている。主人公が宦官となるシーンなども割と鮮明に覚えている為、アニメや小説などで宦官が出てくる際にその扱いの軽さに自分の中で捉え方との差があり、登場人物として生きてないというか、実はあまり楽しめなかったりしていた。(『顔はいいのに○無しか〜』みたいな台詞とかあると、なんかそんな感じだっけ、、、?となったり。)勿論その物語において大事な意味を持つわけじゃないからかもしれないけれど、とにかく私は蒼穹の昴をずっと引きずっていたので(笑)だから衣斯哈の処遇を巡った温螢と寿雪の会話シーンがすごく良くって、こうゆう主要に近いキャラクターに奥行きがあるのいいなと感じた。 調べたら7巻完結で全部販売されているので一気読みしたいと思います。
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烏妃として生きるとは。 寿雪の元に人が増えてくる。烏妃は侍女も宦官も置いてはいけない。その教えを破ってしまうことに心は騒ぐが——。 アニメで一度観たけど小説で読むのもいいですね。人が人を想う気持ちは、いつも暖かい結果になるとは限らない。それでも人は人に手を伸ばす。寿雪も、高俊も。 皇帝が孤独な立場であることはさまざまな作品でよく言及されているが、烏妃も同様に孤独に生きることを求められている存在。大きな権力を持つ存在にはさまざまな人間が寄ってくる。利用されないために孤独を選ばざるを得ないのか。「人」としての心はどうなるのか。 敵のような存在も登場してますます続きが楽しみ。
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最終章で寿雪もこの時初めて高峻のためになにかしようと動いた… お互いがなにか役に立とうと動く姿に心を動かされる… 世界観も好き にしても高峻が寿雪を守ったところかっこよかったなぁ 感情をあらわにしない二人だけど内心では置かれる立場に思い苦しんでいることが文章に表現されている 温蛍無事でよかったぁー
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