怖い橋の物語 の商品レビュー
日常と非日常、此岸と彼岸とを結ぶ「橋」。世界のさまざまな橋や絵画の橋などのエピソードを紹介したエッセイである。初出は北海道新聞の連載だったようで1つ1つのエピソードは短くてすぐ読める。 写真もあるが、悪魔の橋や行き止まりのサン・ベネゼ橋、水面下のサンクン橋、火を吹くロン橋など見て...
日常と非日常、此岸と彼岸とを結ぶ「橋」。世界のさまざまな橋や絵画の橋などのエピソードを紹介したエッセイである。初出は北海道新聞の連載だったようで1つ1つのエピソードは短くてすぐ読める。 写真もあるが、悪魔の橋や行き止まりのサン・ベネゼ橋、水面下のサンクン橋、火を吹くロン橋など見てみたい。 鳴門ドイツ橋のエピソードはちょっと感動した。
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「怖い絵」で有名な著者だから、このタイトルになったのか。世界(日本を含めて)の橋にまつわる話が書かれている。中野さんの文章は冷徹な現実を取り繕わずに書いてあるのが好きだ。「ロバを売りに行く親子」の話が懐かしく感じた。
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「怖い絵」シリーズの中野京子さんの著書。実際にある橋、物語に出てくる橋、絵画に描かれた橋…色々な橋にまつわるエピソードや歴史が紹介された本。怖い橋の物語、というタイトルですが、別に怖い話ばかりではない。 最近ヨーロッパ史にちょっと興味があるので、マリーアントワネットが渡れなかった...
「怖い絵」シリーズの中野京子さんの著書。実際にある橋、物語に出てくる橋、絵画に描かれた橋…色々な橋にまつわるエピソードや歴史が紹介された本。怖い橋の物語、というタイトルですが、別に怖い話ばかりではない。 最近ヨーロッパ史にちょっと興味があるので、マリーアントワネットが渡れなかったヴァレンヌ橋が印象的だった。あと、石見銀山の反り橋。反り橋は魂の通る橋で、人間の通る為に真っ直ぐな橋もかけられているというのが面白い。
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実在、架空にとらわれない、橋にまつわるさまざまなエピソードをまとめた本。 橋はこちらとあちらを結ぶもの、こちらが渡れるかわりにあちらも渡ってこられる。 異形のものも、この世ならぬものも。 などと橋に関してひとつも感じたことのない私だったけど、言われてみればそうかもと、ちょっと怖...
実在、架空にとらわれない、橋にまつわるさまざまなエピソードをまとめた本。 橋はこちらとあちらを結ぶもの、こちらが渡れるかわりにあちらも渡ってこられる。 異形のものも、この世ならぬものも。 などと橋に関してひとつも感じたことのない私だったけど、言われてみればそうかもと、ちょっと怖くなりました。 それなら跳ね橋が一番怖いかなぁ。 なんてったって、向こう側が見えないんだもの。 実在の橋は巻頭にカラー写真があり、巻末には地図があってわかりやすく、エピソードが頭の中で繰り広げやすかった。 うっとりするほど美しい橋、目を疑うトリックアートのような橋、いろいろあるけど、エピソード込みで好きなのは鳴門ドイツ橋。素敵。 中野さんはホント博識。 絵画、映画、オペラ…いろんなところからエピソードが飛び出してくるので、それも一緒に本の中に引き込まれました。 中野さんの大ファンです!
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もっと中野さんの文章が読みたいーーーこちらの世界とあちらの世界を結ぶ橋にたくさんのドラマがあることを知る。
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印象に残ったもの 「犬の飛び込み橋」…スコットランドのオーヴァートン橋。 「水面下の橋」…オランダのサンクン橋。濠の底に架けられた水底の橋。 「エッシャーの世界のような」…ドイツのマクデブルク橋。川に架かる「橋の川」。船が航行できる水路橋。 「マルコ・ポーロ橋」…マルコ・ポーロが...
印象に残ったもの 「犬の飛び込み橋」…スコットランドのオーヴァートン橋。 「水面下の橋」…オランダのサンクン橋。濠の底に架けられた水底の橋。 「エッシャーの世界のような」…ドイツのマクデブルク橋。川に架かる「橋の川」。船が航行できる水路橋。 「マルコ・ポーロ橋」…マルコ・ポーロが絶賛したためこの名がついた。またの名を盧溝橋。 「愛妾の城と橋」…フランスのシュノンソー城。
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読書記録です。まだの人は読まないでね。 何気なく写真では見たことのある「行き止まりの橋」は、サン・ベネゼ橋という本名よりも「アヴィニョンの橋で踊ろよ踊ろ」の方が有名とか、おもしろい! 短い説明文のなかの情報を、画像や音楽をPCで観ながら聞きながら読むと一層おもしろいです。 「ロンドン塔のジェーン」では、今はもうない橋の説明。2017年に美術館に行って直接観た『レディ・ジェーン・グレイの処刑』を思い出しながら読みました。
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怖くない話もたくさんある。へぇー!と感心してしまう話ばかりで興味深く読んだ。 逃げ場がないゆえに起こったこと、高さがあるゆえに起こったこと。歴史的出来事や寓話の舞台。そこに橋がなければ、歴史や物語の展開は全く違っていたかもしれない・・・という面白さが橋にはあるようだ。 イソップに...
怖くない話もたくさんある。へぇー!と感心してしまう話ばかりで興味深く読んだ。 逃げ場がないゆえに起こったこと、高さがあるゆえに起こったこと。歴史的出来事や寓話の舞台。そこに橋がなければ、歴史や物語の展開は全く違っていたかもしれない・・・という面白さが橋にはあるようだ。 イソップに出てくる橋の話、南京錠をかける習わし、スパイ交換の場としての橋、マルコ・ポーロが称えた橋、映画の話・・・どれも面白い。
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橋は異なる世界をつなぎ、様々な物語を引き寄せる。奇妙な橋、血みどろの橋、あっと驚くような橋…興味深いエピソードとともに紹介。 (アマゾン紹介文) 橋という建造物のドラマ性を、手を変え品を変え、次々と紹介している。冒頭のカラー写真や末の地図もイメージの一助になり、実に楽しい。 掲...
橋は異なる世界をつなぎ、様々な物語を引き寄せる。奇妙な橋、血みどろの橋、あっと驚くような橋…興味深いエピソードとともに紹介。 (アマゾン紹介文) 橋という建造物のドラマ性を、手を変え品を変え、次々と紹介している。冒頭のカラー写真や末の地図もイメージの一助になり、実に楽しい。 掲載されているのはほぼ欧米で、日本と東南アジアが少々といったところなので、アフリカや南米のもの是非お披露目して頂きたい。 少し残念なのが、タイトル。出版社の意向なんかなぁ…。
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世界のさまざまな橋にまつわるエッセイ集。「怖い絵」の中野京子タッチで、橋の歴史や文化的背景を語ってくれる。なんでもなさそうな橋が、人の想いの詰まった橋になる。書かれている橋のいくつかはとても有名な橋なので、覚えておいてウンチク話を語るのにいいかも。
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