THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法 の商品レビュー
最高のチームは「カリスマ性があるリーダーを採用していること」「優秀な人を集めること」で成り立つことではないということが事例や実験結果をベースに解説されている。主に帰属意識、コミュニーケーションの大切さが読み取れるような内容です。 事例が分かりやすく、個人的にはめちゃくちゃ刺さる内...
最高のチームは「カリスマ性があるリーダーを採用していること」「優秀な人を集めること」で成り立つことではないということが事例や実験結果をベースに解説されている。主に帰属意識、コミュニーケーションの大切さが読み取れるような内容です。 事例が分かりやすく、個人的にはめちゃくちゃ刺さる内容で面白かったです。
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チーム作りにおいて ①安全な環境 ②弱さの開示 ③共通の目標 が必要である。リーダーは決断するだけではなく、周りに問いかける術も持たなくてはいけない。良いチームは短い言葉でコミュニケーションをとり、グループに分かれていない。チームメイトのことを家族のように思っている。 さまざまな...
チーム作りにおいて ①安全な環境 ②弱さの開示 ③共通の目標 が必要である。リーダーは決断するだけではなく、周りに問いかける術も持たなくてはいけない。良いチームは短い言葉でコミュニケーションをとり、グループに分かれていない。チームメイトのことを家族のように思っている。 さまざまなチームを例として書かれている。とても勉強になる一冊であった。
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大切なことは3つ。 安心できる環境であるか、 弱さの開示をする、 共通の目標があるか、 難しいことではなく、日常でも行なっている行動をより習慣化させることが大事。 エネルギー、個別化、未来志向という帰属のシグナルを送り続ける。 チームにはぎごちない瞬間も必要。 共通の価値観を持...
大切なことは3つ。 安心できる環境であるか、 弱さの開示をする、 共通の目標があるか、 難しいことではなく、日常でも行なっている行動をより習慣化させることが大事。 エネルギー、個別化、未来志向という帰属のシグナルを送り続ける。 チームにはぎごちない瞬間も必要。 共通の価値観を持てるようさりげなく、何度も伝えていく。
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今までいろいろなビジネス書を読んできたが、本書は間違いなく自分の中でトップ3には入る良書。 「良い組織」を作るにはどうすればよいか? 誰しも、「風通しを良くする」、「なんでも言い合える雰囲気にする」、「家族的な雰囲気にする」。 こんな言葉を何となく誰もがイメージすることはできる...
今までいろいろなビジネス書を読んできたが、本書は間違いなく自分の中でトップ3には入る良書。 「良い組織」を作るにはどうすればよいか? 誰しも、「風通しを良くする」、「なんでも言い合える雰囲気にする」、「家族的な雰囲気にする」。 こんな言葉を何となく誰もがイメージすることはできるが、どうすればこれを実現できるかは、誰も教えてくれない。 本書では、このぼんやりとしたイメージを実際に数多くの成功しているチームへのインタビューや実験を通して、実際にどうやったら良いかが誰にでも分かりやすく具体的に述べられている。 著者は「最強のチーム」つまり、「良い組織」を作るには、本書で以下の3つのことを実践しろと述べている。 1 安全な環境をつくる 2 弱さを共有する 3 共通の目標を持つ 特に最初の「1安全な環境をつくる」の中で述べられている「腐ったリンゴ」の実験は、非常に興味深かった。 この実験は、ある組織に一人の人物が送り込まれる。この人物は組織内で雰囲気を壊すようなありとあらゆる態度や言動をさりげなく行う。 例えば、会議の場で、「この会議、かったるい、やってられないよ」というような言葉を他の参加者にやっと聞こえるくらいの小声で言ったり、発表者を馬鹿にしたような態度を取る。さらに発言を求められられても、その場で取り繕ったような適当な発言をし、会議の雰囲気を壊す。(実際に、『こういうことする人、いるいる!』と読者の誰もが思うようなことだ) このような「腐ったリンゴ」が一人でもいると、どんなに優秀な人が集められた組織であっても、生産性が落ちてしまう。これは、その人物の態度や言動が他の人の気持ちに影響し、「あんな感じでいいんだ」というイメージを他の人間も持ってしまい、潜在的に真面目に仕事に取り組もうという意識が無くなり、結果として組織全体の生産性が落ちてしまうのだ。 この「腐ったリンゴ」作戦は、ほとんどの組織で成功した(実際に生産性が落ちてしまった)が、ある組織だけは上手くいかなかった。 この生産性の落ちなかった組織には、「腐ったリンゴ」の言動を中和してしまう人物「おいしいリンゴ」がいたからだ。 この「おいしいリンゴ」は、カリスマ的チームリーダーでも、組織のエースでもなく、ごく普通の人物であった。ただ、この「おいしいリンゴ」は「腐ったリンゴ」が悪意を持った言動をすると、すかさず「君はそう思うんだね。僕はこう思うんだけど、(他の人物を指して)あなたはどう思う?」と「腐ったリンゴ」の悪意を持った言動が周りの人に伝染しないようにする。 「腐ったリンゴ」はさらに悪意をばらまこうとするが、ことごとく「おいしいリンゴ」に中和され、最終的には、「腐ったリンゴ」も「おいしいリンゴ」に協力的な気持ちになってしまったという。 この「おいしいリンゴ」がやっていることは、特別なスキルを持っていなければできないような難しいことではなく、あくまでも「この職場は安全である、何を話してもいいんだよ」というメッセージを周りの人たちに与えるだけだ。しかし、このような「この職場は安全である」というイメージを与えることこそが「良い組織」を作る為には非常な重要なことなのだ。 この「腐ったリンゴ」の実験の他のにも、数多くの実例が述べられ、さらに「2 弱さを共有する」や「3 共通の目標を持つ」にも目から鱗が落ちるインタビューや実験結果が満載されている。 本書で登場するのはGoogle、デザイン企業IDEO、ピクサー、アメリカ海軍ネイビーシールズ、全米プロバスケットボールのサンアントニオ・スパーズなど、高度なチームワークを誇る組織や、さらにコメディ集団のアップライト・シチズンズ・ブリゲード、悪名高い宝石泥棒集団(ピンクパンサー)も登場する。こういった最強チームに対する取材内容だけでも本書は一読の価値がある。 本書は、いわゆるハウツーものでも、四番打者を数多く集めて運用するようなマネジメント本でもなく、「組織内で働く人たちがどうすれば100パーセントの力を発揮できるようになるか」を論じている組織論だ。 本書は、ビジネスマンだけでなく、あらゆる組織内で生活する人たち全てに役立つ本だと思う。今いる組織(もしかしたら学校、あるいは家庭であったとしても)がもっと良くならないかな?と考えている人には、ぜひ手に取ってみて欲しい1冊である。
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チームを作るとき大切なことを凝縮。自分がスクラムを知って以降、学んだりどこかで気づかされたりしてきたことが、分かりやすく書かれている。この本は全てではないかも知れない。でも、たまにほ読み直してみてもいいかも知れない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
culture codeという英文タイトルに惹かれて手に取った本。 「安心して」「相互に助け合い」「成長し続ける」チームこそが最強であり、そんなチームの作り方を事例と共に紹介している。 個人的に学びになったものは下記 ●シグナルを出し続け、距離を縮めること ●弱さをさらけ出すことで相互の助け合いを促進する ●創造的なチームに必要なことは奇跡のブレークスルーではなく正しい選択するシステム=創造的な人を支援するカルチャー ●習熟が必要な分野と創造が必要な分野を切り分ける 習熟= 「目標とする最高の姿」をわかりやすく伝える 「繰り返しとフィードバックを主体にしたトレーニングを行う」「行動の指針となる覚えやすい標語をつくる」「スキルの基礎を重視する」 創造= チームの構成や力関係に最新の注意を払う 創造的な行動におけるチームの自主性を定義し、守り抜く 失敗を恐れない環境をつくり、フィードバックを与える チームの自主的な行動を盛大に祝う カルチャーは一朝一夕には作れないが、組織こそが、人を成長させるという当たり前のことに気づかされた。
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