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応天の門(10) の商品レビュー

4.4

8件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

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2024/03/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

長男を失い嫌と言うほどこの世界の汚さを知っている父が 道真をここに来てはいけないというのはよく分かる。 しかし道真が、才を役立てるには力が必要と考えるのもまた正しい。 兄と基経がもう少し違う出会い方をしていたら、 なにか変わっていただろうか。 馬頭鬼の始末の話なども懸命に言語を勉強し 話を聞き出し、刀を返して放ってしまうのは道真らしい。 それで無事逃げおおせることができるとは 本人も思っていなかっただろう。 米算用の帳尻合わせの話も短いが面白い。

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2020/04/16

基経の過去が垣間見える話がありました。 キツネめ!と思って嫌いだったのですがもしかして彼なりに思うところとか傷があるのかな?と思わされました。 それにこの時代の京都にも外国人がいたんですね。 意外と国際都市?

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2019/08/31

業平は大人だねぇ。 この頃は大人になるのが早かったとはいえ、40になっても普通こうはならんやろ。といった益荒男ぶり(時代が時代だけにややこしい)。 というか、桓武天皇の孫なんだな。んで和歌の才能があって大人の駆け引きもでけると。いっ、イケメン。 それにしても、今回は忠臣の怖さが...

業平は大人だねぇ。 この頃は大人になるのが早かったとはいえ、40になっても普通こうはならんやろ。といった益荒男ぶり(時代が時代だけにややこしい)。 というか、桓武天皇の孫なんだな。んで和歌の才能があって大人の駆け引きもでけると。いっ、イケメン。 それにしても、今回は忠臣の怖さが前面に出てたなぁ。Wikipediaさんによると作中とはちょっと雰囲気が違って、”基経と忠臣との関係は主従関係に留まらず、二人の間に取り交わされた漢詩で相手の詩に対する次韻が行なわれていることや、忠臣の弟の死に対して基経が秋の露にあった草の如くうち萎れて傷心していることなどから、個人的にも親密な間柄であったことが窺われる” なんとなく、イチャイチャ感があるなw 基経が梅雨にあった草の如く打ち萎れる様子をみてみたいものである。

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2019/03/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

毎回楽しみにしています。 前の巻で基経と対面したところで終わったので、尚更楽しみでした。基経と兄・吉祥丸との幼い時の関わりやら、百鬼夜行の追跡やらと少しずつ物語が進んでいくのと、道真の甘ちゃんなところが所々出てくるのが良かったです。最後の最後にはこれまた大物登場で次巻に期待大です。 今回も白梅があまり登場しなかったなぁ。 緊張感大で終わった後の番外編の宣来子がかわいらしくてほっこりしました。

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2019/02/13

一冊通して、百鬼夜行の陰謀に迫っているので、中身が濃く、読みごたえがありました。ただ、物語としては停滞し、躍動感がなくなりました。この分だと、応天門の変まで、思ったより時間がかかりそう。

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2019/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

道真が基経に補足されてしまった……!も、現時点ではネガティブな感じではなくて胸を撫で下ろし。 しかしここからポジティブに転ぶわけがない、ないと思ってたほうがいいですかね。 百鬼夜行の正体も明らかになりつつあるので目が離せない。

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2019/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一太刀で鬼の腕を切り落とす業平様格好良すぎじゃないです…? 基経と吉祥丸、道真とウイグル人のエピソードが読んでて辛い、と同時に非常にきな臭い。続刊楽しみ。

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2018/12/26

初めて見る、中国人ではない「外国人」に出会う道真。天竺より先、見たことのない世界。新しい事に期待してしまう10 巻。

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