人殺しの論理 の商品レビュー
殺人犯どうのというより小野さんの処世術とかコミュ力、ワードチョイスがめっちゃ勉強になる 傍聴席の記者枠って新聞とテレビだけで雑誌は対象外ってなんか変
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さんざんいかに儲からないかという話をしつつ、それでも苦労して人殺しの人に会いに行ってしまう著者の業に興味がある。
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インタビューから見えた人殺しをした犯人の論理が書かれているのかと思ったが、そうではなかった。 でもまあか、そういった方相手にインタビューをすること著者の心構えや内情は面白い
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死刑囚など凶悪殺人犯に対しての、取材や邂逅が書かれたルポ。 大牟田4人殺人や、北九州監禁殺人など犯罪史に大きく残る有名事件が並ぶ。 交信を打ち切られないために、犯人の機嫌をとらねばならない部分と、社会的役割として記事で犯人を糾弾しなければならない板挟みなど、記者ならではの難しさも...
死刑囚など凶悪殺人犯に対しての、取材や邂逅が書かれたルポ。 大牟田4人殺人や、北九州監禁殺人など犯罪史に大きく残る有名事件が並ぶ。 交信を打ち切られないために、犯人の機嫌をとらねばならない部分と、社会的役割として記事で犯人を糾弾しなければならない板挟みなど、記者ならではの難しさも描かれている。 大牟田4人殺人の実行犯である北村孝紘とのやりとりを方言そのままに綴り、どことなく人懐こい愛嬌まで感じさせてしまうのは著者の筆力の賜物か、あるいは殺人犯であれ人間味や愛嬌は見出せてしまうという危うさだろうか。
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世間を騒がした連続殺人犯へのインタビュー。実名で、様々な犯人について書かれているのは評価できる。あくまで殺人犯たちが面会でどう語りどういう態度になるか実直に書かれている書であり、事件の真相がどうなのか、といった内容を期待すると物足りないと感じるだろう。極力筆者の主観を排除している...
世間を騒がした連続殺人犯へのインタビュー。実名で、様々な犯人について書かれているのは評価できる。あくまで殺人犯たちが面会でどう語りどういう態度になるか実直に書かれている書であり、事件の真相がどうなのか、といった内容を期待すると物足りないと感じるだろう。極力筆者の主観を排除しているのは素晴らしいと思った。
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タイトルに惹かれて読みました。様々な殺人事件を取材する著者の取材録。事件関係者や拘置所にいる殺人犯との面会を重ねる著者。ここに取り上げりれている事件の中で取り分け酸鼻を極めているのが北九州監禁連続殺人事件。小説のモチーフとしても使われた事件ですが、もっと事件について詳しく知りたか...
タイトルに惹かれて読みました。様々な殺人事件を取材する著者の取材録。事件関係者や拘置所にいる殺人犯との面会を重ねる著者。ここに取り上げりれている事件の中で取り分け酸鼻を極めているのが北九州監禁連続殺人事件。小説のモチーフとしても使われた事件ですが、もっと事件について詳しく知りたかったです。タイトルや副題で期待して読んでしまうとやや肩透かしを喰らうような感じで、内容は薄め。ただ、こういったらライターの仕事は精神的にタフでないと務まらないだろうなと思いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
良い事なのか悪い事なのか分かりませんが。 小野一光さんが凶悪殺人犯にインタビューをしているこの本の主旨の部分よりも。 第1章 事件記事の裏側 取材現場で何が起こっているのか、の部分の方が、面白く読めました。コレは、、、良い事なのか? とある、とんでもない事件が起こる。原因があって結果があって、事件の被害者がいて、事件の犯人がいる。そして、その周囲に、その事件に繋がりのかる、とても沢山の関係者と、とても沢山の関係事象がある。それらの 関係者を、関係事象を、どれほど上手く、取材している自分の側に引き寄せられるか。ソコが重要だ!という事を、小野さんが述べておられる箇所なのですが。まあ、なるほどなあ、と。 とある事件を物語るのは、当事者だけでは、ない。その周囲。そこから、どれだけ「あの事件とは何なのか。何だったのか」の情報を引き出せるか。そこが重要だ。という、、、事だと理解したのですが、そこらへんの考え方が、面白い。非常に興味深い。 自分は、結局のところは、殺人犯へのインタビューを通じて、そうしたことをおこなう、小野一光、という人物そのものを一番興味深く思っているんだな、という思いをね、更に強くすることとなった一冊でした。 自分は、小野一光、という人物に、興味があります。ですので、その小野さんが追いかけるものにも、やっぱり興味があります。という感じですね。うん。そんな事を再認識しました。 例え相手が凶悪犯であっても、取材を通じて話し合った結果、相手にどうしても、なんらかの親しみを感じてしまう場合がある、という極めて正直な告白。小野さん。それ、どうしようもなく、、、しょうがないですよね、、、というね。こうした思いを、実直に語る小野さんという人物は、やはり、僕は、好きです。 で、この本に登場する殺人犯としては、 北村孝紘 角田瑠衣 この二人には、なんというか、なんらかの親しみを、、、感じてしまう、、、殺人犯なのに。うーむ。感じてしまいます。 松永太 本当に怖い。本当に本当に怖い。このような人間が、フィクションの中ではなく、この世にリアルに真実マジもんで「本当に」存在する。という事実が、本当に怖い。正真正銘の「モンスター」ですよね。「いる」んだよなあ、、、本当に。これは本当に重要。こういう人間は「本当に」いる、のだ。「それ」に出会ったとき。「それ」だと気付いた時。恥も外聞もなく本当に一目散に完全に逃げるか。自らの全てを賭けて立ち向かうのか。どうしたらいいんだ、、、涙。ただ、このようなモンスターが本当に「いる」という事実。「それ」にいつか自分も出会ってしまうかもしれないという事実。これを肝に銘じたい。そう思いますね。 山口浩一(仮名) なんというか、、、不思議な可笑しさも、、、あるなあ、、、と。コレは、なんというか、、、うむ。不思議な話です。人間って、、、不思議。 筧千佐子 松永太とは、違う意味でのモンスターですよね。なんなんだろうなあ、、、筧千佐子本人は、もしかしたら、もしかしたら。「マジで自分は悪いことしてる」って思いは、、、ないのかも?しれない?「これは自分が生きて行くためには仕方のない事なのでね」って、、、思ってるのか、、、?のか?なんというか。うーむ、、、この人は、、、なんなんだろう、、、怖い。「断絶」って感じ。ディスコミュニケーション、ですね。うむ。怖い。
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取材を通した死刑囚の人となりが書かれています。 どの人も特異で興味深かったです。 特に最初の大牟田4人殺害事件が印象的でした。 面会した息子が流されやすいわりに仲間思いなんですよね。 DVするし殺人犯だから「いいやつ」とは絶対言いたくないですけど。
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題名で期待し過ぎたがもっともっと知りたかった。司法制度や利益主義の世では難しいな。それでも興味深い箇所は多々あった。
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