介護士K の商品レビュー
Kへ対しての警戒心がほどけることなく読了 情深く 純粋過ぎることからの 暴走? 家族や高齢者への 彼なりの愛? そうなのかもしれない...と 思うことが出来ないまま 闇を感じるまま 誰が自分に一番近い感覚を持っているのかも 分からなかった 後味は悪い だからこそ 不思議なリ...
Kへ対しての警戒心がほどけることなく読了 情深く 純粋過ぎることからの 暴走? 家族や高齢者への 彼なりの愛? そうなのかもしれない...と 思うことが出来ないまま 闇を感じるまま 誰が自分に一番近い感覚を持っているのかも 分からなかった 後味は悪い だからこそ 不思議なリアリティーを感じる作品
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
待望の小説♡ 新書や、短編集も悪くはないけど… やっぱり、久坂部氏は長編が読みたい 有料老人ホーム「アミカル蒲田」 相次いで、入居者の転落事故が発生する 3件の転落事故の内 2回、夜勤勤務をしていた小柳が疑惑の人となる 笑顔が爽やかで 根気強く、入居者に対応していた小柳は 他の職員からも評判が良かった 最初の転落事故が起こった時 虐待の疑惑を持って、調査を始めた美和 調査を進める内に 合理性を追求する、老人ホームの実態や 疲弊していく、介護士の実態を目の当たりにする 本作は 2014年に起きた 川崎市の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」 事件がベースになっている 当時、この事件をネットニュースで読んだ時 かなりビックリした 介護に関しては、経験した人にしか分からない 苦悩があるだろう そんな家族のための救済として存在する 有料老人ホームで起こった 連続殺人事件は すぐそこに迫っている2025年問題を 一気に身近に感じさせた 現役の医師であり 現在は、在宅介護を専門としてる筆者も 過去に、自宅で父親を介護しているだけに 川崎の事件は 見過ごせなかったのだろう #久坂部羊 #介護士K #2025年問題
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老人介護施設で三人の入居者が立て続けに死亡する事件が起こる。容疑者として上がったのは、最初の二件の事件で夜勤だった若き介護士の小柳。三件目では非番だったがアリバイが不確かで現場から小柳の私物が見つかる。事件への関与を否定していたが、ルポライターの美和に真実を告白し自首する。しかし...
老人介護施設で三人の入居者が立て続けに死亡する事件が起こる。容疑者として上がったのは、最初の二件の事件で夜勤だった若き介護士の小柳。三件目では非番だったがアリバイが不確かで現場から小柳の私物が見つかる。事件への関与を否定していたが、ルポライターの美和に真実を告白し自首する。しかし、警察での口述と弁護士への接見が食い違う。結局はどうなったのか?最後があやふやでスッキリしない終り方だった。殺すのと死なすのは違う、高齢者の介護の現場と命の尊厳が重くのし掛かかった。
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介護は確かにきれいごとじゃないし 問題点もその通りで露悪的と思われる思想にも 納得しかない。 でもそれはそれとして読後感ぐったり。 なんだか疲れた・・
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本当のところはよくわからない。 頼まれたからといって他人に手を貸すのも嫌だなぁ。本心なのかどうかって何を持って判断したらいいのかわからないもの。
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ありがたいことに 行きつけの図書館があり、 掛かりつけの司書さんたちがいる。 自分だけの選書に頼ると どうしても偏ったものになってしまうので 「こんなの いかが?」 と言ってもらえる人が居てくれるのは まことに ありがたい。 さて、この一冊 久坂部羊さんは初めてである。 むろ...
ありがたいことに 行きつけの図書館があり、 掛かりつけの司書さんたちがいる。 自分だけの選書に頼ると どうしても偏ったものになってしまうので 「こんなの いかが?」 と言ってもらえる人が居てくれるのは まことに ありがたい。 さて、この一冊 久坂部羊さんは初めてである。 むろん、ご存知の人にとっては 何をいまさら感をおもちなのでしょうが… 高齢者のケア問題、 重いテーマを 現場(?)の医師ならではの 視点で 生々しく、 興味深く、 読ませてもらった 介護士、医師、患者、取材者 それぞれの視点からの 見え方、考え方、疑問点を それぞれの人物に託して 語られるところが 実に興味深い 「こうだ!」と決めつけずに 読者に委ねられているところも また興味深い 次の一冊に 手がでそうである
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やまゆり事件の小説化。 介護問題も根深い。 高齢化と家族間の変化と… 介護職員の安月給化は確かに利用者虐待に繋がりやすいだろう。 でも簡単に所得アップさせるための財源もない。 介護保険ができたときは、まだ他人事だったが、あっという間に身近な問題となっている。
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認知症を患った親を持つ誰もの心に、一度はふとあるまじき考えがよぎる。本書を借りれば、「情緒的軟弱さ」である。私も一度や二度は・・・
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久坂部さんの作品はいつも考えさせられます。 介護職、大変なお仕事と思います。 最後は誰が本当の事を言っているの? Kが人によって嘘を話しているの? う~ん、もやもやしています。
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図書館で借りた本。障害者施設の大量殺人や介護施設での施設利用者を殺害事件をモチーフにして書いている内容。イケメンで笑顔が可愛い小柳くんは施設の利用者や同僚のおばさん達からも人気者の介護士。認知症や長生きで身体が不自由な高齢者は、早くお迎えがきて欲しいと願うがなかなか死ねない。施設...
図書館で借りた本。障害者施設の大量殺人や介護施設での施設利用者を殺害事件をモチーフにして書いている内容。イケメンで笑顔が可愛い小柳くんは施設の利用者や同僚のおばさん達からも人気者の介護士。認知症や長生きで身体が不自由な高齢者は、早くお迎えがきて欲しいと願うがなかなか死ねない。施設に入居する年寄りの介護は大変なのに薄給。高齢化が進む日本は2025年問題はすぐそこまできている。病気で長生きしたくない老人をどうしたらよいか?など現実を突きつけられる話題も絡めている。本の内容は話が二転三転しすぎだし、中途半端と思った。出来の良さなら、廃用身の方をお薦めする。
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