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「日本の伝統」という幻想 の商品レビュー

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2019/01/09
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※このレビューにはネタバレを含みます

<目次> やや長いまえがき 伝統に関する「法則」と、伝統に付随する「見えない言葉」 第1部  「伝統ビジネス」の作り方  第1章  「伝統ビジネス」とは何か?  第2章  記念日と二十四節気を狙え!  第3章  失敗に学んで、新しく作れ!  第4章  江戸・京都・旧国名を使え!  第5章  一つ前はダサく、二つ前以上はロマン  第6章  対立は「伝統」を作る  第7章  伝統ビジネスは無限サイクル 第2部  「伝統マウンティング」社会  第1章  「伝統マウンティング」とは?  第2章  女人禁制の国技・大相撲  第3章  「先祖代々之墓」を守れ?  第4章  「着物警察」はなぜ生まれるのか?  第5章  「伝統マウンティング」の構図 やや長いあとがき 「思い出」と「伝統リテラシー」 <内容> 昨年出た『「日本の伝統」の正体』に続く、第2弾。この本で面白いのは、最初のまえがきにある、「伝統の4法則」と”基本法則”。この分析がなかなか秀逸。また「伝統」が生まれると、それに付随して「伝統を守れ」とか「絶やすな・変えるな・従え」という無言の圧力がかかるし、そう言われると返す言葉がない状態になる。これを「伝統マウンティング」と呼んでいること。 あとは具体例を出しながら、「日本の伝統」を笑っているのだが、特に第1章に出てくる「伝統ビジネス」はなかなか怖い気がする。

Posted byブクログ