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去就 の商品レビュー

4.2

79件のお客様レビュー

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2018/12/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読。最初に読んだときと一寸違わぬ感想。絶対的安定感の面白さ。解説の川上弘美さんの「竜崎には、忖度というものが、ないのです。」という一文に、「それだよ!」とひざを打つ。その難しいことを当たり前として貫く竜崎に、登場人物全員が次から次へと魅了されて楽しい。シリーズ8の雑誌連載が始まったらしい、書籍化が待ち遠しい。

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2018/12/14

いつもどおり、組織で生きるビジネスパーソンのための参考書として秀逸。事実を直視して必要な指示と行動を行うとか、ヒラメや自己顕示欲の塊の人への接し方や、現場第一線とのコミュニケーションとか、危機対策のさなかでの冷静さなどなど。

Posted byブクログ

2018/12/13

あっという間に読んでしまった。 ストーカー事案から殺人事件、監禁じけんへと発展してしまった事件にいつもの原理原則を貫き指揮に当たる竜崎。事件はやや意外な真相が明るみになり決着。しかし、その指揮に方面本部長が異議を唱えて特別監察となる... という展開。赴任時には反発していた大森署...

あっという間に読んでしまった。 ストーカー事案から殺人事件、監禁じけんへと発展してしまった事件にいつもの原理原則を貫き指揮に当たる竜崎。事件はやや意外な真相が明るみになり決着。しかし、その指揮に方面本部長が異議を唱えて特別監察となる... という展開。赴任時には反発していた大森署の人達が、署長異動の噂にヤキモキする姿がシリーズ読者にはクスリと笑えた。

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2018/12/09

やっぱり、面白い!一気に読んじゃいました。このシリーズ独特の警察の事件と家庭内の事件が同時に進行するのがいい。相変わらずの竜崎に伊丹、戸高のやりとりもいい。家庭内の事件は珍しく、少しずるい方法で解決します。 それにしても、面白かった。

Posted byブクログ

2018/12/09

「隠蔽捜査」シリーズの8冊目。 今回は、管内で起きた略取・誘拐+殺人事件の指揮を執る。 竜崎も所轄の署長が結構板についてきたな。 ”変人”ぶりは相変わらずなれど、周囲も付き合い方を心得てきたようだし。 ストーカーと思しき男が殺人を犯し、加えて女性を攫らって逃走したという事件の筋...

「隠蔽捜査」シリーズの8冊目。 今回は、管内で起きた略取・誘拐+殺人事件の指揮を執る。 竜崎も所轄の署長が結構板についてきたな。 ”変人”ぶりは相変わらずなれど、周囲も付き合い方を心得てきたようだし。 ストーカーと思しき男が殺人を犯し、加えて女性を攫らって逃走したという事件の筋は明確なはずなのに、現場からは数々の違和感が浮かび、今ひとつモヤモヤした中で進む捜査。 これを竜崎が持ち前の判断力と行動力で捌いていき事件を解決に導いて行くのがひとつの見せ場。 ところが今回はこれで終わらず、捜査の過程での竜崎の行動が特別監察に問われることになるのがもうひとつのヤマ場。 このシリーズ、警察小説の筋書きの中で、あまり家庭を顧みない竜崎(今回は娘に対していいところあったけど)とその家族の物語が描かれているところに、いつも身につまされるところがあるのだが、今回もまた然り。 ここの奥さんは本当に立派。 監察の結果を気にする竜崎に対して、奥さんが言った言葉には涙が出てくる(実際は電車の中だったので心の中で泣いた)。 自分が同じような悩みを打ち明けた時、うちの嫁さんはどう言ってくれるだろう、同じように言ってくれるかなぁ、きっと言ってくれるよなと、しみじみ考えたのでした。

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2018/12/08

竜崎伸也シリーズ。今回はストーカー殺人事件。今回も大活躍の竜崎伸也。その対応、対処に魅了されてしまいます。こんな上司の下で働きたい。

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2018/12/08

気晴らしにドトールコーヒーで一杯飲みたくてそそくさと出かけました。 でもコーヒーを飲みながら読む本を忘れたため本屋さんに立ち寄りました。 と、今野敏の「隠蔽捜査」第6巻が文庫本の新刊で出ていためで思わず手に取にしました。 そして喫茶店でコーヒーをすすりながら、一服しながらとうとう...

気晴らしにドトールコーヒーで一杯飲みたくてそそくさと出かけました。 でもコーヒーを飲みながら読む本を忘れたため本屋さんに立ち寄りました。 と、今野敏の「隠蔽捜査」第6巻が文庫本の新刊で出ていためで思わず手に取にしました。 そして喫茶店でコーヒーをすすりながら、一服しながらとうとう最後まで一気に読み上げました。 読み終わって思ったことは池波正太郎の「剣客商売」と何故かよく似ているなということです。 こんなにスラスラ読めるということはいい文章書いているということではないでしょうか? いずれも切れ味鋭い文章ですが、その後になぜかほのかなあたたかさを感じさせてくれるのです。

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2018/12/08

大好きな隠蔽捜査シリーズ6! 同居人が発売日に買ってきてくれた。 けど、ちょうど白夜街道を読んでいたので、先に読んでもらってからのお互い一気読み。 登場人物を振り返るために、5.5自覚をサッと読み返したのだけど、そちらも再読なのに面白かった。 で、この去就。やはり今野さんのシリ...

大好きな隠蔽捜査シリーズ6! 同居人が発売日に買ってきてくれた。 けど、ちょうど白夜街道を読んでいたので、先に読んでもらってからのお互い一気読み。 登場人物を振り返るために、5.5自覚をサッと読み返したのだけど、そちらも再読なのに面白かった。 で、この去就。やはり今野さんのシリーズで一番好きで面白かった。 このシリーズほんとに犯人が出てこない。ただただ様々な報告などで情報が上がってくるだけ。なのに緊迫感がある。 竜崎の管理能力も感服。人から話を聞くのが巧み。違和感があるならそれは何かと気にかけて問う、そして部下を信じて任せるというのが素晴らしいと思う。 夜回りの話あたりは、一瞬ボランティアとか無理でしょ本人がやるでしょとか思ったのに、読みながら自分まで納得させられていた。 ああもう、読み終わるのがもったいないくらい楽しかった。 あと、やはりこの旦那に対してこの妻あり。冴子さんがほんとに素敵な奥様だと思う。 次回作がまた楽しみだ~。

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2018/11/28

シリーズ8作目になるらしいです。今回も相変らず原理原則主義の竜崎署長が事件に家庭にと大忙しです。いつもの面々に加えて新たな敵も登場。敵対するより竜崎は利用しないと面倒なのにと。ストーカー騒動の真相は、そして家庭の問題は。

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