空の青さをみつめていると 改版 の商品レビュー
谷川俊太郎さんというとあまりにも有名で、たしか教科書とかにも載っていたので、「教科書に載ってる詩」みたいなイメージで逆にあんまり作品を知りませんでした。読んでみたら、けっこう意味不明?だったり。おちんちんの詩とかあっておもしろかった。またゆっくり読んでみたいです。
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詩、全然詳しくないけど今まで読んだ詩と全然違った。たまたま今まで読んでた詩がユーモアがあって優しい感じのものが多かっただかなんだろうけど、この人の詩は生々しいというか現実的というか、結構政治的なことや戦争のことも出てくる。共感できる詩はかなり少なかったし感傷的になる詩もかなり少な...
詩、全然詳しくないけど今まで読んだ詩と全然違った。たまたま今まで読んでた詩がユーモアがあって優しい感じのものが多かっただかなんだろうけど、この人の詩は生々しいというか現実的というか、結構政治的なことや戦争のことも出てくる。共感できる詩はかなり少なかったし感傷的になる詩もかなり少なかった。どちらかというと、うわっ…ってなったりゾクっとする詩が多い。千羽鶴って詩に「あまりにはかない祈りのかたち 千羽は無力、万羽も億羽も無力」「巨大な悪の不死鳥」ってドストレートに書かれていた。こういうのを切れ味が鋭いって言うんだろうな。
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「八月と二月」みたいに、ふと自分の人生の内奥をえぐられる瞬間をもたらす詩作があるから困る。『はだか』を読んでいるときのような切迫感が、この詩集でも時として感じられた。春のいじわるな風のように。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一日で、一気に全部読みました。 もの凄い量の、物語、又は人生の断片が、どっと流れ込んできたような気がしました。 その中で、どれが一番印象深かったかといえば、他の選集でも目にしましたが、 「はる」という、とても無垢な詩でした。 あとは、六十二のソネットから 「7」の朝2 「13」の今。 「地球へのピクニック」 「泣く」 「くりかえす」 もよかったです。 巻末の解説は大岡信さんで、谷川さんのことを、「感傷性が非常に希薄な点が過去の詩人たちと異なっている」ということを述べられています。
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いつも言うがワシは詩が分からない。そんな中でも谷川氏の詩は、言葉は分かるな、と思っていたが、この本で最初期の詩を読んでやはり分からなかった。だが、新聞連載されていたという落首シリーズはすごいしっくりハマった。後書きがわりのQAにあるが、自分の内面に向かったか、外に向けたかの違いが...
いつも言うがワシは詩が分からない。そんな中でも谷川氏の詩は、言葉は分かるな、と思っていたが、この本で最初期の詩を読んでやはり分からなかった。だが、新聞連載されていたという落首シリーズはすごいしっくりハマった。後書きがわりのQAにあるが、自分の内面に向かったか、外に向けたかの違いが如実に出たのだろう。 初期作でも言葉そのものがテーマ(というと語弊があるが)になってある詩には、比較的感じ入るものがあった。言葉を生き物として扱っているものが多く、その感覚がワシに近いからかもしれない。
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