〈超・多国籍学校〉は今日もにぎやか! の商品レビュー
「多文化共生」の中の学校での子どもたちへの教育について、著者の実体験にもとづいて書かれています。著者が幅広く業務をされてきたため、この本を通じて広い範囲で考えることができました。 この本で印象に残ったことは、日本語の習得だけではなく、子どもたちにとっての母語の大切さについて強調...
「多文化共生」の中の学校での子どもたちへの教育について、著者の実体験にもとづいて書かれています。著者が幅広く業務をされてきたため、この本を通じて広い範囲で考えることができました。 この本で印象に残ったことは、日本語の習得だけではなく、子どもたちにとっての母語の大切さについて強調されている点でした。
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これからたくさんの外国の人、外国にルーツを持つ人たちと暮らしていくことになる。 多文化教育、多文化共生をテーマに教育に取り組んできた著者の本。 「日本にはやくなじんでもらえるように」と日本語や日本の文化を教えることだけが、外国籍や外国にルーツを持つ子どもへの支援ではない。 母語...
これからたくさんの外国の人、外国にルーツを持つ人たちと暮らしていくことになる。 多文化教育、多文化共生をテーマに教育に取り組んできた著者の本。 「日本にはやくなじんでもらえるように」と日本語や日本の文化を教えることだけが、外国籍や外国にルーツを持つ子どもへの支援ではない。 母語だけを話す両親と子どもに言葉の壁をつくらないように。 また、ルーツとなる言語をこれからの人生や社会で活用出来るように。 子どもたちの文章もあり、考えさせられた。 読み終わって日本の社会が、江戸から明治、戦中から戦後くらいの意識の転換を早く行っていかなくてはいけないのではないかと感じた。 以下、本を読んで。 図書館が出来ることはなにか。 それぞれの国で発刊された資料の導入(日本人が他国について書いた資料は、良い資料でも日本人のメガネがかかっている) →手に入れる方法を調べる サインの工夫。言語・マーク。
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多国籍学校ならではの多くの課題を、今日もにぎやか!のタイトルでとても前向きに語られている。 多様性について考えさせてくれる。 言葉の問題では、日本語の習得レベルの違いだけが問題かと思いきや、その先に自国の言葉を忘れ、自分の親ともコミュニケーションが不足するという問題には驚いた...
多国籍学校ならではの多くの課題を、今日もにぎやか!のタイトルでとても前向きに語られている。 多様性について考えさせてくれる。 言葉の問題では、日本語の習得レベルの違いだけが問題かと思いきや、その先に自国の言葉を忘れ、自分の親ともコミュニケーションが不足するという問題には驚いた。 アイデンティティを育むことの大切さ。 自分のルーツを知ること(失わないこと)は、自己肯定の一歩だと感じた。 日本の人口が減って、国を支えるためには、多様性は避けられない。急速に発展したシンガポールを知ること、多様性の歴史の長いアメリカなどを知ることは、これからの日本人に求められる知識なんだろうと感じた。
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児童の作文がリアルな子供の声でした。 私もバイリンガルで、子供のバイリンガル教育の参考になるかなと思って読んでみた 3年生以下で来日すると高学年になる頃には親と意思疎通が取れなくなるケースがあるのはびっくり、文化祭で現地の言葉でスピーチしたことに親が涙するというのは胸が熱くなる
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「外国につながりのある子ども」という言い方、他の本でも読んだのでどんどん広まっているんだなと思った。 日本「で」住みやすく、から、日本「が」住みやすくなるよう、考え方を変えていかないといけないんだろうな。
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横浜市の飯田北いちょう小学校の、多文化共生教育の実践を紹介した本。 東南アジアを中心に、日本に移り住んできた人が集住する地域であり、小学校には国際教室がある。 日本語に不慣れな子どもには、日本語教育をするだけではなく、母語維持の取り組みも必要だ。 日常生活での会話力はすぐに身に着...
横浜市の飯田北いちょう小学校の、多文化共生教育の実践を紹介した本。 東南アジアを中心に、日本に移り住んできた人が集住する地域であり、小学校には国際教室がある。 日本語に不慣れな子どもには、日本語教育をするだけではなく、母語維持の取り組みも必要だ。 日常生活での会話力はすぐに身に着くけれど、学力につながる思考力は、母語の力が欠かせない。 さらに、保護者にも援助をする。 ここまでできる学校は、なかなかない。 今や国際理解の時代ではなく、多文化共生教育の時代だと本書にある。 その社会では、外国語を母語とする人は、「言語資源」として尊ばれるべきだと。 人を「資源」と呼ぶことに抵抗を覚える向きもあるだろうが、多様性を尊ぶべきだという考えはすばらしいことだ。 これがトランプ大統領が率いる国の姿だと思うと、驚きだ。 実際、これを読んだ直後、仕事で出張して、現地の学校の先生の話を聞いた。 母語維持がうまくできなくて、親御さんが心配しているケースがあった。 まさしくこの本の話。 しかし、小学生中学年くらいまでが、この問題にとって、重要な時期だという。 でも実際には、小学生低学年以降に、多文化に編入するとは限らない。 日本に帰ってくるのも大変だ。 こういう境遇のケースが、もっと注目を集めでもよい。
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横浜「飯田北いちょう小学校」に学ぶ日本の未来(J-CAST BOOKウォッチ:2019/1/18) https://www.j-cast.com/bookwatch/2019/01/18008544.html
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