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裏世界ピクニック(3) の商品レビュー

4.4

16件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2023/09/02

第3巻。空魚と鳥子はこれまで何度も死にかけながらも裏世界に慣れて(?)きたのか、秋になりお弁当を持ち込んでそれこそホントにピクニックみたいなことから始まる。たまにはちょっとのどかなのもいいかもねと思っていたが、甘かった。やっぱり危険極まりない。今回は空魚の家族に起きた過去のカルト...

第3巻。空魚と鳥子はこれまで何度も死にかけながらも裏世界に慣れて(?)きたのか、秋になりお弁当を持ち込んでそれこそホントにピクニックみたいなことから始まる。たまにはちょっとのどかなのもいいかもねと思っていたが、甘かった。やっぱり危険極まりない。今回は空魚の家族に起きた過去のカルト騒動の続きや裏世界に対する思い、さらには鳥子の家族構成のことも少し明らかになり、この先の2人の関係性にも関わってくるのだろうか?冴月もいよいよ直接的に接するようになってきて続きが気になる。しかし、もしも自分が小桜だったら発狂して気が狂いそうだ。 「ヤマノケハイ」 空魚と鳥子は沖縄で購入した農業用AP-1を使い、ゲート間を繋ぐ安全なルートを確保しようと裏世界に入る。進むうちに上部を円盤状のものが回転する展望台のような見慣れない建物を見つける。そこでお弁当を食べるうちに様子がおかしくなり、外に出て不気味な動きをするものに襲われる。 「サンヌキさんとカラテカさん」 空魚の後輩である茜理から、友人の夏妃が変な猿に話しかけれてからおかしなことが続いていると相談される。3人は夏妃の家に向かい、異様な老婆に遭遇する。 「ささやきボイスは自己責任」 夏妃が怪異に巻き込まれたのは、〈ウルミルナ〉と名乗る人物の怪談動画を見たためだと推測する。小桜の家でその話をしている時にちょうどそれらしき動画が検索される。小桜の家からの帰り道、空魚と小桜が何者かに車で連れ去られる。目を覚ますとそこには潤巳るなと何人もの男女がいた。 鳥子、小桜、るな、この3人は冴月に対する強い思いを持っている。依存や崇拝といった類の感情。空魚は直接的に冴月と知り合っていないから感情的には特別な思いはないのだが、読み進めてくると何らかの強い繋がりが一番強く現れてきそうな気がするのだが思い違いだろうか?果たしてどうなるのか?

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2023/08/08

季節は秋。 裏世界探険にも快適さを求めるようになった二人は移動用に農耕機械を買ったり、お弁当を持ち込んでみたり。 しかし、裏世界からの脅威は確実に二人に接近していて・・・。 空魚と鳥子、対決の秋。 裏世界からの確実な攻撃を受ける第三作、二人の関係性が大きく動いていく。。

Posted byブクログ

2023/07/07

このシリーズやっぱり好きだ。ホラー感もちょうど良いし、ラノベだからこそ風景が真っ直ぐ頭に中に入ってくる。(その分ホラーシーンが怖いけども) 続きはいつ読もうかな〜♪

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2023/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

KUにて読了。空魚と鳥子の関係の深まりもこわい方向になってきた(相互依存みがつよい)。あとるなこわいるなこわい彼女正気に戻れるのか?冴月の干渉も強くなってきてどうしてかつての空魚が灯油用意していながら生き延びたのかもだいぶ怪しくなってきた。なんでだ。こわい。

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2022/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

空魚と鳥子の裏世界探索も順調に進み、さらに農機AP-1を導入して探索の充実化をはかる2人。相変わらず裏世界案件に踏み入れたり、巻き込まれたりを繰り返す。 裏世界での移動手段も手に入って裏でどんな都市伝説と出会えるのかと思ったら、表の案件が裏世界関連という展開だった。 今回のヤマノケとサンヌキカノはこちらが何もしていないのに巻き込まれる系でリアルでも遭遇する可能性はないとは言い切れない。1巻の猿夢やチャイムの訪問者など万に一つの可能性が自分にもあると想像してしまう。ましてや空魚と鳥子のようにどちらかに何かあってもどちらかが冷静に自分の出来ることを考え対処出来るとは思えない。 一方、ウルミルナの最初自己責任系はほぼ悲惨なことになるのがお決まりだがその通りで都市伝説より人が怖い。 今回またカラテカが出てきたが個人的に善意の塊で友好的なのに結果的悪意を含んだかのように何か厄介事を持ってくる人が苦手だ。空魚の気持ちがよく分かかる。

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2022/04/05

SF。ファンタジー。ホラー。シリーズ3作目。 久々に読むシリーズ。 相変わらず、ストルガツキー兄弟の『ストーカー』を思いっきりライトノベル風にしたシリーズという印象。 読了後に何か心に残るような作品ではないが、読んでいるときは楽しいのは確か。 カラテカさんが良いキャラですね。

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2022/02/10
  • ネタバレ

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シリーズ第3弾! ファイル9では本当にピクニックみたいにお弁当を持ってのんびり……出来るわけないですね笑 お弁当食べてまったりしていたらあっという間に日が暮れて、怖い怖い闇の世界へ 乗り物も無くなってたり、そしてやっぱり襲われて ファイル10は現実世界! カラテカ少女とそのお友達からの相談事 歯が…歯が抜けて…!? 何も知らないで怪異に出会って歯が取られたら怖くて私ならトラウマもの ファイル11は宗教と閏間冴月と裏世界と… 冴月さんのことが見えてることを鳥子ちゃんきバレてしまい、これは焦るヤツ 目ん玉潰されちゃったり冴月さんを妄信的に愛する子を顔面崩壊させちゃうし、この巻の中では1番怖くてドキドキとしてしまう 表世界に戻れて良かったね

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2021/12/07
  • ネタバレ

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 ついに百合SFが確立されたシリーズの3巻である。  この巻は色々な意味で一つの区切りが打たれた巻だった。  内容的にもバランスが取れた巻であり、物語性と恐怖、大きな物語と個別のエピソードの面白さが両立した良質な巻である。  章立ては以下の通りになっている。  ファイル9 ヤマノケハイ  ファイル10 サンヌキさんとカラテカさん  ファイル11 ささやきボイスは自己責任  怪異は「ヤマノケ」「サンヌキカノ」「地下の丸穴」「山の牧場」などがモチーフに採られている。  形式的には「自己責任系」と称される怪談の一形式などもファイル11では取り上げられている。  危害を加えてくる物も多く、不気味さもさることながら危機回避の面でも恐る恐る読むべき一巻だ。  構成的には、ファイル9でこのシリーズの本領と言うべき「裏世界ピクニック」の王道が描かれている。  ファイル10は茜理の友人・市川夏妃が体験した「サンヌキカノ」と対峙する現実世界でのエピソード。  そしてファイル11で、潤巳るな率いるカルト集団による誘拐を発端にして、ついにあの閏間冴月と邂逅する物語が描かれた。  構成的にバランスの良い様は、アウトラインだけでも見て取れるだろう。  中でもファイル11は150ページ近くを要して書き下ろされた重要なエピソード。  実際的には上下話にすべき内容を、一話で書き切っているのが特徴的だ。  このシリーズに一つの区切りを付ける物語であり、百合要素を同定する物語でもあり、その衝撃的な展開はまさに「裏世界」に相応しいもの。  大変読み応えのある内容であった。  ピクニック要素も色濃く取り入れられている点も合わせて、星七つ程度で評価したい一巻である。(星は五つが最大なので、カンストということで)

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2021/06/11

どんどんおもしろくなってきた 夏妃ちゃんが好き 両親が事故にあったりひどいことになってるのにあんまりめげてないとこがいい 困ってる人の問題を解決したり沙月さんの正体が少し見えてきた?かんじとか、いろんなパターンの話で楽しい 最初の宇宙服の視線?の話、最後でウワーッてなった

Posted byブクログ

2021/04/01

キャラがますます生きてきてて読んでいて楽しい。大人になっても素直にワクワクドキドキできる冒険小説なんてなかなかない。冒険の舞台は危険な裏世界だけど! 都市伝説ではなく実話会談に意味を見出す空魚ちゃんの心情や、友情の中に嫉妬が生まれる感覚。丁寧な書き方。

Posted byブクログ