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SKET DANCE(文庫版)(11) の商品レビュー

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2018/12/16

二つ目の大台に向かい始めた、この(11)の表紙がゲスリング部。チェリーが単身って訳じゃなく、ゲスリング部全員って ホントに、篠原先生は私らファンの、『SD』への愛を試しに来ているんだろうか まあ、ゲスリング部の面々が憎々しいって訳じゃない。男は全員、ゲスってのは極論にしても、彼ら...

二つ目の大台に向かい始めた、この(11)の表紙がゲスリング部。チェリーが単身って訳じゃなく、ゲスリング部全員って ホントに、篠原先生は私らファンの、『SD』への愛を試しに来ているんだろうか まあ、ゲスリング部の面々が憎々しいって訳じゃない。男は全員、ゲスってのは極論にしても、彼らのフェチに対する卑屈さが微塵もないトークは、ある意味、男子高校生らしいものだ。友達とエロ話で盛り上がる、それも青春だ。ピンクでもアオハルだ、うん のっけから、読み手にインパクトを与えてくれた(11)で印象に残った三つの話はコチラ 第186話~188話「バレンタイン・クライシス」 これは、まぁ、個人的な意見かつ願望ではあるが、やはり、学園ドラマ系には、バレンタインデーの回は欲しい訳で、こうも甘酸っぱい中編を描いてくださった篠原先生には感謝と尊敬の念が湧いてくる 師匠の空知先生よりも、この手の、読み手をキュンキュンとさせるラブコメは、弟子の篠原先生の方が上だな、と再認識した回だった 恋愛の意味での「好き」って気持ち、それは伝える方にも勇気が、受け取る方にも覚悟がいる かつての事件で負った傷は、あえて塞がす、その痛みと共に生きていく、そう決めているスイッチは、二度と「恋はしない」と誓ってしまっている。女々しい、とは思わない。この不器用さと言うか、捻くれた自律の念もスイッチらしさだ そんな彼の決意を肌身に感じつつも、自分の「好き」を、そう簡単に引っ込めたりしないのが、モモカだ。そんな彼女だからこそ、スイッチに惚れたんだから。自分はスイッチへ良い方向へ導いて貰った、だから、今度は自分がスイッチを救う番だ、と決意したモモカは、一層にイイ女になっている 第191話「いたいけな果実」 ほんと、篠原先生を怒らせたい訳じゃないけれど、私は、この回で、篠原先生の成長を感じた。一皮剥けていると言うか、一つ上の少年漫画家になったな、と思った・・・いかん、ストーリーとチェリーのキャラのせいか、何を言っても、ゲスなイメージを持たれそうだ まぁ、今更だから、気にしない事にしよう。これまでしてこなかった事に挑戦する、チェリーのような下ネタ全開のキャラを登場させ、話を盛り上げようよしたのは、篠原先生が自分を高めたい、と考えていたからだろう 賛否両論っつーか、ガチに、女性ファンからは顰蹙の嵐だろうが、私はチェリーが好きだ。この『SD』の中でも、友人にしたい同性ランキングの上位である。しかし、アニメや実写になったら、彼の台詞はピー音の連続かなぁ 第196話「丹生家お宅訪問!」 シンプルに言うと、怖い話。もちろん、181話「6禁ホラー賞」と中身が被っている訳じゃない 以前にも書いたが、やはり、この『SD』の中で敵に回しちゃならない、一番のキャラは、ヒメコや安形惣次郎ではなく、丹生さんなのかもしれないなぁ 二重の意味で桁が違い、自分らの想像が及ばない財力を持ち、世界の流れすら握る丹生家の実力を前に、恐れ戦き、チビビるボッスンらの庶民かつ小市民的な姿は、誰にも笑えない。あの両さんだって、悪い考えが浮かばないレベルだろうよ この台詞を引用に選んだのは、ボッスンって男の器のデカさが、出ているなぁ、と思ったので また、彼らの間にある信頼関係が下地にある友情を感じ取れたの大きい 困っている友人に、いつでもどこでもなんでも手を快く貸してやるのが、親友の務めって訳じゃない 俺のダチのコイツなら大丈夫だ、と信じて、見守るのも友情だ もちろん、見守るってのは、心配を押し殺せる強靭な精神力が必須だから、簡単な事ではない

Posted byブクログ