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1ドル札の動きでわかる経済のしくみ の商品レビュー

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2019/11/28

邦題より原題『The Almighty Dollar(全知全能なドル)』の直訳のほうがしっくりくる。本書はドルの行方を追うことで世界経済のいまを読み解く。現在ドルは世界最強の基軸通貨であることには間違いないが、ドルを視点軸にすると経済のみならず多分に政治や軍事など思惑や覇権争いが...

邦題より原題『The Almighty Dollar(全知全能なドル)』の直訳のほうがしっくりくる。本書はドルの行方を追うことで世界経済のいまを読み解く。現在ドルは世界最強の基軸通貨であることには間違いないが、ドルを視点軸にすると経済のみならず多分に政治や軍事など思惑や覇権争いが蠢く様が見えてくるのが面白い。備忘としてドルの旅程を追うと、 ・元世界の工場とドル債券大国の中国 ・ナイジェリアの石油 ・勃興定石を無視したインドのIT立国 ・イラクの石油 ・ロシアの武器と資源産業 ・産業大国ドイツの底力 ・真の金融国家イギリス ・再び光と影のアメリカ 世界は繋がっていることを痛感させられる一冊だが、欧米アジア以外はあまり知らなかったので勉強になった。南米諸国の繋がりが描かれなかったのと、広告宣伝塔として池上さんは不要だったかもとは感じた。

Posted byブクログ

2019/03/02

ドルに関しての多くの知識があって、あんまり全て学べなかった。日本円と比較してのドルのことはあまり深く書かれていなかったが、ドルの安定性が書かれている。たぶん、これは経済派閥などで考えが異なるような気がする。

Posted byブクログ