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違国日記(3) の商品レビュー

4.4

22件のお客様レビュー

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2023/10/21

3かんまで読み終えた。まだヤマシタトモコ先生の作品はいくつかしか読めていないのですが、描かれる女性がカッコよくて好きだ。 自分がなんとなく抱いている「女性」はこういうもの というイメージやステレオタイプにはおさまらない。でもそれが逆にとてもリアルに感じるし 自分自身が あぁこうい...

3かんまで読み終えた。まだヤマシタトモコ先生の作品はいくつかしか読めていないのですが、描かれる女性がカッコよくて好きだ。 自分がなんとなく抱いている「女性」はこういうもの というイメージやステレオタイプにはおさまらない。でもそれが逆にとてもリアルに感じるし 自分自身が あぁこういう自分でもいいんだ、と励まされる。 それから 会話が本当に目の前で人が話しているみたいで読んでいると脳内再生される。 人の描き方がとても生身に近い感じがして 引き込まれる。面白い。続きが楽しみ。

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2023/08/18

怖い時に怖いと言えることはかっこいいと思った。勇敢だ。 過去に怖いと言われた時どうしたらいいかわからなかったけど もっと大切に受け止めることができればよかったのにと思うし、怖いと言う人を侮ったり蔑んだりする人にはなりたくない(あるいは、そういう人ではいたくない)と思った。 人の...

怖い時に怖いと言えることはかっこいいと思った。勇敢だ。 過去に怖いと言われた時どうしたらいいかわからなかったけど もっと大切に受け止めることができればよかったのにと思うし、怖いと言う人を侮ったり蔑んだりする人にはなりたくない(あるいは、そういう人ではいたくない)と思った。 人の得意・不得意はそれぞれで私たちはみんな別の人間だ。槙生ちゃんのように理解できなくても認めて尊重できる(+できれば言語化して伝えられる)人がやっぱり素敵だと思うから、私もそうありたい。

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2023/06/22

しばらく前から読んでみたいな、と気になっていたタイトル。そのうちにと思っていたら、実写映画化のニュースが来たので、じゃあとりあえず読んでみようかと週に一度の本屋で一冊ずつ買いはじめて3巻目。 朝、高校進学。親友えみりと同じ学校、新しい仲間。後見管理人の弁護士塔野和成登場。母親は...

しばらく前から読んでみたいな、と気になっていたタイトル。そのうちにと思っていたら、実写映画化のニュースが来たので、じゃあとりあえず読んでみようかと週に一度の本屋で一冊ずつ買いはじめて3巻目。 朝、高校進学。親友えみりと同じ学校、新しい仲間。後見管理人の弁護士塔野和成登場。母親は自分で決められるようになれといいつつあれこれ決め(つけ)てしまうダブルバインド、そこから真に朝の意志を尊重してくれる槙生のところにきて、もういない母に無意識に縛られてるのがしんどい朝。こういうのは、うん、時間がかかるね。

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2023/03/14

大人の世界と子供の世界、それぞれの難しさ、それぞれの考えを丁寧に描いている。何度も読み返したくなる。

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2023/03/11

子供にとって親が最初に関わる大人だから両親が言ってることが矛盾していたら「大人は矛盾してる」ものになっちゃうよな、、、 忘れつつある子供の時感じてた大人への違和感や苛立ちを思い出させてくれるマンガ。ありがたい。

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2022/11/05

確かに「なんでもやりない」と言っておきながら、「なにそれ」という反応をするのは矛盾する。 親への信頼感のなさの正体はこれだったのかと理解した。

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2021/12/16

槙生ちゃん好き… 私も上手に生きられない部分あるけどこうはなれないな 情に薄いようで厚く、冷静で、 たまにぐちゃっとなっても拠り所がある 羨ましい

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2021/11/03

好きな言葉 どうしてわたしはこんなに世界と繋がるのが上手くないんだろう あの頃のわたしたちの孤独はそれぞれ形が違っていて わたしだけがひとりで わたしだけが誰からも愛されなくて わたしだけが本当の恋を知らず わたしだけが、と多分誰もが思っていた 好きなことしなさいって...

好きな言葉 どうしてわたしはこんなに世界と繋がるのが上手くないんだろう あの頃のわたしたちの孤独はそれぞれ形が違っていて わたしだけがひとりで わたしだけが誰からも愛されなくて わたしだけが本当の恋を知らず わたしだけが、と多分誰もが思っていた 好きなことしなさいって言いながら お母さんが選ぶのに間違いはないのよって言ったり このバンドが好きって言ってるのにこんな男が好きって言われたり そんな中学生のモヤモヤもわかるー!と思った

Posted byブクログ

2021/03/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

朝ちゃんは槙生ちゃんと親子の関係ではないと 自覚しているはずだが、無意識でか 槙生ちゃんのポジションを母親として見ているところがある。 これまで大人っぽいというか、感情を見せない印象だった朝ちゃんが 時折とても子供っぽく描かれているように感じる。 槙生ちゃんとの生活に慣れてきたということなのだろうか。 書いている日記を放り出している朝。 本人は見られても平気だからと言うが、 見たくないからとじておいてと言うあたり とても槙生ちゃんらしい。 朝ちゃんはお母さんからの圧力を感じていて それでも母親であり、やはり寂しくて 入学式に来て欲しいと槙生ちゃんに言わず 来て欲しいと自分が思っているかもわからず 感情の揺れなのかちょっと我儘な感じが出てくる。 家族ではなく同居人なのだから 流石に同居人の了承が無いのに 勝手に友達を連れてくるのはありえない。 更に仕事中に今大丈夫?とも聞かずに 「えみり帰るって」と声をかけるのも良くない。 母親ではないのだから もう帰りましたなどの報告は必要だけれど 見送れと言わんばかりの「帰るって」という声かけは必要なかろう。 槙生ちゃんの「今うるさい。しめてはやく」は 言い方はきついけれど 集中していてそれどころじゃないのだろうし仕方ないと思う。 それなのに「しらない、なんかコミュ障」という朝ちゃんは随分甘えている。 朝ちゃんなりにテレビ音量を小さくするなど気を使っているのは分かるけれど ご飯をどうするのだろうと思うなら作ってあげてもいい気がした。 忙しい仕事の合間を縫ってご飯を作るまきちゃん。 以前の自分が一人暮らしだった状態だったらずっと仕事をしていただろうに。 「卵使わなかったんだ」と言われて怒る朝ちゃんの気持ちも分かるけれど お互いにすれ違っている。 いじけている朝ちゃんだが、 察して槙生ちゃんが横に座って肩抱いてくれるのが良かった。 なりたいものになれというけど 理想と違うと反対するのが親の矛盾だ。 親なら誰しもあるかもしれないが、それを 「心配」「あなたの為」と言い訳して 子供を制限し続けるのは毒親である。 弁護士の担当さんが割と良い人そうで良かった。 自分も知らない番号からの電話は、プライベート用の電話にかかってきたときは出ないし かかってきただけで怖いと感じるので、槙生ちゃんの気持ちはよくわかる。 笠町に慰められながら、今気づいたけど朝に同じことをした、という槙生ちゃん。 「わたしの中で慰めるといったらこうって文法になってるのかも」 というのが、2人の年月と関係性が感じられて好きだ。 男女がソファに座り肩を抱いているという状況で さらっと朝ちゃんを呼ぶところも、 呼ばれた朝ちゃんも隣に座るところも素敵。 慌てて肩を抱くのをやめたり、朝ちゃんが躊躇したり しないところが3人のライトな関係性の良さだと思う。

Posted byブクログ

2021/02/02

・朝の高校生活スタート ・えみりと槙生、知り合う ・弁護士先生登場 な3巻です。 槙生さんの他者との接する態度がすごく好きです。寄りかからせてくれない槙生に朝は不満そうですが、でも槙生の朝を思いやる気持ちは伝わってきます。弁護士先生もいい人で良かったです。

Posted byブクログ