廃道を歩く の商品レビュー
女性の廃道マニアです。 私もトンネルの開通によって、忘れ去られた 山道=廃道を辿るのは(なかなか機会がない ですが)好きですが、女性は珍しいです。 地図好きであったり、廃道巡りする人は大抵 男性であるので、興味を持って読みました。 「明治の廃道が朽ちる前に歩ける最後の世代 か...
女性の廃道マニアです。 私もトンネルの開通によって、忘れ去られた 山道=廃道を辿るのは(なかなか機会がない ですが)好きですが、女性は珍しいです。 地図好きであったり、廃道巡りする人は大抵 男性であるので、興味を持って読みました。 「明治の廃道が朽ちる前に歩ける最後の世代 かもしれない」という使命感にも似た思いを 持って、廃道に挑む姿は素晴らしいです。 崩れかけたトンネルに入ってまで廃道を体験 する姿には神々しささえ感じてしまいます。 「趣味は?」と聞かれて、今まで「廃道旅」 と答えられなかった世の男性のカミングアウ トが増えそうな一冊です。 ちなみに興味はありますが、私にとっては 趣味ではないですので。
Posted by
著者の石井あつこ氏、お若いながらなかなかの究極者。年代の違う地図を見比べ、廃道にあたりをつけ、さみしげな空気もいとわず未知(変換ちがいでこれがでたがこれもありだ)と、道に分け入る。 取り上げたのは12か所。行路順に載せてある写真を地図上に番号で示し、歩いた状況を文章で記す。なじ...
著者の石井あつこ氏、お若いながらなかなかの究極者。年代の違う地図を見比べ、廃道にあたりをつけ、さみしげな空気もいとわず未知(変換ちがいでこれがでたがこれもありだ)と、道に分け入る。 取り上げたのは12か所。行路順に載せてある写真を地図上に番号で示し、歩いた状況を文章で記す。なじみのある場所だと想像もしやすい。最初の足利・佐野にまたがる「越床峠」では。落磐で閉鎖されているその穴へも行く。自身の写真があるので1人ではないのかな、という気がするが、その気概に拍手。でも気を付けてくださいね。 「トリブログ」石井さんのブログ https://ameblo.jp/kotokotori-kotokotori/ 2018.11.16初版 図書館
Posted by
「恋人をとるか廃道をとるかというときに廃道をとりました」というからあっぱれ。清々しい! そうだよ、やるならとことんだよね。 無償に隧道に行きたくなってしまった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
<目次> 略 <内容> ”酷道”は読んだけど、”廃道”とは。しかもうら若き女性ががけ崩れや熊も恐れず(熊は恐れていたが)、独りで山の中にずんずん入っていく様、感激ものです。 この趣味はニッチなものですが、地形図読みとか、クルマで現地に向かうとか、女性にはなかなか手が出しにくい分野なんですが、石井さんタフです。 勿論、内容も面白い。廃墟や廃線が好きなもので、惹かれました。ただ、自分は体力的にソロソロ実体験は無理かな⁈
Posted by
- 1