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青空のむこう の商品レビュー

3.6

25件のお客様レビュー

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2023/11/27

 私が学生の時に家族に勧められて読んだ本を、最近祖母が亡くなって改めて読み返しました。主人公ハリーが死んでやり残した事をして成仏する話なのですが、重く悲しい雰囲気にならずユーモアのある表現が使われていました。非常に読み易く、作中に出てくる個性豊かなキャラクターに愛着も湧く作品です...

 私が学生の時に家族に勧められて読んだ本を、最近祖母が亡くなって改めて読み返しました。主人公ハリーが死んでやり残した事をして成仏する話なのですが、重く悲しい雰囲気にならずユーモアのある表現が使われていました。非常に読み易く、作中に出てくる個性豊かなキャラクターに愛着も湧く作品です。    人が亡くなった後、魂は世界の一部になると思いますが、残された人達も辛い気持ちと良い思い出を心に残して生きていくと思います。読後に感じる達成感と寂しさ両方を味わえる本になります。

Posted byブクログ

2023/11/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

海外の言い回しがあるので、それっぽく脳の方を変換させる必要あるかな。 良く似たので椿山係長の七日間は最高におもしろかったが、 こちらも、それなりにおもしろい。 亡くなってからのストーリーって想像しがたくこんなかんじで表現されてるのはとてもいい。

Posted byブクログ

2023/11/10

お姉ちゃんと喧嘩したまま死んでしまった主人公が再び生者の国へ行き、やり残したことをする話 冒険小説 残された側は辛いよねって思う

Posted byブクログ

2023/10/23

主人公は ある日突然 交通事故で亡くなった男の子。 彼はとても強い子です。 前向きだし、勇気もあります。 これは死後のお話ですが、 むしろ 現世での生き方を考えさせられます。 でも、 死んだ後もこんなだったら すごく嫌だなぁ。 亡くなった後も 生きてる時と同じように、 後悔した...

主人公は ある日突然 交通事故で亡くなった男の子。 彼はとても強い子です。 前向きだし、勇気もあります。 これは死後のお話ですが、 むしろ 現世での生き方を考えさせられます。 でも、 死んだ後もこんなだったら すごく嫌だなぁ。 亡くなった後も 生きてる時と同じように、 後悔したり、悩んだりして、 あくせく動きまわるくらいなら、 死んだ方がましです。 すでに死んでいるのに、 死んだ方がましって思えるほど、 嫌なことはありません。 少なくとも自分は、 いつか死ぬとわかっているから、 死ぬと無になれるから、 いま生きていられるんです。 死んだ後も 現世と似たような 日常が待っているなんて、 恐ろしくて オチオチ死んでなんか いられなくなります。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

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2024/01/10

古い友人が好きな本。 シンプルに、今を生きる大切さを教えてくれる。1分先の未来に後悔のないように。 早くに父親を亡くしたその友人は、この本に大きく影響を受けて乗り越えたんだと、もしくはそれからの生き方を決めてきたんだと感じた。その友人と喧嘩をしたら、喧嘩をしたまま別れることがで...

古い友人が好きな本。 シンプルに、今を生きる大切さを教えてくれる。1分先の未来に後悔のないように。 早くに父親を亡くしたその友人は、この本に大きく影響を受けて乗り越えたんだと、もしくはそれからの生き方を決めてきたんだと感じた。その友人と喧嘩をしたら、喧嘩をしたまま別れることができない。泣きながらも私の腕を掴んで離さない。ある程度話を落ち着かせてから帰らされることになる。当時はその行動が鬱陶しくも感じた。なんとなく感じとってはいたが、この本を読んで改めてその行動の理由を確信した。喧嘩をしたまま別れると、この後何が起こるかわからない、後悔したくないからだと。 自分の経験上、大切な人を失くした時、何かしら必ず後悔をする。どれだけベストを尽くしたとしても、私は必ず後悔をする。何かできる事があったんじゃないか。だけど、少しでもその後悔の数を減らしたいと思う。だから今、自分と目の前にいるあなたと過ごす時間を大切にする事で少しでも報われるのではないかとも思う。 子ども時代にこれを読んでいたらどのように感じたのだろうか。「生」と「死」がよくわからなかったあの時期に何を感じたのだろうか。大人になった今も正直何かはわからない。それでも年齢を重ねた今の自分は、むしろ「死」に対して考えさせられているように感じる。「もういつ死んでもええわ。みんな、おおきに。」と言っていた90代半ばだったおばあちゃんの言葉を思い出す。私にとっては衝撃の言葉だった。自分は「死」を前にして、この言葉が言えるだろうか。まる1世紀近く生きた自分の人生、「あの時こうすればよかった」「そうや、あの時‥」と悔いが一つもないわけがない。あんなこともあった、こんな事もあったと言いたくなる事柄を一切無かったことにして、すべてをひっくるめて「感謝」に変換して「死」を迎えられるだろうか。残した人に後悔をさせない生き方ができるだろうか。 前半は、児童書になれていないからか、一つの場面からなかなか次の場面へと切り替わらず、想定外のテンポで、繰り返される同じような言い回しが続くループで苦しんだ。後半からは、読み方に慣れてきたのか、そのゆったりとした世界観に入ることができた。まるで自分もフワフワとした雲の上に浮いているような、暑くもない寒くもない心地の良い空間でいるようにも感じた。

Posted byブクログ

2023/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

不慮の事故で死んでしまった少年が「死者の国」から戻ってきて、自分のいない世界を見ることとなる。 自分が「彼方の青い世界」に行く時、どんな思いで向かうのだろうか、やり残したことはあるのだろうか、と思いに耽ってしまう。 自分も小学生のころに読み、感想文を書いた作品。まだこの本が手元にあるのは そのころに感じた強い何かがあるからだろう。 娘や息子が小学生になったら渡してみよう、と密かに決めている。彼らはどんなことをこの本から考えるのか今から楽しみだ。(娘は3歳 息子は現在6ヶ月。 気が早すぎ??笑)

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2023/05/05

トラック事故に巻き込まれ気がついたら死んであの世にいた少年ハリー。100年以上前に死んだ少年アーサーと出会い、自分のいなくなった現実世界を幽霊として見に行くお話。 最初学校へ行った時は「みんなに自分の喪失を惜しみ悲しんでいて欲しい」と思っていたハリーが、我が家で自分の死を悲しみ...

トラック事故に巻き込まれ気がついたら死んであの世にいた少年ハリー。100年以上前に死んだ少年アーサーと出会い、自分のいなくなった現実世界を幽霊として見に行くお話。 最初学校へ行った時は「みんなに自分の喪失を惜しみ悲しんでいて欲しい」と思っていたハリーが、我が家で自分の死を悲しみ続ける家族を見て「自分の死を受け入れて前を向いて生きていってほしい」と思うようになるところで家族への深い愛を感じた。 負の感情は一切なく、喧嘩ばかりしていた姉に嘘偽りなく謝り許しあえたところに、ハリーの幼さや少年らしい純粋さが見えて、まだまだ彼が若く社会を知らずに死んでしまったことを感じさせられて辛くなった。 アーサーが最後に探していた母と再会できたシーンはとても綺麗で感動した。 自分の愛する人がもし突然亡くなってしまったとして、その人がこういう世界に旅立ったのだと思えるようになれるなら、すごく救いのあるお話だと思う。

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2023/02/04

新年度中学生にお勧めの本を探して。 11歳のハリーは<死者の国>に来たばっかり。家族と喧嘩して家を出た後トラックに轢かれて死んでしまったのだ。ぼくはいつまでここで死んだままなの?ここにいる他の人達は何をしているの? <死者の国>のことは150年くらい前に死んだ同年代の少年アーサ...

新年度中学生にお勧めの本を探して。 11歳のハリーは<死者の国>に来たばっかり。家族と喧嘩して家を出た後トラックに轢かれて死んでしまったのだ。ぼくはいつまでここで死んだままなの?ここにいる他の人達は何をしているの? <死者の国>のことは150年くらい前に死んだ同年代の少年アーサーに教えてもらってる。アーサーが言うには、死んだ人に心残りがなくなったら<彼方の青い世界>にいくんだって。捨て子で馬屋で熱病に罹って死んだアーサーはずーーーっとお母さんを探しているんだ。 ではぼくはなぜここにいるんだろう?そうだ、お姉ちゃんに言いたいんだ。家を出る前にあんな酷いことを言ってごめんなさいって。でもどうやればいいんだろう? アーサーは言った。「気分転換に<この世>に行こうぜ!!」 よくわからないけれどぼくはアーサーについていって、生きているの世界に降りたんだ。 === 語り手は幼くして亡くなった少年ですが、全体的に前向きで軽妙です。 <この世>に降りて、自分が死んでも学校や友達には影響がない(あるけれどいつまでも引きずってはいない)ことにショックを受けながらも、その後家族があまりにも嘆き悲しみ悔やんでいる様子を見て先に進んでほしいと願います。 11歳の少年らしいユーモアもあり、<この世>に留まって文句をいうだけの幽霊たちに「あんなのがいるから幽霊の評判が落ちるんだ!自分が死んでいるのが恥ずかしいよ!」なんて思います 笑 この11歳の少年を通して、死んだ人は生きている人の心に残ること、死んだ後はまた自然そのものとして還ってくるんだということが語られます。 ハリーは家族に思いを告げられるのか、<死者の国>に、または<この世>で幽霊として留まる魂たちは心残りを解消できるのか…。 爽やかな物語です。

Posted byブクログ

2023/01/29

小学生の頃振りに読んだ。20年振りだ。 小学生に読んでほしい本でもあるし、大人になってから読んでもなお良い本人だと思った。

Posted byブクログ

2022/10/25

小学生の頃、夏休みの読書感想文の為に読んだ記憶。唯一記憶に残ってる本で、鉛筆のシーンも覚えてる。懐かしい。子どもでも大人でも読みやすいし好きな話だった。

Posted byブクログ