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風に戦いで の商品レビュー

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2021/06/18

戦争で若い未亡人となった母が一人息子を育ててくれたことへの感謝と後ろめたい気持ちを持ち続けている著者の人生はドラマティックだった。振返ってみて母の人生を幸せだったと考えられる著者はやはり成功者だったから言える言葉だろうけど…。 貧しい幼少期から関大へ進み、大学での桂米朝の落語を聞...

戦争で若い未亡人となった母が一人息子を育ててくれたことへの感謝と後ろめたい気持ちを持ち続けている著者の人生はドラマティックだった。振返ってみて母の人生を幸せだったと考えられる著者はやはり成功者だったから言える言葉だろうけど…。 貧しい幼少期から関大へ進み、大学での桂米朝の落語を聞いたことから小文枝への弟子入りを志し、母をだましての「人事部長面接」。落語では劣等生として出発し、大失敗から始まり、コンプレックスを持ち続けていた歩み。しかし、偶々ラジオ番組「ヤングタウン」で若者の人気者になったことから人生が大きく開けていったことが手に渡るようにわかる。桂三枝としてデビューした頃が鮮明に蘇ってくる。「パンチでデート」も鮮烈な印象。お世話になったという横山やすし、立川談志などとの逸話が興味深い。

Posted byブクログ