1,800円以上の注文で送料無料

熱帯 の商品レビュー

3.6

372件のお客様レビュー

  1. 5つ

    64

  2. 4つ

    125

  3. 3つ

    113

  4. 2つ

    34

  5. 1つ

    5

レビューを投稿

2024/03/12

「熱帯」という本を読み終えることはできない。途中でかならず紛失あるいは消失してしまうから。 謎の本に魅せられた人々が東京から京都へ、あるいは本の中へ。 魔王のイメージは堀部圭亮さんで。

Posted byブクログ

2023/12/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

千一夜物語の失われた一挿話。それぞれの熱帯が生み出され、無限に話は広がっていく。すべてはシェヘラザードの命を繋ぎ止めるために。

Posted byブクログ

2023/11/24

誰もが結末を知らない「熱帯」という小説。この本に惹かれ探し求める森見登美彦。幻の本を巡る冒険。「千一夜」が要所要所でスパイスを与えてくれる。独特の世界観で最初は入り込めなかったけど、進むにつれて森見ワールドが際立ってきた。

Posted byブクログ

2023/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

京都がメイン舞台だからこそ成立する、千一夜物語をベースにした大人の冒険談。 前半はワクワクと謎解きでとても楽しく読めました。 後半の観測所エピソードが長すぎたのが惜しい。

Posted byブクログ

2023/10/24

前半は、こんなにも早く続きを読みたいと思ったのは初めてくらい面白い。 後半は独特の、今どこ?誰??展開。 ついていけなくなって最後斜め読み。

Posted byブクログ

2023/08/13

自分の理解力がないのか、正直よく分からなくて不思議な作品だった。 途中まではワクワクしながら読んでいたものの、物語を語る人がどんどん変わっていって、だんだん分からなくなった。

Posted byブクログ

2023/05/04

序盤は面白くてガンガン読めたけど途中からどーーしても入ってこなくて読み切れなかった… 作者が好きなので他の作品も結構読んだことあるのですが。 辛くて途中でやめた作品は久しぶりです(苦笑) またいつか時間をおいて読みたいかな。

Posted byブクログ

2023/02/22

一気に異世界へと連れ出してくれる楽しい本。後半は人物が多くて「誰だっけ?」と思う場面も多々あったが、面白かった。 千一夜物語も読んでみたい。

Posted byブクログ

2023/02/12

「沈黙読書会」「学団の男」「満月の魔女」「不可視の群島」「『熱帯』の誕生」「後記」で構成された長編小説。 523ページの分厚さに少々怯みながら初めての森見さん。 誰一人として最後まで読み切った事がないと言う謎の小説「熱帯」を巡っての物語。 文章も読みやすくテンポも良いので第...

「沈黙読書会」「学団の男」「満月の魔女」「不可視の群島」「『熱帯』の誕生」「後記」で構成された長編小説。 523ページの分厚さに少々怯みながら初めての森見さん。 誰一人として最後まで読み切った事がないと言う謎の小説「熱帯」を巡っての物語。 文章も読みやすくテンポも良いので第三章までは順調に読み進めて行ったけれど、どうも面白さが解らない。 そして第四章、物語の中の物語的内容から更に解らなさは増して行き自分自身が熱帯の中で迷子状態になりました。 ハマる人にはハマる作品だと思うけれど、私には残念ながら面白いと思えなかった。

Posted byブクログ

2023/02/01

『熱帯』という本を誰も完読したことがないという不可思議な話から、物語の全容から結末までを解明し、なんとしてでもその物語の荒野を突破したいという熱烈な思いをもつ人々のこれまた不可思議な話。 千夜物語からの流れを追ったこの小説は、マトリョーシカのような入れ子型で、 物語の中に物語が...

『熱帯』という本を誰も完読したことがないという不可思議な話から、物語の全容から結末までを解明し、なんとしてでもその物語の荒野を突破したいという熱烈な思いをもつ人々のこれまた不可思議な話。 千夜物語からの流れを追ったこの小説は、マトリョーシカのような入れ子型で、 物語の中に物語があるから非常に困ったものである。 さすが森見氏というか。 作者はこの小説を書きながら、自分自身もわけわかんなくなってないのだろうかとちょっと思った。 途中から誰の視点で話をしているのか、どれがどの佐山で、どれが京都の佐山なのだ?とすっかり迷宮入り。 考えるのを途中で放棄し、この『熱帯』という小説を完読したわけだが、 たぶん本当の意味での完読はできておらず、そもそもこの物語自体に「完」という言葉が存在しないのでは?とも思えてくる。 どうにも頭がこんがらがり、千夜物語を読んだ時と似たような余韻を残して幕を閉じた。

Posted byブクログ