ハードウェアハッカー の商品レビュー
知財の「常識」が覆る、モノづくり時代の哲学書 伝説的ハッカーである著者が、世界の工場・深センの製造現場に飛び込み、ハードウェアの未来を語った名著。「偽物・パクリ」と揶揄されがちな中国の「山寨(シャンザイ)」文化を、実は究極のオープンソース・エコシステムであると肯定的に分析する視...
知財の「常識」が覆る、モノづくり時代の哲学書 伝説的ハッカーである著者が、世界の工場・深センの製造現場に飛び込み、ハードウェアの未来を語った名著。「偽物・パクリ」と揶揄されがちな中国の「山寨(シャンザイ)」文化を、実は究極のオープンソース・エコシステムであると肯定的に分析する視点にハッとさせられました。 特許でアイデアを囲い込んで利益を守る欧米型のモデルと、知識を共有し合い圧倒的なスピードでイノベーションを生み出す深セン型のモデル。この鮮やかな対比は、これからのビジネス戦略を考える上で極めて重要です。 モノづくりの最前線を知りたい人はもちろん、ソフトウェアエンジニアや、新規事業に携わるすべてのビジネスパーソンにおすすめ。単なる技術書を超えた、新しい時代の「哲学書」です。
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ページ数があるが写真もあるので尻込みせずに読める もしモノづくりをするならこの本を参考にしたい 特許にはポイズンピル、著作権にはEFFのコード書きのための権利プロジェクトFAQが参考になりそう
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著者の経験談。もう中国で製造する時代は終わったので、この話が既に古いことに驚きとともに、次はどうするか、よく考えた方が良い。 もう中国の都市部はめちゃくちゃ人件費が上がっていて、今や日本で製造する方が良いまである。
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中国深センに造詣の深いアメリカ人ハードウェアエンジニアによる「オープンなハードウェア」の設計・製造指南書。ハードをハック(解体・再構築)する話だけかと思いきや、最後に「コンピューターと生命科学の共通性」の話が唐突に出てきて、これが抜群に面白かったです。 続きはこちら↓ https...
中国深センに造詣の深いアメリカ人ハードウェアエンジニアによる「オープンなハードウェア」の設計・製造指南書。ハードをハック(解体・再構築)する話だけかと思いきや、最後に「コンピューターと生命科学の共通性」の話が唐突に出てきて、これが抜群に面白かったです。 続きはこちら↓ https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2020/07/blog-post.html Amazon↓ https://amzn.to/2NO0rwO
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この本はスタートアップや雑誌Makeで活躍するエンジニアが書いた本です。 著者は、中国での量産の経験を持ち、デジタル製品に関する中国のエコシステムに造形が深い方です。 中国での量産に関心のある人が読めば、たくさんの知見が得られるでしょう。また、彼は、ICやSDカードのみならず、ウ...
この本はスタートアップや雑誌Makeで活躍するエンジニアが書いた本です。 著者は、中国での量産の経験を持ち、デジタル製品に関する中国のエコシステムに造形が深い方です。 中国での量産に関心のある人が読めば、たくさんの知見が得られるでしょう。また、彼は、ICやSDカードのみならず、ウイルスの遺伝子まで「ハック」する世界屈指の「ハードウェアハッカー」です。 私は、彼のようになりたいと思います。この本を読んで、自分で壁を作らないようにいろんなことに挑戦しようと思いました。
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気になって手に取ってみたものの、門外漢な気がしてしばらく積ん読になっていた。深く読み込むことはできなかったが、特にパート2の公开イノベーションの章に衝撃を受けた。様々な要望に合わせて携帯電話をカスタマイズして作っている会社があると詳細事細かに紹介されていたのだ。ここでは作れないも...
気になって手に取ってみたものの、門外漢な気がしてしばらく積ん読になっていた。深く読み込むことはできなかったが、特にパート2の公开イノベーションの章に衝撃を受けた。様々な要望に合わせて携帯電話をカスタマイズして作っている会社があると詳細事細かに紹介されていたのだ。ここでは作れないものはないようだ。どんなニーズにも持てる技術を総動員して応える。今も昔も物づくりの根源的なところは変わらないのだと思う。深圳で何が起きているのか、全く知らない世界だったが、この本を読んで広い中国のある一端を垣間見ることができた。
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最初の方は、家電メーカーのメカ屋だったこともあるのでまあそんなもんだろうというか、ヒケとかゲートとか別に本で読まなくてもいいかなーと思ってたんたけど、途中から、偽造のSDカードをどうやってみつけるのか?とか、中国のエコシステムは?とか、あげくの果てはDNAをCRISPRでやるのっ...
最初の方は、家電メーカーのメカ屋だったこともあるのでまあそんなもんだろうというか、ヒケとかゲートとか別に本で読まなくてもいいかなーと思ってたんたけど、途中から、偽造のSDカードをどうやってみつけるのか?とか、中国のエコシステムは?とか、あげくの果てはDNAをCRISPRでやるのってまあハックだよね。って言って、そこを類似で語り出すところはもう最高。比喩ってのはやっぱアイディアのベースなんだよね。
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書名は『ハードウエアハッカー』となっているが、いわゆるハッキングではなく、メイカームーブメントにまつわる、とても幅広い話題を扱っている。 中身は、Part1については「EMSで行う小規模量産」のテキストである。通常のメーカー勤務であってもこの内容を身につけるためには2〜3年の実...
書名は『ハードウエアハッカー』となっているが、いわゆるハッキングではなく、メイカームーブメントにまつわる、とても幅広い話題を扱っている。 中身は、Part1については「EMSで行う小規模量産」のテキストである。通常のメーカー勤務であってもこの内容を身につけるためには2〜3年の実務経験が必要だろう。筆者は手探りで数年の経験、それをもとに行われたMITでの授業を書籍化してあり、短時間でポイントがつかめる。実務初心者も、まずこういった本を読んで知識をつけると良いだろう。製造BOMの話(どんな情報が必要か)、DFM(Design for Manufacture)の話、射出成形の話(現在の標準的な技術で可能なこと、制約)、検査ジグの話、工場の選定と付き合い方。今の担当製品の前任者にも、ぜひ読んでおいて欲しかった。 Part2は山寨について。ここまで明らかに解説されている文書は珍しいのではないか。西洋の法基準に照らし合わせると真っ黒だがテクノロジーの進歩との親和性は高いと筆者は言っている。章の後半は偽部品問題だ。幸い、私はまだ遭遇したことはない。 Part3はオープンソースハードウエアについて。文化的には最も興味がある章だが、仕事の参考書としては有用性は低い。筆者がオープンソースハードウエアビジネスを行ってきた軌跡について述べられている。ここで述べられている主張の中で私が最も合意できるものが「議論するより作ったほうが早い」である。また、筆者の2番目のプロジェクトであるオープンソースラップトップの開発について、詳細が述べられている。ラップトップパソコンという複雑なシステムを小ロットで投資を押さえて、かつオモロイように設計する過程が描かれている。こういったトレードオフはシステム設計の醍醐味だ。広い範囲に渡って細部の実装に至る知識が必要となる。 Part4はリバースエンジニアリングについて。かなり具体的で、その道の人ならではの技が解説されている。 根底に流れるのは、目の前に動いているものがあればその原理を理解せずに入られないという好奇心。それは、幼い頃に実際に動いている製品の回路図を見て、製品には仕組みがあって理解可能だというように刷り込まれた。そのような体験にも関わらず、コンピュータが急速に進歩してマイコンとソフトがブラックボックス化してしまった。しかし、現在の技術の進歩は再びハードウエアを取り扱うことができるようになったこと、その喜び。このへんに共感できるならば、本書を興味深く読むことができるだろう。
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立川図書館蔵書。3章以降は斜め読み。コピー製品の実例が多く紹介されている。TAKASU Masakazuさんをフォロー。[技術書・ビジネス書大賞] 2019年技術書部門ベスト10。
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題名や副題から想像する内容とはずいぶんと違っていた。本書は、タブレットのような電子基板が組み込まれた装置またはデバイスのようなハードウェアを量産するための仕事の進め方という内容である。 生産は中国で行うことを想定しており、深圳での実際の量産立ち上げ経験をもとに、中国メーカーと...
題名や副題から想像する内容とはずいぶんと違っていた。本書は、タブレットのような電子基板が組み込まれた装置またはデバイスのようなハードウェアを量産するための仕事の進め方という内容である。 生産は中国で行うことを想定しており、深圳での実際の量産立ち上げ経験をもとに、中国メーカーとの付き合い方から、設計のポイント、量産前試験、出荷、品質の大切さ、公差の重要性まで、ハードの量産について一通り書かれている。 メーカーまたは工場で働いている人にとっては基礎の基礎というようなことまで言及しており、ソフトウェア業界の人にとってはそれすらも新しい学びなのかもしれないと思った。 これを読めば、モノを量産することの大変さつまり仕事の多さを改めて思い知らされるのだ。スタートアップ界隈とか若い人たちへ「ものを作るということ」を教えるのに相応しい書のひとつになると思う。
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