カジノ王と借金キング の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
▼あらすじ 「俺がお前を一億円で買い取ろう」自由奔放な父親がカジノで作った借金を突然負わされることになった望月馨。借金先は日本初のカジノ「エルドラド」のオーナー王林寺龍牙。彼の持ち物になった馨は、龍牙の甥ッ子の面倒をみつつ、身の回りの世話をすることになってしまう。ちょっと抜けている馨はミスも多く、龍牙にお仕置きとして犯されてしまうこともしばしばで―!? *** ここ最近、しんどい描写の多い作品を立て続けに読んだせいで精神的に少し疲れており、ライト寄りで明るそうな作品はないかと積み本の中から探したところ何やら良さそうな本を発見。 素敵な表紙とカジノ王という夢のある設定にワクワクしながら本を開いたのですが、まさかの開始5分も経たない内に読書を断念しました。 理由は開始早々、私の中の攻めの好感度メーターが読書続行不可能レベルまで落ち切ってしまったから。 何か五ページ目からいきなりお仕置きタイムが始まるんですが、それが本当に酷い。受けのズボンひん剥いて手近にあった突っ張り棒を慣らしもしない内に突っ込むんですよ、受けのお尻に。 いや、それお仕置きじゃなくて普通に暴力だから…と攻めの鬼畜っぷりにドン引きしてしまい、ああもうこれは駄目だ読めないと本を閉じました。 辛口で申し訳ないのですが、何故こんな酷い導入にしてしまったのかお聞きしたいです。 何でも最初(掴み)が肝心なのに、初っ端から暴力みたいなセックスシーン見せ付けられてどうやって萌えろと言うのか。寧ろ萎えまくりだし、この時点で読後感最悪で…(T_T) 表紙とあらすじを見た時は懐だけじゃなくて精神的にも余裕のあるスーパー攻め様なんだろうなあ…と思っていたのですが、その幻想は見事に打ち砕かれましたね。まさかこんなチンピラみたいな最低男だとは思いませんでした(笑) 唯一良かったのは椎名ミドリ先生のイラストくらいですかね。この出だしでOK出した編集者も私からすれば謎でしかありません。 期待していただけに本当に本当に残念です。あまりにショックでしたので、よっぽど設定が好みでない限りこの作者さんの本は二度と買わないと思います…。
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