崖の上で踊る の商品レビュー
那須高原の保養所に集まった男女10人。目的は自分たちを不幸にしたある企業の幹部を殺すこと。ところが一転、同志の筈が仲間内で殺人事件が起こる。たくさん殺されるので展開としては派手ですが、ちまちま皆で集まったり議論したり少し可笑しい。
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復讐ものを読むのが好き+著者の作品「三階に止まる」を読んで、面白かったので別作品を読もうと思いました。 今回のも楽しく読めて一気読みでした。 最初の2、3ページから一気に登場人物が10人くらい登場してびっくりした!(笑)相関図みたいなメモを取りながらじゃないと、誰がどんな人だっ...
復讐ものを読むのが好き+著者の作品「三階に止まる」を読んで、面白かったので別作品を読もうと思いました。 今回のも楽しく読めて一気読みでした。 最初の2、3ページから一気に登場人物が10人くらい登場してびっくりした!(笑)相関図みたいなメモを取りながらじゃないと、誰がどんな人だったか忘れてしまい、お話についていけなくなりそうでした。 設定では、場所が那須高原にある保養所。ゴールデンウィークでの出来事なので5月に読む本としてぴったりでした。 後半が一番盛り上がってお話の展開が加速した気がする。 仲間の中に裏切り者がいて、その裏切り者が誰なのか最後までわからない。 表紙のイラストが美しすぎて何度も見入っちゃう。
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タイトルから火曜サスペンス劇場的な物語を想像していましたが那須高原にある保養所内と言う閉ざされた空間の中で起こる連続殺人事件を解くミステリーでした。 「フウジンブレード」の幹部三人を殺害する目的で集まった10人の男女。 三人のうちの一人の殺害に成功するも、今度は仲間だと思って...
タイトルから火曜サスペンス劇場的な物語を想像していましたが那須高原にある保養所内と言う閉ざされた空間の中で起こる連続殺人事件を解くミステリーでした。 「フウジンブレード」の幹部三人を殺害する目的で集まった10人の男女。 三人のうちの一人の殺害に成功するも、今度は仲間だと思っていたはずのメンバーが一人、二人と殺されて行きます。 結局ラストまで犯人の目星も動機も解らず終盤は一気読みでした。 殺人の凄惨さと登場人物達の淡々とした立ち振る舞いの落差があり過ぎてリアリティーは全くないが、ただの復讐物で終わらないラストが怖い。
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面白かった。 復讐をしようと集まった10人がクローズドサークル内で1人、2人…と殺されていく。最後はもう勢いで更に死体追加。既に1人殺っちゃってるせいか、結構、皆さん冷静。少なくとも表面上は。 (登場人物も言っているが)消去法での犯人特定は無理があるんじゃないかと思ったが、本人...
面白かった。 復讐をしようと集まった10人がクローズドサークル内で1人、2人…と殺されていく。最後はもう勢いで更に死体追加。既に1人殺っちゃってるせいか、結構、皆さん冷静。少なくとも表面上は。 (登場人物も言っているが)消去法での犯人特定は無理があるんじゃないかと思ったが、本人の自白がありスッキリ。 都合良く「もう復讐はやめにしよう」なんて安易な結末にならず、余韻のあるラストも良かった。(いや、やめても良いと思ったけど) 表紙イラストは青依青さんという方らしい。ステキ。
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人がバタバタ死んでも大して動じない人たちが、なるほど著者の作品だよなと、他のレビューを読んで思った。あくまで冷静。そういうところにいつも落ち着かない感じを覚えるのかな?でもなんか読んでしまう。 仲間うちに犯人がいることは知りつつ、表向きは普通に和やかに、協力しながら過ごしていくと...
人がバタバタ死んでも大して動じない人たちが、なるほど著者の作品だよなと、他のレビューを読んで思った。あくまで冷静。そういうところにいつも落ち着かない感じを覚えるのかな?でもなんか読んでしまう。 仲間うちに犯人がいることは知りつつ、表向きは普通に和やかに、協力しながら過ごしていくという不思議な状況。冷静に犯人を解き明かしていく探偵役も、最後はめちゃくちゃ冷徹だよなぁ。このあとどうなるのかも興味深い。
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クローズドサークルの構築法が独特なのは平常運転。「一人殺したからもう一人殺しても変わりない」とある種エゴを満たすための快楽殺人に近しい動機での連続殺人。相変わらず倫理観の欠如が激しい。さらに、探偵役も既にそれに加担している以上、その罪を咎めることが自己否定になるという矛盾を抱えた...
クローズドサークルの構築法が独特なのは平常運転。「一人殺したからもう一人殺しても変わりない」とある種エゴを満たすための快楽殺人に近しい動機での連続殺人。相変わらず倫理観の欠如が激しい。さらに、探偵役も既にそれに加担している以上、その罪を咎めることが自己否定になるという矛盾を抱えた挙句、犯人を特定した後の着地点が面白い。ホームズ&ワトソン形式で読者に寄り添う目線があるおかげで思考する余裕が出るのも相変わらず配慮があった。
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家庭用風力発電機フウジンWP1を開発したフウジンブレードに復讐を誓った10人。まずは、開発部長の笛木を殺した。幹部の西山と中道を殺すだけとなった。しかし、休憩を取ったあとに1人が殺された。そして、次の日に2人が遺体となって発見された。復讐の妨害なのかそれとも…疑心暗鬼になる中、さ...
家庭用風力発電機フウジンWP1を開発したフウジンブレードに復讐を誓った10人。まずは、開発部長の笛木を殺した。幹部の西山と中道を殺すだけとなった。しかし、休憩を取ったあとに1人が殺された。そして、次の日に2人が遺体となって発見された。復讐の妨害なのかそれとも…疑心暗鬼になる中、さらに被害者が出てきて… とにかく人が死ぬ。なんなら初っ端死んでる。そして、誰が犯人なのか分からずに、ドキドキしながら読んだ。全然、犯人が分からないのにどんどん人が死んでいく…もう気になって、読む手が止まらなかった。 最後はなんだか修羅場のような殺し合いのような感じで、幕が閉じてしまった。彼らの復讐が叶ったのかだけが気になるんだよなぁ。 2022.7.8 読了
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復讐のために集まった10人の男女。1人を殺し終えたところで、次々と仲間が殺されていく…。仲間のうち裏切り者は誰なのか…?? 最初は登場人物を把握するのに結構時間がかかった。読んでいくうちに慣れていくけど。最終的にロジカルに犯人が誰なのかが展開されていくので、その過程はなかなか面...
復讐のために集まった10人の男女。1人を殺し終えたところで、次々と仲間が殺されていく…。仲間のうち裏切り者は誰なのか…?? 最初は登場人物を把握するのに結構時間がかかった。読んでいくうちに慣れていくけど。最終的にロジカルに犯人が誰なのかが展開されていくので、その過程はなかなか面白かったけど、このメンバーの目的の復讐劇がどんな結末を迎えるのか…。すごく気になるところで終わる。逆にそれがいいのかもしれないけどね。
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閉ざされた空間で、段々と消されていく。誰がなんのために。王道です。が、その集団に一つの共通のそれも、日常を捨てても選んだと言う確固たる共通目標をもたせてます。そして、すでにそれは戻れない状況に来ているトコロから話は始まります。正体が不明瞭な登場人物たちは各々の思惑からだんだんと。...
閉ざされた空間で、段々と消されていく。誰がなんのために。王道です。が、その集団に一つの共通のそれも、日常を捨てても選んだと言う確固たる共通目標をもたせてます。そして、すでにそれは戻れない状況に来ているトコロから話は始まります。正体が不明瞭な登場人物たちは各々の思惑からだんだんと。っていうもつれ方も王道なんですけど、そうは言っても集まった者たちは、そこらへんを超越した絶対命題があるはずなんだから、それはどうなるんだ、それはどうするんだと、加速度的に話は進んでいきます。最終的にタイトルが非常に腑に落ちます。
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那須高原にある保養所に集まった、絵麻をはじめとする十人の男女。 彼らの目的は、自分たちを不幸に陥れた企業「フウジンブレード」の幹部三人を、復讐のために殺害することだった。 計画通り一人目を殺した絵麻たち。 次なる殺人に向けて、しばしの休息をとった彼らが次に目にしたのは、仲間の一人...
那須高原にある保養所に集まった、絵麻をはじめとする十人の男女。 彼らの目的は、自分たちを不幸に陥れた企業「フウジンブレード」の幹部三人を、復讐のために殺害することだった。 計画通り一人目を殺した絵麻たち。 次なる殺人に向けて、しばしの休息をとった彼らが次に目にしたのは、仲間の一人の変わり果てた姿だった―。 (アマゾンより引用) めっちゃ死ぬやん。 結局復讐は出来たんだろうか?
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