消えた子供 トールオークスの秘密 の商品レビュー
普通に面白い けれど一度で充分 われら闇より天を見る の成長ぶりが凄まじい 次回作も読ませていただきます
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場面転換が頻繁すぎて、半ばまで人間関係を飲み込むのが大変。翻訳口調に違和感大。結局、町が主役なんだから原題のママが良かったんじゃ?
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ミステリなんだけど、名探偵や名刑事が登場するわけでもなく、子供の行方不明事件を軸に、とある町に住む人々の群像劇としての要素が強い。 登場人物はやたらとたくさんいて、それぞれが少しずつ関わりを持っているというのは群像劇の常道。舞台となるトールオークスという町が米国のどの辺にあるの...
ミステリなんだけど、名探偵や名刑事が登場するわけでもなく、子供の行方不明事件を軸に、とある町に住む人々の群像劇としての要素が強い。 登場人物はやたらとたくさんいて、それぞれが少しずつ関わりを持っているというのは群像劇の常道。舞台となるトールオークスという町が米国のどの辺にあるのかとか、この狭い町にどんな産業があって皆んなどうやってその結構裕福そうな生活を成り立たせているのかとか、バックグラウンドはほとんど説明されない。それぞれのエピソードを繰り返す中で、彼らの人間性が少しずつ深く印象に刻まれていく。 で、けっこうアツい場面もあったりするし、真相はセンセーショナルだったりもする。ユニークな小説だと思う。
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シリアスなのかシニカルなのかユーモラスなのか不思議なテイストの一冊でした。マニーというちびっこギャングの存在が浮いてるだけかもしれないけど何故か彼のセリフと行動が一番心に染みました。雑多な登場人物の中で彼が一番まっとうかも。
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結末はさておき、マニーの存在がとても楽しく、心和むものだった。トールオークスの街の人々の群像劇としての一面もある本だった。
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読み応えあり。今すぐ再読したくなる。 予想のつく結末と意外な展開が入り混じる。沢山の人が登場するが、それぞれに人生があることがじわじわわかってくる書き方も面白い。マニーの魅力にやられた感もある。 今年読んだ中で一番。
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子供ものは読むのがつらくて好きじゃないんだが、導入がうまくて読まされる。 人物が多いので紛らわしくちょっと煩雑。途中でだいたいこうかなと思ったら、そうだった。 ただ、叙述がうまいのか人物造型がいいのか、次作も読んでみたいと思う妙な魅力がある。
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小さな町で3歳の子供が行方不明に。初めはニュースになりマスコミも騒ぐけれどそれも一時的なもの。町は次第に以前のように戻ったかに見えるけれど日常の中にこれまでとは違ったものがある。同じようで同じではなくなっている。その微妙な変化、知らず知らずのうちに町の人を、近所の人をこれまでの見方では見れなくなっていく変わりようが絶妙。家族、友人、恋人、それぞれの関係性のなかで少しずつあぶり出されていくもの、気づかされること。そのひとつひとつは派手ではないけれどその分じっくりと読ませてくれる。そのなかにあってマニーの存在がいい。ギャングになりたがり、映画ロッキーに憧れる。口が悪いけれどどこか憎めない。さりげない伏線に驚かされたりと読み応え抜群の物語。
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