音叉 の商品レビュー
連続刊行三冊目。今回は家族から虐待された少女が海に身を投げて…ゴーリーにしては珍しく勧善懲悪で、うん?普通?と思いますが、やっぱりちょっと違うのです。柴田さんの韻を踏む訳は流石です。最後の散文訳も綺麗でそれもとても良かった。訳者あとがきにある、この本の謎の出版経緯もとても興味深く...
連続刊行三冊目。今回は家族から虐待された少女が海に身を投げて…ゴーリーにしては珍しく勧善懲悪で、うん?普通?と思いますが、やっぱりちょっと違うのです。柴田さんの韻を踏む訳は流石です。最後の散文訳も綺麗でそれもとても良かった。訳者あとがきにある、この本の謎の出版経緯もとても興味深く読みました。この緻密な絵を二度書いたらしいと知ってびっくり。さらにこの本のいろいろな不思議な部分が、解説により説明されていたのもとても良かったです。いつもとちょっと違う、でもやっぱりゴーリーな世界を楽しみました。
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- ネタバレ
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月イチ絵本。 うーむ。 ゴーリーらしくもありゴーリーらしくなくもあり。 相変わらずである。 一般的には鼻つまみのシオーダが読者の同情を買うようだが、僕にはどうにもこの子が好きになれん。 鼻をつまんでしまいそうである。 いわゆる「うざいやつ」なんじゃないかなと想像しながら読んでしまったからか? というわけで僕も風呂場で溺死。
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家族は悲劇に見舞われますが いつもよりは ややソフトに思えてしまいます ゴーリーにしては という事ですけど 虐待を受けていたシオーダが 幸せになれたのが 救いでしょうか しかし これもシオーダが 死んだ後の夢かもしれませんし もしかしたら 呪いかも と思えますね
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ゴーリーの絵本は、奇妙さがクセになる。 わけわからわからない。 奇妙さがクセになる。 タイトルが「音叉」なのは?うーーーん、わからない。 何度も読み返してみても、明るい気持ちにはならないストーリー。 けれど、不思議と救いないような重たい気持ちにもならないのは、妖怪が愛嬌ありかわい...
ゴーリーの絵本は、奇妙さがクセになる。 わけわからわからない。 奇妙さがクセになる。 タイトルが「音叉」なのは?うーーーん、わからない。 何度も読み返してみても、明るい気持ちにはならないストーリー。 けれど、不思議と救いないような重たい気持ちにもならないのは、妖怪が愛嬌ありかわいかったりするからか。。 例えようのない不思議な後味、不思議な余韻の残る絵本。
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奇妙で残酷。 でもちゃんとストーリーがある。 家族の嫌われ者であるシオーダの物語。 あとがきで訳者の柴田元幸さんが書かれているように、「異色作家の異色作品ということは、マイナス1かけるマイナス1がただの1になるように、普通の作品になるのではないか?その疑念は、ある意味正解である...
奇妙で残酷。 でもちゃんとストーリーがある。 家族の嫌われ者であるシオーダの物語。 あとがきで訳者の柴田元幸さんが書かれているように、「異色作家の異色作品ということは、マイナス1かけるマイナス1がただの1になるように、普通の作品になるのではないか?その疑念は、ある意味正解である。」というわけだ。
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