音叉 の商品レビュー

エドワード・ゴーリー(著者),柴田元幸(訳者)

2024/10/02

家族に顧みられなかった少女が死を選んだとき…、海の底で何にも染まっていない怪物に心情を話し尽くしたとき……、共鳴はおそろしい報復の形をとる

2024/09/21

タイトルの音叉が何をあらわしているのか、訳者あとがきを読んでもイマイチ理解できなかった。モンスターと少女が共鳴したところにかかっているんだろうか。ゴーリーにおいては異色な作品で、普通の意味では普通の作品。

2024/08/16

タイトルの『音叉』とストーリーの関係があんまりわからなかった。ストーリーは日本昔ばなしみたいだと思った。シオーダも妖怪も同じ存在なんじゃないかなあ。

2022/11/30

子どもが死なない(もしかしたら死んでいるのかもだけど)本作。毎度のことながら、ぶつ切りにされたシーンを繋いでも何を伝えたいのかまではわからない。ゴーリーにしては単純な、言ってしまえばどこか勧善懲悪的な構成が物珍しくもありました。

2022/04/23

タイトルに惹かれ手に取った
不思議な物語
復讐譚

最後まで
タイトルの意味はわからず

音が震える　共鳴する
あの感覚を意味するのだろうか

2022/03/17

エドワード・ゴーリーらしからぬ作品
こんなに普通に良い話が
エドワード・ゴーリーがかくと
途端に異端になる
不思議な作家

2021/04/24

ゴーリー的には珍しい悪者がちゃんと懲らしめられるお話。あごひじついて話を聞いてあげる怪物がかわいい。
シオーダはなぜ水中で息を？怪物はどうやってバスタブに？裏表紙の逆さまに沈んだバスタブはなに？やっぱり疑問は多いけど、それでこそ面白い。

2021/03/31

初めてのゴーリー本。なんだか得体がしれない。よくわからないが、もっと他のも読んでみたいと思うのは、まんまとエドワードゴーリーの世界にはまっているのだろか。

2019/07/06

家族に疎外されていたシオーダが海の底で出会った怪物，これが何とも不思議な力でシオーダの代わりに復讐を果たす．ランプの精のような力を持っているのかな．柴田さんの訳はいつもながらゴーリーの作品にぴったり．

2019/06/22

内容はとても好きだけど、この訳し方があまり好きではない。読みづらいしなんか疲れる。普通に訳してくれればもっと絵に集中できるのに…。といつもゴーリーの絵本を読む度に思う。