おなじ月をみて の商品レビュー
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少年はなぜ手当てをするのか、何を待っているのか… ラストが意外。小さい子なら普通にやさしい男の子のお話として読むかもしれない。それでもいいと思う。
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〝「ママ! 外にライオンがいる!」・・・ハンハンは、待っていました。ずっと窓の外を見て、待っていました・・・ケガをして弱ったライオン、象、鶴が、ハンハンのもとにやって来ます。 手当てのあとは、動物たちと肩を並べ月を眺めます。・・・そんなある日 「ママ!外に誰か来た!」・・・ず―っと待っていたお父さんが戦地から帰ってきました。 傷を負って・・・。「ぼく、毎日、月を見て、パパのことを考えてたんだ」「パパもだ。毎日、月を見て、おまえたちのことを考えていたんだ」・・・〟戦争、平和、愛と憎しみ、すべては同じ空の下、月の輝く下でおきていること・・・。
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文章はさらっと読める。 注目させたいのは絵の方かと思う。 少年がどうしてずっと待っているのか。あるいは家から出ないのか。 帰ってきたお父さんの足が悪いのはどうしてか。 おなじ月の絵の中に戦闘機があるのはどうしてか。 だれとおなじ月をみているのか。 その辺を手がかりに平和について考えることができるのかと思う。
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動物が出てきてほのぼの。月が満ちていって…、と思ったら、ハンハンのお父さんは軍人さん。満月の空には戦闘機。 台湾の作者さんだけど、何を表現してる?100まで数えてもとに戻って繰り返す意味は?何を意味してるのだろう。
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戦地から帰ってくるお父さんを待つ、男の子のおはなし。 ライオンの足の釘で、アンディを思い出さない人はいないと思う・・
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抒情的で美しい表紙。少年と動物のファンタジーかと思ったら、いい意味で裏切られる。ずっと窓の外を見ている少年。その少年のもとを訪れるけがをしている動物たち。手当をしてあげた後の平和な時間。鳥が飛ぶ月夜と、戦闘機が飛ぶ月夜。色々な対比があり、伏線があり、その意味がわかったときに心に響...
抒情的で美しい表紙。少年と動物のファンタジーかと思ったら、いい意味で裏切られる。ずっと窓の外を見ている少年。その少年のもとを訪れるけがをしている動物たち。手当をしてあげた後の平和な時間。鳥が飛ぶ月夜と、戦闘機が飛ぶ月夜。色々な対比があり、伏線があり、その意味がわかったときに心に響く。様々なことが読み取れる構成がみごと。
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